Japanese F3

JF3:第14戦富士決勝 両クラス最終戦を待たずしてタイトル決着。#1勝田が今季2勝目を挙げる

全日本F3選手権第14戦の決勝レースが10月11日、富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした#1勝田貴元(PETRONAS TOM’S F312)が#23佐々木大樹(B-MAX NDDP)との接戦を制し、今季2勝目をものにした。
Nクラスはポールシッターの#6小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)がスタートで大きく出遅れながらも見事に挽回して優勝、最終戦を待たずしてシリーズチャンピオンを獲得した。

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第14戦決勝は午後3時50分にフォーメーションを開始。 やや肌寒さの感じられる曇天ながら、終始ドライコンディションのもと、21周で行われた。
スタートではポールシッターの佐々木に#1勝田、#36山下健太のトムス勢が揃って襲いかかり、1コーナーでアウトから被せた#1勝田がトップに躍り出ると、そのまま一気に後続を突き放しにかかった。
2番手に浮上した山下は序盤こそ勝田を僅差で追っていたものの徐々に遅れ始め、逆に#23佐々木の追い上げを受けて防戦一方の展開に。
スタートでトムス勢の先行を許した佐々木はレース中盤から次第にペースを上げ、12周目の100Rで山下のインをこじ開けて2位に浮上すると、タイヤの消耗によりペースの落ち始めた勝田との差をも詰め始めた。
そしてファイナルラップを迎えた時点での両者の差は僅か0.3秒に。
ヘアピンでインに飛び込んで来た佐々木を立ち上がりで抜き返す勝田。
しかし佐々木も諦めず並走状態でダンロップコーナーへ。
押え込む勝田。
執拗に攻めたてる佐々木。
両者の攻防は最終コーナーを立ち上がって最後の直線まで続き、勝田のスリップストリームから抜け出した佐々木が徐々に追い上げる形でフィニッシュラインに並走状態で飛び込んだ。
勝ったのは勝田。
しかし佐々木との差は僅か0.007秒だった。
3位には山下が入り、ポイントリーダーの#7松下信治はこのレースを5位で終えた。
その結果第14戦終了時点でのシリーズポイントは松下が97、山下が83となり、最終戦を待たずして松下信治の2014年全日本F3チャンピオンが確定した。

Nクラスはポールの小泉がスタートでまさかのエンジンストール。すぐにスターターを始動して戦列に加わった小泉だったがこの時点でほぼ最後尾近くまで後退してしまった。
しかし中団で発生したアクシデントなどにも助けられて小泉は着実に順位を挽回。レース中盤から終盤にかけては#62久保凛太郎や#19湯澤翔平らとの激しいドッグファイトを制して今季7勝目を獲得。
こちらも最終戦を待たずしてNクラスのタイトルを手にすることとなった。

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今季最後のレース、第15戦決勝は明日午前8時より15周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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