スーパーGTは3月11日、開幕第1戦の行われる岡山国際サーキットでメーカーテストを行った。GT500クラスはニッサン勢が主体で全4台が参加。これにヨコハマタイヤを履くトヨタのWedsSport ADVAN RC Fが加わった。GT300クラスはGT-Rが3台、SLSが1台参加し、計9台でのテストとなった。
午前10時から午後12時まで行われる予定だった1回目のテストは、午前8時頃から降り始めた雪のため路面はウェット。天候の回復を待ったが、午前11時過ぎにはキャンセルとなった。
午後からは天候も回復。ときおり日も差し、ドライコンディションとなった午後2時10分から4時20分まで各車、精力的にテストを行った。
GT500クラスのニッサン勢は全車2015年仕様のエアロパーツを装着。チームメートのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがけがで不参加のため、一人で51周を回った安田裕信(カルソニックIMPUL GT-R)が1分20秒381でトップタイムを記録した。2位には本山哲/柳田真孝組(S Road MOLA GT-R)が、3位には脇阪寿一/関口雄飛組(WedsSport ADVAN RC F)が付けた。
4位はディフェンディングチャンピオンチームの松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)が、5位には佐々木大樹/ルーカス・オルドネス組(D'station ADVAN GT-R)が続いた。
GT300クラスのGT-Rはすべて2015年仕様。ドライバーを一新したゲイナーのアンドレ・クート/千代勝正/富田竜一郎組(GAINER TANAX GT-R)が1分27秒227でトップタイムを記録。チームメートの高星明誠が鈴鹿でのF3のテストで不在のため、一人で走り込んだ星野一樹(B-MAX NDDP GT-R)が2位。3位に黒澤治樹(LEON SLS)が、4位には高森博士(DIJON Racing GT-R)が付けた。
このテストは12日も行われ、14~15日の岡山ファン感謝デー&公式テストではほぼ全チームが参加。4月4日にいよいよここ岡山国際サーキットで開幕第1戦が開催される。
Photo: Hiroyuki MINAMI