スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿公式予選 ST-Xクラスの永井宏明/佐々木孝太/佐藤敦組が今季2度目の総合ポールポジション

 スーパー耐久シリーズ第6戦は24日、三重県の鈴鹿サーキットでA,Bドライバー総合タイムによる公式予選を行い、ST-Xクラスの永井宏明/佐々木孝太/佐藤敦組(ARN AMG SLS GT3)がトータル4分04秒428で総合のポールポジションを獲得した。

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 薄雲はあるものの過ごしやすい秋空の下、午後2時より公式予選が始まった。A、Bドライバーがグループ1(ST-X、ST-2、ST-3クラス)、グループ2(ST-4、ST-5)に分けられ、それぞれ20分間ずつのセッションでのトータルタイムで予選順位が決定する。

 ST-Xクラスは、Aドライバー予選でARN AMG SLS GT3の永井宏明が開始7分あたりで2分2秒615をたたき出すと、このタイムは誰にも更新されず、このセッションをトップで切り上げる。2位に続いたのはスリーボンド日産自動車大学校GT-Rの星野敏でトップとのタイム差は0秒853。

 Bドライバー予選ではスリーボンド日産自動車大学校GT-Rの藤井誠暢がこの0秒853差を逆転すべく終盤に猛アタックを敢行し、2分0秒999のタイムをたたき出すも、トータルでわずか0秒039及ばず、永井組が第3戦の富士スピードウェイに続き今シーズン2度目の総合ポールポジションを獲得した。2位には星野敏組が、3位にはGTNET ADVAN C-WEST GT-Rのガミさん組が続いた。

 ST-2クラスはすでにチャンピオンを確定しているDAMD MOTUL ED WRX STIのAドライバー・大澤学とBドライバー・松田晃司がともにトップタイム。文句なしにポールポジションを獲得した。2位には新菱オートDIXCELエボⅩの冨桝朋広/菊地靖組が、3位にはGRGランサーーEVO Ⅹの田ヶ原章蔵/岡本武之が付けている。

 ST-3クラスはAドライバーでSARD Racing RC350の柴田優作が、Bドライバーで ムータレーシングTWS IS350の阪口良平がトップタイムを記録したが、総合では柴田組がポールポジションを獲得した。2位にはランキング2位からチャンピオンを狙う岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34の長島正明/田中徹組が、3位に入ったランキングトップのasset ingsテクノRC350の前嶋秀司/佐々木雅弘組に先行した。

 激戦のST-4クラスは、現在ENDLESS.ADVAN.86の山内英輝/村田信博組とポイントリーダーで並ぶ埼玉トヨペットGreenBraveの番場琢/服部尚貴組がポールポジション。PPポイントの1ポイントを追加し予選で単独トップに躍り出た。2位にはTRACY SPORTS ings SSR S2000の藤田竜樹/吉本晶哉組が、3位にはニールレーシングwithセイコーSSR亜衣の玉江浩明/杉原直弥組が入った。チャンピオンを争う山内組は9位と出遅れた。

 ST-5クラスはすでにチャンピオンを決めているBRP☆J'S RACINGフィットの大野 尊久/梅本淳一組がポールポジション。2位にホンダカーズ野崎with CUSCO & BOMEX FITの山下潤一郎/山田英二組が、3位にピースMS制動屋フィットRSの川村剛士/黒田保男組が付けている。

 決勝レースは明日25日、午後1時より3時間レースとして行われる。

■ポールポジションを獲得したARN AMG SLS GT3のドライバーコメント

Aドライバー・永井宏明
st-rd6-q-arn  「前回はウェットコンディションでしたが、今回はドライでポールを取れたのでうれしいです。タイムを早めに出してもう1回とがんばったんですが、シケインで他のクラスのマシンに引っかかったときにスピンしてしまいました」
Bドライバー・佐々木孝太
 「永井選手がすごいタイムを出したので負けるわけにいかないし、クルマもセットアップがいい方向に行って、なんとか地元でポールを取りたいと思っていたので、ぎりぎり取れて良かったです。あしたはせっかくのポールなのでみんなでつないで最後は笑顔で終わりたいです」
Cドライバー・佐藤敦
 「足を引っ張らないようにしたいと思います。ぼくが出たレースは全部ポールなんで、勝利の女神にもなりたいですね」
Text: Yoshinor OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Miroyuki MINAMI


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