F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第7-8戦公式予選 好調#37小高が連続ポール!!

FIA-F4選手権第7-8戦の公式予選が7月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ポイントリーダーの#37小高一斗(FTRSスカラシップF4)が1’23.758、1’23.802を記録して2戦連続ポールを獲得した。

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第5-6戦オートポリスが中止となったため、スーパーGT同様に約2か月半ぶりの開催となるFIA-F4。

公式予選はスーパーGTの赤旗中断の影響で当初予定より7分遅れの午前11時22分より30分間で行われた。

ところが始まってすぐに#51牛井渕琴夏(Silver Star Racing)が最終コーナーでクラッシュしたため赤旗中断。

各ドライバーともウォームアップを終えてこれからアタックというタイミングで出鼻をくじかれた格好だ。

前回第4戦でポールポジションを獲得し、決勝でも2戦連続で表彰台に上がった#50澤田真治(B-MAX RACING)もギヤボックストラブルのためノータイムでこの予選を終えることになった。

51号車の回収ののち再開された予選で最初にトップに立ったのは#88川端伸太朗(SUCCEED SPORTS)で1’24.366。

しかしすぐに小高が1’23.802を叩き出してトップに。小高としては23秒台が出ればもう誰も追いつけないだろう、と予測していたようだが、その予想に反して#11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT)が1’23.801とわずか1000分の1秒上回ってトップに立つ。

これをみてとった小高は再アタックを敢行。すでにタイヤ性能のピークは過ぎていたとのことだったが、それでも1’23.758までタイムを縮めてトップを奪い返し、セカンドベストタイムでも大湯を上回って第7戦、第8戦ともにポールポジションを獲得した。

大湯は一旦タイヤをクールダウンして最後にもう1回アタックするつもりだったが、終了5分前に#88川端がSPコーナーでクラッシュ、この予選は赤旗終了となってしまったため、その目論見はかなわなかった。

それでも2戦連続のフロントロースタートはこれまでで最高の結果だ。

小高、大湯に続いて3番手につけたのは#9阪口晴南(HFDP/SRS/コチラレーシング)。明日の第8戦でも坂口は3番手からスタートすることになった。

第7戦決勝はこのあと午後4時20分から、第8戦決勝は明日午前10時15分から、いずれも15周で行われる。

第7戦、第8戦PP #37小高一斗(FTRSスカラシップ)のコメント
走り始めからずっと調子が良くて、今回はいけるんじゃないかなと思っていました。予選は23秒台に入れておけば大丈夫だと思ったんですが、大湯選手についてこられちゃったんで、ヤバイと思って最後ギリギリまで攻めてタイムを出しました。ロングランも練習から速いタイムで走れてるんで、決勝は問題ないと思います。富士みたいにバトルが出来るコースじゃないんで、スタートちゃんと決めて。自分がミスしない限り抜かれないと思うんで、集中して走ります。
第7戦、第8戦2位 #11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT)のコメント
ポールとりたかったんですけど、あと少し足りなかったなと。自分の判断で一旦ピットに入ってタイヤを冷やそうと思ったんですけど、それが結果的に良くなかったです。結果的にはドライバーとして甘かったなと。練習の時からちょっとした温度の変化でだいぶタイムが変わったりしていたので、それを踏まえた上でも選択がまずかったです。決勝はスタートで2番以上、できればトップを取りたいです。なかなか抜けないんで。タイムが僅差だと自分の得意なところで詰まってしまい、徐々に離されちゃうので。
第7戦、第8戦3位 #9阪口晴南(HFDP/SRS-F/コチラレーシング)のコメント
練習走行から厳しい状況が続いていて、5、6番あたりが取れればな、という感じでした。昨日チームと考えて、予選はいい方向に持って行けたと思います。もうちょっとという状態の割に順位は悪くなかったなという感じです。赤旗の影響はありませんでした。もう結構走ってて、ピットに入っちゃいましたから。23秒は速いと思いますけど、決勝はあのタイムは出ないと思います。グリップの下がった中でどうなるか、というのが決勝のポイントだと思います。とりあえず落ち着いてスタートを決めて、相当抜けないコースなんで序盤で前に出て、という感じにしたいです。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiryoyuki MINAMI


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