GTアソシエイション(GTA)の第5戦鈴鹿定例会見では最後に、GT500クラスの現状についても説明。
今回も予選フロントローに燃料リストリクター1ランクダウン+ウェイトハンデの車両がつくことになったが、こうした状況は各メーカーの努力やタイヤ開発の成果によるものであって、GTAとしては公平なハンデキャップ制度で運営しているという認識を持っているという。
ただし、開催コースのエスケープゾーンの広さに合わせてコーナリングスピード全般の抑制は必要としており、この点は2016年にも対策をとるとのことだ。
現行のGT500車両は空力開発に高額の資金が投入されており、これがチーム財政を圧迫しかねない状況にあるとともに、年々高まるスピードに対して既存のサーキットのエスケープゾーンが充分でなく、GTAでは安全上の観点から何らかの対策は必要という認識を持っているとのことだ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO