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SGT:第6戦SUGO公式予選 GT500は#46S Road GT-Rが11ヶ月ぶりのPP獲得!GT300は#55ARTA CR-Zが今季2度目のポール

2015オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT 300kmレース」の公式予選が9月19日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。
Q1、Q2ともに好天に恵まれる中で行われた予選ではGT500、GT300ともにコースレコードが相次いで書き換えられる激しいアタック合戦が繰り広げられ、GT500クラスは#46S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝組)が久々のポールポジション。GT300クラスは#55ARTA CR-Z(高木真一/小林崇志組)が今季2度目のポールポジションを獲得した。

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p>公式予選は午後1時30分よりノックアウト方式で行われた。
天候は晴れ、コースはドライ。爽やかな秋晴れのもとでの走行となった。

予選Q1
GT500クラスはいつもの通り残り時間が8分を切ったあたりから各チームがコースイン。
2周のウォームアップでタイヤに熱を入れてから本格的なアタックを開始した。
これまでにコースレコードは昨年の第4戦決勝で#18ウイダーNSXで山本尚貴が記録した1’13.667。
しかし朝の公式練習ですでに参加全15台がこれを上回るタイムを記録しており、この予選セッションでも最初にアタックを行った#39デンソーRC Fの平手晃平があっさりと1’12.850を記録すると、各ドライバー次々にこれを上回るタイムを記録。
最終的に#24D’station GT-Rの佐々木大毅が1’11.913でトップタイムとなり、コンマ7秒以内に15台が入るという接戦となった。
この結果トップからわずかコンマ3秒落ちの#17KEIHIN NSX(塚越広大)がノックアウトを喫することに。8位の#64エプソンNSX(オリバー・ターベイ)とは僅か0.14秒差だった。
このほかポイントリーダーの#12カルソニックGT-Rを始めランキング4位までのチームがここで予選を終えることになった。

GT300クラスは終盤Q2進出をめぐって激しい順位争いが展開され、上位12台が2013年の予選Q2で#61スバルBRZで佐々木孝太の記録したコースレコードである1’20.341を上回った。
その結果#31プリウスで嵯峨宏紀が記録した1’19.076がトップタイム。マザーシャシーの#25Vivac 86MCを駆る松井孝允が2番手につけ、平中克幸が1’20.401を出した#11ゲイナーSLSまでがQ2進出を果たすことに。前回の鈴鹿1000kmで優勝して100kgのウェイトハンデを積んだ#10ゲイナーTANAX GT-Rもアンドレ・クートが10番手でQ2進出を果たした。
一方、エンジントラブルにより公式練習に参加できなかった#33Excellence Porscheと公式練習でクラッシュし、フロント周りを大破した#5マッハ車検86 MCの2台は修復が間に合わず、出走できなかった。

予選Q2
GT500クラスのQ2は残り時間が6分30秒を切ったところで各車が始動。
2周のウォームアップののちに1周または2周のアタックを行い、ポールポジションを争った。
最初にアタックしたのは#37KeePer RC Fの平川亮で1’12.204。
しかしすぐに#64エプソンNSXの中嶋大祐、#100レイブリックNSXの伊沢拓也らがこれを上回り、最後に#46GT-Rの本山が1’11.607を記録してトップに立った。
MOLA GT-Rのポール獲得は昨年の第7戦ブリラム以来、11ヶ月ぶりだ。
2番手には#100レイブリックNSX、3番手には#64エプソンNSXがつけた。

GT300クラスのQ2は開始早々に#2ロータスエヴォーラの高橋一穂がヘアピンでコースオフ。
脱出を試みようとした高橋だったがグラベルに足を取られてスタックしてしまい、赤旗中断の原因を作ってしまう。これにより2号車はここで予選を終えることに。
セッションは午後2時24分から残り9分30秒で再開されたが、ここでいきなり好タイムをたたき出したのが#55CR-Zを駆る高木真一だ。
高木は最初のアタックで1’19.326を叩き出すと、次の周には1’19.107までタイムを縮めてみせた。
結局このタイムを残り12人は上回れず、55号車は第4戦富士以来今季2度目のポールポジションを獲得した。
2番手には今週末好調な#25Vivac 86MCの土屋武士がつけ、#31プリウスの中山雄一が3番手という結果になった。
ポイントリーダーの#10ゲイナーTANAX GT-Rは今週末ニュルブルクリンクで開催されるブランパン耐久シリーズ参戦のため千代勝正が欠場となったが、Q2を担当した富田竜一郎が100kgのハンデを物ともせずに8番手タイムを記録、さらなるポイント獲得にむけて好感触を得ている。

第6戦決勝は明日午後2時より81周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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