Japanese F3

JF3:第17戦SUGO決勝 ポールトゥウインのニック・キャシディが優勝してチャンピオンも決める。Nクラスは小河諒が有終の美

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 全日本F3選手権第17戦は18日、宮城県のスポーツランドSUGO(1周・3.704km)で25周の決勝を行い、総合でニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)が、Nクラスで小河諒(KeePer TOM'S F306)が優勝した。キャシディはこの優勝で2015年度のドライバーズチャンピオンを獲得した。

 全日本F3レースもいよいよ最終戦。秋晴れの下、午後12時30分フォーメーションラップが始まった。

 好スタートを切ったのはポールポジションのニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)。トップで1コーナーに進入する。その後方では予選2位のルーカス・オルドネス(B-MAX NDDP F3)に同3位の関口雄飛(B-Max Racing F312)がアウトから並びかけ、2台は1コーナーを併走するも接触して関口は押し出され、その間に同4位の山下健太(PETRONAS TOM'S F312)、同5位の高星明誠(B-MAX NDDP F3)、同6位の福住仁嶺(HFDP RACING F312)に先行され、8位に落ちた。

 トップに立ったキャシディは後方の混乱を尻目に1周目に2位のオルドネスを2秒5離して戻ってきた。ここからも異次元のスピードで後続を突き放し、中盤の12周目には7秒6。21周目にはファステストラップをたたき出し、終わってみれば19秒2差でぶっちぎりの優勝を飾った。2015年のドライバーズチャンピオンも決めることとなった。また、年間チームチャンピオンもキャシディの所属するペトロナス・チーム・トムスが獲得した。

 2位のオルドネスと3位の山下はドッグファイト。一時はストレートで並びかける場面もあったが順位は変わらず。

 逆に山下は23周目のS字立ち上がりで周回遅れのNクラス・ドラゴン(B-MAX RACING F308)に詰まった際に、高星にパスされ4位に落ちることとなった。

 レースは25周を回ってこのまま終了。優勝はキャシディ、2位にオルドネスが入った。3位でゴールした高星に黄旗追い越しのペナルティーが科されたため、繰り上がって山下が3位。4位に石川京侍(TODA FIGHTEX)、5位に福住仁嶺(HFDP RACING F312)入り、関口雄飛(B-Max Racing F312)にも黄旗追い越しのペナルティーが科されたため、6位に高橋翼(HFDP RACING F312)が入った。

 Nクラスはポールポジションの小河諒(KeePer TOM'S F306)が後方にCクラスの山口大陸(タイロク・ハナシマ28号)を挟んでいたため予選2位の三浦愛(EXEDY RACING F307)は2グリッド後ろ。難なくトップで1コーナーを通過すると、2位に三浦、3位にドラゴン(B-MAX RACING F308)と続く。

 2位三浦はトップ小河とと遜色ないタイムで追う場面もあったが、届かず。優勝は小河、2位に三浦、3位に周回遅れとなったドラゴンの順でゴールした。

 2016年の全日本F3選手権は4月に鈴鹿サーキットで開幕する予定だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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