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SF:第1戦鈴鹿公式予選 ついに飛び出した1分35秒台!!#37中嶋一貴が通算5回目のPP獲得

ついにでた1分35秒台!!

2017全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦「NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース」の公式予選が4月22日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、1'35.907を叩き出した#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が通算5回目のポールポジションを獲得した。
予選2番手の#2国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)も1'35.997につけるなど、今回も終盤まで接戦が展開された。

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公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。
予選Q1は各車午前中に使用したユーズドタイヤを装着して走行を開始、残り時間が7分を切ったあたりでニュータイヤに履き替えるといういつもの展開。
ここでトップに立ったのが#37中嶋。1'36.465と早くも2014年にアンドレ・ロッテラーの記録した1'36.996のコースレコードを破ってみせた。
結局Q2進出を果たした上位14人がトップから1秒以内という接戦になり、そのうちの8人がロッテラーのレコードタイムを上回るという結果になった。
投入から4シーズン目に突入したSF14シャシーだが、エンジンやタイヤの進化がタイムアップに結びついたと言えるだろう。
なお、注目のルーキーの一人、マカオGPで2勝のフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)は終盤痛恨のコースアウトを喫し、15番手で予選を終えた。
チームを移籍した#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)はシフトチェンジと燃料ポンプの不具合から予定外のピットイン、アタックのチャンスを逃し18位、新規参戦のB-MAXからエントリーの#50小暮卓史(B-Max Racing team SF14)に至ってはまさかの最下位という結果に終わった。

予選Q2に入るとタイムはさらに上がり、前年王者の#1国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)が1'36.083を叩き出してトップに。チームメイトの#2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)も1'36.241とセルモインギングが1-2を占める。
#37中嶋も1'36.310と自己ベストを更新して3位につけた。
昨年度のGP2チャンピオンで今季無限からエントリーする#15ピエール・ガスリー(TEAM無限SF14)も1'36.654で7番手につけ、見事初戦からQ3進出を果たした。

そして注目の予選Q3。
アウトラップともう1周のウォームアップ走行を終えて始まったアタック合戦は熾烈を極めた。
まずはガスリーが1'36.930とまずまずのタイムを記録すると、その直後に国本が1'35.997とついに1分35秒台のタイムを記録する。
しかしその直後、中嶋一貴は1'35.907とさらにタイムを縮めてきた。
その後方でアタックしていた#16山本尚貴(TEAM無限SF14)はセクター1で二人を上回るタイムを記録したものの、本人曰く「逆バンクとデグナーで突っ込みすぎた」とのことで僅かに及ばず3番手。しかしタイムは1'36.004とトップの中嶋からコンマ1秒も離れておらず、さらにはQ3に出走した8人のうち7人までが中嶋から1秒以内のタイムを記録するという、スーパーフォーミュラではすっかりおなじみの接戦が今回も繰り広げられた。
中嶋一貴のポール獲得はこれが通算5回目だ。

第1戦決勝は明日午後1時40分スタート。
周回数は35で最低1本のタイヤ交換が義務付けられている。
各チームがどんな作戦を用意してくるのかに注目したい。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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