Super Car Race Series

SCR:第5戦岡山決勝 C1は白井剛/青木孝行組、C2はナオリュウ/佐々木孝太組がともにポールトゥウイン

 スーパーカーレースシリーズ第5戦は14日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で決勝を行い、カテゴリーⅠの白井剛/青木孝行組(GNET MAKERS ADVAN NISSAN GT-R)が31周・50分19秒756で優勝した。カテゴリーⅡは、ナオリュウ/佐々木孝太組(AGE-AGE-458)が優勝。開幕から無傷の5連勝を飾った。

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 決勝レースは午後2時45分にローリングラップが始まった。サーキット上空には雲が広がり、薄日の差す中、カテゴリーⅠ・3台、カテゴリーⅡ・5台、計8台が1周を回り、50分後のゴールを目指してスタートが切られた。

 ポールシッターの白井剛(GNET MAKERS ADVAN NISSAN GT-R)は程なく、ラップタイムで3秒速い土屋武士(BuddyClub FIST AMG SLS GT3)にトップの座を明け渡すと、土屋は大量のリードを築きつつトップを独走。2位に白井が付け、3位には阪口良平(BuddyClub RSTRADA NISMO GT-R GT3)が続く。

 ドライバー交替可能時間になると、2位の白井は13周を回って青木孝行にドライバーチェンジ。一方、トップの土屋は17周目まで走行し、ようやくラム・ユーに交代した。

 ユーはトップのままコースに戻るが、18周を終わって2位青木との差は22秒8。ここから青木の怒濤の追い上げが始まる。ユーより2~3秒速いタイムを刻むと、20周目には16秒、25周目には4秒差後方まで迫ってきた。

 青木は27周目に1.5秒まで迫り、28周目にテールトゥノーズに持ち込むと、レッドマンでユーをインからパス。ついにトップに立った。

 青木はこのまま31周・50分を走り、初スーパーカーレースで初優勝を飾った。2位にはユーが、3位には坂口から交代したハン・チェン・チェンが入った。

 カテゴリーⅡは4連勝中のナオリュウのリードでレースが始まる。2位に白坂卓也(Liberty Walk 108 DIRECTION 997 GT3)が付け、3位に山脇大輔(炙りや秀苑・シフト997GT3)、4位に武井真司(BINGO SPORTS997)と続く。

 ナオリュウ、白坂、武井は13周目にピットインし、ドライバーをそれぞれ佐々木孝太、林学、堀田誠に交代。山脇は16周目にピットインし植田正幸に交代した。

 一通りピットインが終わるとトップに立ったのは植田。僅差で2位に佐々木が続き、3位には堀田が上がってきた。しかし18周目に佐々木が植田をパスしてトップに立つと、徐々にその差を広げ、ゆうゆうと30周を走ってそのままゴール。ナオリュウ/佐々木組は開幕から5連勝を飾った。

 2位には植田が、3位には堀田が入った。

 第6戦決勝は明日15日、午後1時55分より、このレースの結果をグリッド順として50分間で争われる。

Text: Yoshionri OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA


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