Japanese F3

JF3:第12戦富士決勝 PPの#37キャシディが今季5勝目を挙げて再びポイントリーダーに

f3-rd12-r-start2

f3-rd12-r-start3

f3-rd12-r-start4

f3-rd12-r-37-top

f3-rd12-r-23vs7

f3-rd12-r-7vs23

f3-rd12-r-37

f3-rd12-r-7

f3-rd12-r-23

f3-rd12-r-38

f3-rd12-r-3

f3-rd12-r-30

全日本F3選手権第12戦の決勝が5月18日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#37ニック・キャシディ(PETRONAS TOM’S F312)が今季5勝目を挙げた。
Nクラスは#38小河諒(KeePer TOM’S F306)が2位以下を30秒以上引き離す圧倒的な速さで今季9勝目を挙げた。

第12戦決勝は午後4時10分より15周で行われた。
雨は最後まで上がることはなく、終始ウェットコンディションでの戦いとなった。

ホールショットを奪ったのは予選2番手の#23高星明誠。
岡山での第10戦、第11戦を彷彿とさせる絶妙のスタートでキャシディをかわしてトップに躍り出た。
しかしキャシディは続くコカコーラコーナー立ち上がりで高星のアウト側に並びかけ、そのまま100Rで悠々と抜き去ってトップを奪い返すと、一気に後続を突き放しにかかる。
3周を終えた時点で高星との差はすでに3秒。
その後も着実にその差は広がっていった。

午前の予選を2位、1位で終え、岡山からの好調ぶりをここでも発揮していた高干しだったが、一転ウェットレースとなった午後の決勝ではクルマのバランスが思わしくなく、キャシディを追い上げるどころか後方から迫ってきた#7福住仁嶺に6周目のホームストレートで抜かれて3位に後退してしまった。

その福住はその周から立て続けにキャシディを上回るラップタイムを刻み続け、ファイナルラップでは1’52.288とこのレースのファステストラップを記録する。
しかしそれでもトップを射程圏内に収めることはできず、キャシディが今季5勝目を挙げた。

一方、前戦岡山でポイントリーダーに躍り出た#36山下健太はこのレース5位に終わったため、キャシディが再びポイントランキングトップに復帰して明日の決勝に臨むことに。
しかしキャシディ88ポイント、山下83ポイント、高星81ポイントとその差は僅か。
明日の決勝の結果いかんでは再びランキングが動く可能性が高い。

Nクラスはスタートで#30DRAGONが小河を抜いて一時トップに躍り出るが、こちらもその周のセクター3で小河が抜き返すと、そのまま一気に後続との差を広げ、最後は2位に30秒以上の大差をつけて今季9勝目を挙げた。
予選でウェットタイヤを選択したためクラス5位に終わった#3三浦愛が着実に順位を挽回して2位に。
スタートでトップに立ったDRAGONは7周目の1コーナーでオーバランした隙に三浦の先行を許し、今回も3位に終わった。

次戦第13戦決勝は明日朝10時より21周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース