SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGO JRPサタデーミーティング 野尻智紀「予選は4秒台に入るかも。バンドールンを近くで見てみたい」

 スーパーフォーミュラ第6戦の予選日、恒例のJRP主催によるサタデーミーティングが行われた。今回は、エンジンを供給する本田技術研究所の佐伯昌浩氏と昨年のSUGOウィナー、野尻智紀が出席した。

佐伯昌浩(本田技術研究所)
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 「去年もここまで勝てて無くて今年も結果的に勝てていなのでここでは勝ちたいと思います。今年はフリー走行までは順調に来ているんですが、予選でうまくいかなかったり、決勝で出遅れてしまったりで、結果に結びついていません。今回はホンダエンジンで予選上位を占めてもらって、決勝でスタートを決めてもらいたいですね。エンジンは去年から今年にかけてパワーバンドを広げ使いやすくしました。後半はそれにパワーを上乗せしています。このレギュレーションでは終わりはどこにあるんだろうかと思うほど目標を上に設定してます。自然吸気のエンジンだと限界が見えていますが、燃料流量制限になると、パワーを出せば熱効率に跳ね返ってくるので、その部分を追求していくと、これもできるということが増えてきて、新たな領域の世界に入りつつあるのかと思います。F1エンジンの開発もすぐ横で見ていますが、ノウハウが回ってきている部分もあります。ただ、燃料もレギュレーションも違うのでそのまま同じように使えるわけではありません」
野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION)
sf-rd6-jrp-nojiri  「去年あれだけ走れたのでここは自分でもわくわくして昨日は寝られませんでした。気持ちが先走らないように冷静にいるのが大変です。最終コーナーは今日も飛び出しそうでした。いまの段階でも最終コーナーは半分くらいしかアクセルをオフして無くて、Q3だと一瞬抜いてその後踏切で行く覚悟で行かないとトップを取れないと思います。フリー走行も5ラップくらいしているタイヤを履いて大きなミスもしている中で5秒8とかだったので、予選では4秒台が見えると思います。本気で危ないです。写真撮る方も気をつけて見てた方がいいですね(笑)。(GP2王者のストフェル・バンドールンが来季SFに乗るという噂について)松下選手に聞いたんですが、すごく速くてミスもないし、彼でも手の届かないところにいる選手だと言っています。松下選手も速くて能力があるので、どれぐらいすごいのか近くで見たいですし、SFドライバーもみんなそう思ってるんじゃないでしょうか」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI


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