PRESS RELEASE
■SCRシリーズ2015年第4戦レースリポート
2015スーパーカーレースシリーズ第4戦はNAORYU/佐々木孝太組が逆転で第2戦以来の今季2勝目をマーク!
2015スーパーカーレースシリーズは5月9日に行われた第3戦に続き、10日第4戦の決勝が行われた。第4戦はプラチナ中心のBドライバー予選の順にグリッドに並び、そのBドライバーがスタートを担当。カテゴリーⅠはPP(ポール・ポジション)を獲得したディレクションレーシングの横溝直輝(フェラーリ458Italia GT3)がスタートからトップを守って14周終了でピットイン。ジェントルマンドライーバーのシュ・ウェイに交替。同じ周に2位アゲアゲレーシングの佐々木孝太(フェラーリ458Italia GT3)もピットインしてNAORYUにバトンタッチ。ピットイン直前の1位、2位の差は約8秒。だが第3戦優勝で横溝組にはピットストップ、プラス15秒のハンディがあり、2台が再スタートした時は逆にNAORYUが前でコースイン。これを追うシュだったがその差はじわじわと広がり、最後は13秒あまりのギャップを築いてNAORYUがフィニッシュ。第2戦以来の今季2勝目を手にした。
カテゴリーⅡも逆転でポルシェ911 GT3 CupのJ.TAD/吉田広樹組が初優勝!!
カテゴリーⅡはTeam RIGHT WAYの吉田広樹(ポルシェ911 GT3 Cup)がPPからスタートしたが、クラス3位スタート、第3戦で優勝を飾った影山正美(ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4))が追い上げて4周目に吉田を抜いてトップに浮上。だが吉田もくらいついて、影山にとっては思うように差が広がらない状況。その影山が12周目にピットインし上野嘉三に交替。吉田は14周目にピットイン。J.TADに後半を託す。影山がピットインした時2位吉田とは6秒近い差があったが、影山組は第3戦の優勝でピットストップ時間に15秒加算。一方の吉田は第3戦3位でプラス5秒。この10秒差が効いた。TADは上野の前でコースイン。逃げるTAD、追う上野。しかしその差は縮まることなく、TADが19秒あまりの差をつけてフィニッシュ。うれしい初優勝となった。
レース開始前のグリッドにはオフィシャルレースクィーンが華を添え、沢山の関係者が各チームの出場車を称えた。3戦に続きオフィシャルレーサーである夏野愛子さんが先導車を務めた。
■ドライバーコメント
カテゴリーⅠ優勝:佐々木孝太「昨日からマシンのセッティングを変えて良くなった。思ったよりトップと離れなかった。スタート前は1周1秒くらい離されると予想。14周でピットインする予定だったのでギャップは14秒。これならギリギリNAORYUさんが逆転できると思っていが、それが8秒差。もっと離されても良かったかな(笑)」
優勝:NAORYU「本当は追いかけて抜くつもりでいましたが、ヒーローになり損ねました(笑)。でも後半安定して走れたし次のSUGOも勝ちます」
2位:横溝直輝「もっと差を広げたかったが佐々木選手が速かった。予定では15秒以上離したかったが、途中で厳しいのが分かった。タイムハンディがなかったらかなり面白いレースになっていたと思う」
2位:シュ・ウェイ「本当にうれしい。今回のレースでクルマにも慣れて自分もレベルアップできたと思う。すごく自信になった。未定だけど次のレースにもぜひ出場したいと思っているよ」
カテゴリーⅡ優勝:吉田広樹「影山さんが速いのは分かっていた。抜かれても我慢してついて行ってTADさんに渡せばと思っていた。セッティングを変更してクルマは良くなりました」
優勝:J.TAD「後半は自分との戦いでした。なるべくタイムを安定させて無理しないで走りました。吉田君の頑張りのおかげで勝てました」
スーパーカーレースシリーズ第5戦、第6戦は7月11日(土)、12日(日)の両日、遥かに蔵王連峰を望む、緑豊かな宮城県スポーツランドSUGOで開催される。
シンガーソングライター大黒摩季さんが表彰式のプレゼンターを務める。「Kids Traffic Safety School Projects」も引き続き開催
ツインリンクもてぎのパドックでは前日に引き続いて「Kids Traffic Safety School Projects」が開催され、多くの家族連れが楽しんだ。現在復帰に向けて準備中のシンガーソングライター大黒摩季さんがスーパーカーレースを観戦後、レース終了後にSCRホスピタリティラウンジで行われた表彰式にプレゼンターとして登場。入賞の各選手にトロフィーを手渡した。
Text: Hideyasu USUIPhoto: Eiji TAKEUCHI