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SF:第2戦富士公式予選 レース1は#19オリベイラが2年ぶりのPP、レース2は#36ロッテラーがコースレコードを更新してPP獲得

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第2戦の公式予選が5月17日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
今回は2レース制で開催されるということで、Q1の順位がそのままレース1のグリッド順に。従来のQ1、Q2、Q3の順位でレース2のグリッド順を決めるという最終戦鈴鹿と同じ予選方式がとられ、レース1は#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が、レース2は#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)がポールポジションを獲得した。

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公式予選は午後2時15分開始。 最初のQ1は20分間の走行でレース1のグリッドとレース2の15位以下のグリッドを決定する。
天候は快晴。気温、路面温度とも上昇する中で、各ドライバーとも3月の合同テストとのコンディションの違いに合わせ込みながらの走行となった。
フリー走行から好調な#36ロッテラー、#19オリベイラ、#8デュバルの3人がここでも好タイムを記録し、最後のアタックで1’23.108を記録したオリベイラが2年ぶりにポールポジションを獲得。
0.103秒差でデュバル、0.217秒差でロッテラーが続いた。
日本人選手の最上位は#39国本雄資、開幕戦で苦戦の目立ったホンダ勢では#1山本尚貴、#10塚越広大をはじめ、金曜の専有走行でターボチャージャーのトラブルに見舞われた#31中嶋大祐やルーキーながら開幕戦でQ3進出を果たした#40野尻智紀らがQ2に駒を進めた。

予選Q2は午後2時45分に開始されたが、プリウスコーナーで#31中嶋大祐が横を向いてストップしてしまった影響で終了1分前に赤旗中断に。
この時点でアタックを開始していたドライバーは改めて最初からアタックをやり直す羽目に陥った。
セッションは2分50秒延長されて2時55分に再開。 結果的には中断前に1’23.075を記録していた#19オリベイラがトップに。
#37中嶋一貴、#39国本が続き、ホンダ勢では唯一#1山本が6位でQ3に駒を進めた。 トップのオリベイラと山本のタイム差は0.321秒に留まり、決勝での巻き返しに期待のもてそうな結果となった。

予選Q3もまた7分間の走行。
朝のフリー走行からリヤのグリップ不足の解消に取り組んで来た#19オリベイラが真っ先にアタックを開始したが、プリウスコーナーで姿勢を乱して大きくタイムをロスし、1分24秒台のタイムに終わる。
一方、朝の走行から今ひとつ足りないものを感じていたと語る#36ロッテラーはQ1、Q2の走行を通じてベストのセッティングに辿り着き、1’22.572というタイムを叩き出して一気にトップに躍り出た。 このタイムは昨年の富士スプリントカップで#39国本が記録した1’22.718のコースレコードを上回るものだ。
最初のアタックを失敗したオリベイラはそのまま2周目のアタックを敢行、セクター1、セクター2とロッテラーに迫る区間タイムを記録してきたが、最終コーナーで僅かにリヤをスライドさせてしまい、0.134秒及ばず。 それでも1’22.706と従来のレコードタイムを更新し、フロントローの一角を占めた。
予選3番手には#37中嶋一貴が入り、ホンダエンジンの#1山本は1’23.234で7位に終わったが、トップとのタイム差は0.662秒に留まっている。

第2戦決勝は明日18日午前10時05分よりレース1が25周で、午後2時30分よりレース2が35周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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