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SGT:第8戦もてぎ公式練習 GT500はGT-Rが1-2-3-4と他を圧倒。トップタイムは#23モチュール

2014スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」の公式練習が11月15日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が従来のコースレコードを大幅に上回る1’38.422を記録してトップに立った。
GT300クラスも#11GAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)がこちらもコースレコードを上回る1’48.014でトップだった。

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2014年のスーパーGTもいよいよ最終戦。 タイトル争いはGT500クラスが上位5台、GT300クラスは上位3台が未だ権利を有しており、何が起きてもおかしくない状況だ。
しかもGT500ランキング6位の山本尚貴は今回、WEC参戦により欠場のフレデリック・マコヴィッキィに変わって今回伊沢拓也という強力な助っ人を得ており、この#18ウイダーNSXの動向からも目が離せない。
GT300クラスでは第6戦優勝の#60TWS LM Z4が飯田章に代わって佐藤晋也を、#65LEON SLSは黒澤翼に代わって蒲生尚弥を今回起用している。

このように注目点満載の状態で迎えた2014最終戦の公式練習は午前9時より120分間で行われた。 公式予選日のツインリンクもてぎは快晴。しかし冬型の気圧配置から今年一番の寒さの中での走行となった。

それでも#23モチュールGT-Rは始まってわずか30分たらずで1’38.422と従来のレコードである1’40.982を2秒半も上回る速さをみせつける。 すると終盤の専有走行では前戦のタイで2位に入った#24D’Stationが1’38.503、#46S Roadが1’38.987、#12カルソニックも1’39.032を相次いで記録、終わってみればニッサンGT-Rが1-2-3-4と他を圧倒する結果となった。

一方、#36ペトロナスがランキング1位、#37KeePerがランキング2位で最終戦を迎えたレクサス勢は#6エネオスがトラブルから2度もコース上でスローダウンをみせる苦しいスタートとなった。 ランキング2位の37号車も一時ピットレーンでストップする事態に至ったものの、こちらは走行を再開し1’40.034を記録してクラス11位で走行を終えている。
RC Fの最上位は#19ウェッズスポーツの6位で、ランキングトップの36号車は7位で続く。

第4戦SUGO以来復調の兆しを見せ、山本がタイトル争いに踏みとどまっているNSX勢はその#18ウイダーが1’39.272を記録して5位、#17KEHINが9位につけている。

GT300クラスは#7Studieとともに9ポイント差で#4初音ミクZ4を追う#11ゲイナーSLSが混走の時間帯に1’48.014を記録、これがそのまま公式練習のクラスベストタイムとなった。
明日の決勝を3位以内で終えれば自力でタイトルが決まる4号車は8番手、それを追う#7Studieは7番手とやや苦しい滑り出し。
一方JAF-GT勢は#31プリウスが2位につけたものの、#0無限CR-Zは12位、#55ARTAは13位、#61BRZは19位に終わっている。

スーパーGT第8戦はこのあと公式予選が午後1時30分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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