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SGT:第2戦富士公式予選 両クラスコースレコード続出の中、#12カルソニックGT-Rが3戦ぶりのPP獲得!

オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式予選が5月3日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)、GT300クラスは#55ARTA BMW M6 GT3(高木真一/小林崇志組)がポールポジションを獲得した。

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公式予選は午後2時30分よりノックアウト方式で行われた。
当日の天候は晴れ。終始ドライコンディションでの走行となった。

予選Q1
GT500クラスはいつものように残り時間が7分を切ってからようやく全チームが動き出す展開。
2〜3周のウォームアップののち、本格的なタイムアタックが始まった。
ここでいきなり#46S Road GT-Rの千代勝正が1’27.366のコースレコードを叩き出す。従来のレコードは昨年の同大会でロニー・クインタレッリが#23モチュールGT-Rで記録した1’27.552だった。
公式練習トップの#12カルソニックGT-Rも1’27.931で2番手につけ、#24フォーラムエンジニアリングGT-Rが3番手と、終わってみればニッサンGT-Rは参加全4台がQ2進出を果たすことになった。
レクサス勢は#38ZENT、#39デンソーの2台、ホンダ勢は#15ドラゴモデューロと#100レイブリックの2台が生き残った。

GT300クラスは上位3台が昨年樹立されたコースレコードを上回るハイレベルの戦いとなり、#55ARTA M6の高木真一がトップ。2番手には終盤見事な追い上げを見せた#88マネパランボルギーニの平峰一貴がつけ、#7Studie M6のヨルグ・ミューラーが3番手。
以下トップから1秒以内に10台という接戦の中、トップから1.304秒差の#31プリウスの嵯峨宏紀までがQ2進出を果たしたが、前回優勝の#65LEON AMG GT3は18番手に終わり、惜しくもここで予選を終えることになった。

予選Q2
GT500クラスはQ1以上にペースが上がり出走8台中5台が1分27秒台に入る接戦に。
まずは#12オリベイラが1’28.118でトップに立つと、#1ロニー・クインタレッリが40kgのウェイトハンデをものともせず1’27.987を叩き出す。続いて#46本山哲も1’27.708を記録。
するとオリベイラは次の周に1’27.453とタイムを縮めて再びトップに立った。
このタイムはQ1の千代には及ばないものの昨年のレコードを上回るものだ。
これにより#12カルソニックGT-Rは昨年の第7戦オートポリス以来3戦ぶりにポールポジションを獲得。2番手に#46S Road GT-Rがつけ、ニッサン勢が1-2という結果に。
3位の#38ZENT RC Fを挟んで4位には前回優勝の#1モチュールGT-Rがつけた。

GT300クラスも出走14台中7台が昨年のコースレコードを更新する激しいタイムアタック合戦となり、4周めに1’35.707を小林が叩き出した#55ARTA M6がQ1、Q2を共にトップで終えて今季初ポールを獲得。2番手には前回の岡山でポールポジションを獲得した土屋武士の駆る#25Vivac 86MCがつけ、昨年コースレコードを樹立した中山雄一も1’36.036とタイムをさらに縮めて3番手につけた。

第2戦決勝は明日午後2時より110周(500km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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