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SGT:第5戦富士フリー走行 ヘビーウェット路面を制したのは#18ウイダーNSX。GT300は#61BRZが速さで他を圧倒

スーパーGT第5戦「富士GT300kmレース」のフリー走行が8月10日、富士スピードウェイで行われ、#18ウイダーモデューロNSX GT CONCEPT(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)がトップタイムを記録。
GT300クラスはポールシッターの#61SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人組)がここでもトップだった。

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台風11号の接近により開催スケジュールへの影響が懸念される中、決勝日を迎えた富士スピードウェイは朝から時折激しい雨が路面を叩く悪天候に見舞われた。
それでも場内ではクルマの台数にして1600もの熱心なファンが車内やテントで夜を明かし、夜が開けてからも続々と観戦に訪れ、スタンドを埋めていく。

そうした熱心なレースファン、スーパーGTファンが見守る中、フリー走行は午前9時から予定通り開始された。
降雨量の増大により、開始直後に赤旗中断が1度あったものの、すぐに雨が小降りになったため、走行は9:09に再開され、その後は一度も中断されることなく9時30分定刻に終了した。

今週末一貫して速さを見せているNSX勢がここでも好調で、#18ウイダーNSXは山本が1’44.464でセッション中盤にトップに立つと、マコヴィッキィに交代してからも1’41.757とタイムを更に縮め、前日の公式練習に続いてこのセッションをトップで終えた。 2番手にはロニー・クインタレッリが1’42.315を記録した#23モチュールGT-Rがつけ、予選日は苦戦の続いた#46S Road MOLA GT-Rが3番手。 ポールシッターの#17ケーヒンNSXは4番手で走行を終えた。

GT300クラスはポールシッターの#61BRZがここでも好調。佐々木孝太が1’49.029と2位以下を1.6秒引き離すダントツの速さでトップに立った。 2番手には#33PUMA KRH ポルシェ、3番手に#11ゲイナーDIXCRL SLSとFIA-GT3勢が続いた。

走行中も雨は強くなったり弱くなったりを繰り返しており、依然として決勝レースへの影響が懸念される。 第5戦決勝は午後3時より66周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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