SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス公式練習 上位10台がコースレコードを突破!トップタイムは#24D'station GT-R

2015オートバックス スーパーGT第7戦「スーパーGTin九州300km」の公式練習が10月31日、大分県のオートポリスで行われ、#24D’station ADVAN GT-R(佐々木大樹/ミハエル・クルム組)が1’33.060と昨年樹立されたコースレコードを1秒以上上回るトップタイムを記録した。
GT300クラスは#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)が1’43.699でトップだった。

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2015年のスーパーGTもいよいよ残り2戦となった。このオートポリス大会ではウェイトハンデが1ポイントにつき1kgと半減され、これまで重いウェイトに苦しんできたランキング上位陣の争いが一層激しくなるものと期待される。
公式予選日の天候は晴れ。気温は6℃と真冬の陽気のもと、午前9時より1時間45分の公式練習が始まった。

ところがピットオープンから5分も経たないうちに#64エプソンNSXが第1ヘアピン手前のターン4でスピンオフ。車両はスポンジバリアに後ろから突っ込み、身動きが取れない状態になってしまった。
ドライバーの中嶋大祐は無事自力でクルマを降りたものの、この車両回収とバリアの修復作業のため、9時23分まで赤旗中断となってしまった。
しかし64号車のダメージは思いのほか軽かったようで、開始から1時間あまりで走行に復帰している。
また#100レイブリックNSXもトラブルからコースインが遅れ、50分が経過したところでようやくピットを離れた。

さて最初の2クラス混走でトップに立ったのは#12カルソニックGT-R。
モラルハザードポイントの累積により安田裕信が公式練習への参加を禁じられる中、J.P.デ・オリベイラが孤軍奮闘し、開始から30分で1’33.982と、従来のコースレコードである1’34.523を早々と上回ってきた。
しかし10時35分からGT500の専有走行が始まると、ヘイッキ・コバライネンの駆る#39デンソーサードRC Fがいきなり1’33.902を叩き出してトップへ浮上。
すると#24D’station GT-Rの佐々木、#37KeePer RC Fの平川亮、#15ドラゴ モデューロNSXの小暮卓史らが続々とこれを上回り、1’33.060と大幅にタイムを縮めた24号車がトップに立った。
オリベイラもここでタイムを縮めたが、1’33.210とわずかに及ばず、3位で公式練習を終えることになった。
結局、このセッションでは上位10台もがレコードを上回ることに。午後の公式予選では一体どのくらいのタイムが記録されるのか、大いに期待できる内容となった。

一方のGT300クラスはセッション序盤に1’43.699を嵯峨が記録した#31プリウスがそのままトップとなり、#2シンティアム・アップル・ロータスが1’43.776で2位、3位には#55ARTA CR-Zが1’44.221、4位に#61スバルBRZ、5位に#20アップガレージMC86とJAF-GT勢が上位を独占する結果となっている。

公式予選はこのあと午後1時30分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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