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SF:第3戦富士フリー走行1回目 #37中嶋一貴がトップタイム!デュバルの代役カルダレッリも2位に付ける

全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第3戦のフリー走行1回目は#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)が1’24.325でトップ。2番手には今回スポット参戦の#8アンドレア・カルダレッリ(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)がつけた。

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当初は台風8号の影響も懸念された第3戦だったが、それも11日午前には関東地方を抜けて温帯低気圧に変わり、レースウィークは金曜日の専有走行から好天に恵まれることになった。 公式予選日も雲は多いものの早朝から気温、湿度ともに高く、蒸し暑いコンディションに。 直前に行われたGTアジアの公式予選で赤旗中断があった影響でスーパーフォーミュラのフリー走行は当初予定より15分遅れて午前9時30分より60分間で行われた。

金曜日の専有走行から好調ぶりを見せていた#37中嶋はコースオープンから10分が経過してから漸くコースインすると、いきなり1’25.555を叩き出してトップに立つ。

するとその5分後に中嶋のタイムを上回って来たのが#8アンドレア・カルダレッリだった。 カルダレッリは先月開催されたルマン24時間レースの公式予選でクラッシュしたロイック・デュバルが今大会への参加を見合わせたため、急遽チームルマンの8号車をドライブすることになったのだが、昨年の富士スプリントカップ以来のスーパーフォーミュラ参戦というブランクを感じさせない走りで終始タイミングモニターの上位に最後まで居続けた。

しかしセッションが進むに連れてトムス勢が好タイムを連発、開始27分で#37中嶋が1’25.215、1’25.160と立て続けにトップタイムを更新すると、開始42分で#36ロッテラーが1’24.981といち早く1分24秒台に入れて来た。 しかし終了3分前に#37中嶋は1’24.325を叩き出して再びトップに。 すると他のドライバーも立て続けに1分24秒台を記録し始め、チェッカー直後に#8カルダレッリが1’24.564で2番手に滑り込んで来た。 3位には#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが付けた。

なお、開幕戦から苦戦の続いているホンダ勢は、#1山本尚貴の8位が最高位と順位だけみれば今回もトヨタ勢に上位を独占された格好だが、セッション中盤では#1山本、#40野尻らが時折2位、4位に浮上する場面もあり、その差は着実に縮まっているようにも見受けられる。

第3戦の公式予選はこのあと午後2時45分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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