全日本スーパーフォーミュラ選手権は3月31日から2日間の公式合同テストを岡山国際サーキットで行い、1日目は山本尚貴(TEAM無限)がトップタイムを記録した。
開幕前最後の公式テストを迎えた岡山国際サーキット。前日の搬入日に降った雨の影響で早朝は霧に包まれたが、日が高くなると共に気温も上がりドライコンディションの中、レギュラーマシンにHONDAテストカーを含めた計20台で1回目のセッションはスタートした。
前回の鈴鹿でのテストが雨の影響により初日午後がキャンセルになった事で今回のテストは二日間で2時間30分のセッションが4本、計10時間ものテストとなる。
今回から新しいスペックのブレーキが導入された事もあり、各車積極的に周回を重ねるが、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)のコースアウトを皮切りに計5回もの車両回収のよる赤旗中断が繰り返された。
その影響で午前のセッションは5分延長され、セッション最終盤にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がマークした1分13秒228がトップタイムとなり初日午前は終了した。
2時間のインターバルをはさんで行われた午後のセッションは、午前中より雲は多めながらも引き続きドライコンディションでスタート。
前回の鈴鹿テストでクラッシュし多くの時間を失った山本尚貴(TEAM無限)が調子を上げセッション中盤からトップタイムを維持 。最終的に1分12秒902とタイムをあげトップタイムを記録した。そこにTOYOTA勢の中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、ルーキーのストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と続き初日のテストを終えた。
1日目総合では唯一12秒台に入れた山本がトップ、午前トップのオリベイラが総合2番手、中嶋一貴、バンドーンと続いた。SUPER FORMULA岡山公式テストは翌4月1日にも行われる。
Photo:H.P.Works