Japanese F3

JF3:第7戦岡山決勝 #36山下今季3勝目。Nクラスは#38小河が父に捧げる独走優勝で今季5勝目をあげる

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全日本F3選手権第7戦の決勝は、ポールシッターの#36山下健太(PETRONAS TOM’S F312)がスタートでトップに立ち、そのまま逃げ切って今季3勝目を挙げた。
Nクラスは#38小河諒(KeePer TOM’S F306)が独走優勝。父親の小河等さんの命日に見事な走りで今季5勝目を捧げることになった。

第7戦決勝は5月24日午後0時50分より25周で行われた。
スタートでの動き出しは予選2番手の#37ニック・キャシディが勝ったが、山下は巧みな牽制でトップを守って1コーナーへ。
しかしキャシディも離されずに山下を追走。
レース序盤はコンマ7秒ほどの間隔を保って緊迫した戦いが続いたが、次第にその差は2秒ほどまで広がっていった。
一時は山下が周回遅れに引っかかったことでコンマ9秒差まで縮まる場面もあったが、山下は落ち着いて安定したペースで周回を重ね、最後までキャシディに付け入る隙を与えなかった。
これで山下も今季3勝目。ランキングは2位で変わらないもののキャシディとの差をわずかに縮めて次戦の富士へ向かうことになった。
3位には昨日に続いて#23高星明誠が入った。

一方のNクラス。
予選トップの小河にとっては絶対に負けられない特別な日だった。
今から13年前の今日、鈴鹿サーキットで父小河等さんが全日本F3000選手権の決勝レース中のアクシデントで帰らぬ人になったのだ。
前日に等さんの墓詣りをしてからサーキット入りをした小河はこの日、後続を35秒以上突き放す圧倒的な速さで25周を攻め続け、見事今季5勝目を挙げた。
2位には昨日惜しくもリタイヤに終わった#3三浦愛(EXCEDY)、3位には三浦とともにリタイヤに終わった#30DRAGON(B-MAX)がはいった。

次戦は富士スピードウェイ。6月6-7日開催だ。

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Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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