スーパー耐久

S耐:第3戦富士 大野尊久/梅本淳一/井入宏之/チャールズ・カキン組がST-5クラス優勝 (J'S RACING)

  • スーパー耐久シリーズ2015 第3戦 富士SUPER TEC
  • 7/4・5 静岡県・富士スピードウェイ
  • ST5クラス ゼッケン:69
  • 車名:BRP★J‘S RACINGフィット
  • ドライバー:大野尊久/梅本淳一/井入宏之/チャールズ・カキン
  • 予選:クラス1位 決勝:クラス1位

 ポイントリーダーを維持したまま迎えた第3戦。世界でも類を見ないストレートを誇る富士スピードウェイでのレースは、シリーズ最長となる8時間耐久レースです。

 梅雨時期で天候が不安定となり荒れたレースが予想されますが、シリーズ中盤を迎えてチャンピオン獲得に向け、重要なレースとなります。

 ドライバーは前回のSUGOで活躍したチャールズ・カキン選手に加え、開幕戦以来となる井入選手が参加。最高の布陣で今回のレースに挑みました。

 以下、Aドライバー大野選手のレポートとなります。

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 今回も木曜日の練習走行からスタート。レース前に富士スピードウェイにて2日間のテストを行いました。

 ドライバーラインナップは梅本選手と私に加え、開幕戦でドライブした井入選手と前回SUGOでドライブしたチャールズ選手の四人で優勝を目指します。

 2日間のテストで車のセットアップは完成していたので、車両のチェックとテストに参加できなかった梅本選手、チャールズ選手に車の確認、コースの確認を行ってもらいました。

 テスト中も天候が移り変わったのでドライ、レイン共にセットアップを行い、決勝はどんな天候でも対応可能。ロングランテストまでできたので、完璧な状態までセットアップを完了できました。車両もドライバーも優勝を狙える状態まで仕上がっています。

 土曜日を迎え、予選が始まります。Aドライバー予選で、昨年のコースレコード更新を狙いコースイン!しかし間もなくポツリポツリと雨が…昨年のレコードを更新する事は出来ませんでしたが、クラス5で唯一2分7秒台をマークでき1位を獲得。 Bドライバー予選は井入選手の出番です。雨脚も強くなり路面はかなり濡れ始めていましたが、スリックタイヤでのアタックで見事1位をGET。総合順位ではST4クラスも数台従えるほどのタイムでした。

 この合計タイムにより、ポールポジションが確定! さらにCドライバーの梅本選手、Dドライバーのチャールズ選手もそれぞれの予選でクラストップを獲得!

 日曜日決勝。予報通りの雨となりました。

 いよいよ8時間の長丁場が始まります。スタートドライバーは井入選手が担当致しました。およそ80分のロングスティントです。残念な事に昨日の予選でライバルの#2号車がクラッシュ。決勝までに修復する事が出来ずリタイヤとなってしまったため#19号車と#71号車との三つ巴の争いになりました。

 井入選手は速いペースで後続を徐々に離していきます。雨は上がり、路面は徐々に乾きつつありました。27周目には約30秒のリードを築き、給油してスリックタイヤにチェンジ。コースレコードを出しながらさらに後続を離していきます。

 約60周を消化した所で私にドライバーチェンジ。スリックで出て行きましたが、またもや雨が降り出してきます…そこからどんどん雨脚が強くなってきて路面は完全なウェットに。

 後続とは60秒のリードがあり、様子を見ながらタイヤ交換のタイミングを伺いますが、レインタイヤとほぼ同じペースで走ることが出来たのでそのまま走行。ピット1回分稼げたので少し余裕が生まれ、落ち着いたドライビングが出来ました。

 そこから天候が悪化。霧のようになり視界不良のためセーフティカーが入ります。70秒あったリードも10秒まで詰め寄られますが、ペースカーランが終わってからも落ち着いて走行し、周囲がレインタイヤで走る中でスリックのまま何とかやり過ごしました。雨が上がりかけてきた時に再び井入選手にバトンタッチ。タイヤも温存できたので、そのままタイヤ交換なしてコース復帰できました。 この時点でさらに+20秒のリードを手にし、安定して周回を重ねます。

 ここまででレースの約6割を消化。後続のピットインなどもあり、最終的には約80秒のリードを築きますが8時間の長丁場のレースです。まだまだ何があるかわからないので安心は出来ません。井入選手からチャールズ選手へ交代します。

 チャールズ選手も2スティントのロング走行を非常に安定したペースで周回を続けます。いよいよ後半にさし掛かり、車への負担が気になってきます。8時間の長丁場ですので完璧な整備をしていてもレーシングスピードで走り続けると言うことはハブやドライブシャフトなどへの負担は計り知れないものがあります。後続車との差も1Lap築けましたのでペースを少し落とし、車両の負担を減らす事をチャールズ選手に指示。ゴールへ向かいます。いよいよ最後の締め、梅本選手の登場です。

 給油&各部点検を行いコースへ送り出します。梅本選手の走りは貫禄のある走りで、しっかりとゴールも見つめみんなの思いを運んでいきます。

 8時間をトラブル無く走りきり、いよいよチェッカーを迎えます。完璧なレース運びでミス無く8時間を走りきることが出来ました。

 メカニックの皆さん、ドライバー、サポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした! チーム全員の力で次に繋がるとても良いレースが出来たと思います。

 最後にスポンサー様、梅本会長、奥村代表をはじめ、チームの皆さん、関係者の方々にとても素晴らしいレースをありがとうございました。大変感謝しております。

 素晴らしい体制で、皆様のおかげで皆様と一緒に一番高い所に上ることが出来ました。本当にありがとうございました。感謝感激です!

 次戦九州オートポリス8/1~2も優勝目指して頑張ります! どうぞ宜しくお願い致します。(大野 尊久)

 次の第4戦は九州のオートポリスに無頼を移し、8/1・2に開催。このレースで勝てればBRP×J’S RACING#69号車のシリーズチャンピオンに王手が掛かります! 引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

J'S RACING Press Release


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