Japanese F3

JF3:第10戦もてぎ決勝 勝田貴元が今季初優勝、Nクラスは小泉洋史が5勝目

 全日本F3選手権は23日、ツインリンクもてぎ(1周・4.801379km)で決勝レースを行い、勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312)が14周・25分7秒705で優勝した。Nクラスは小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が優勝した。

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 一度は晴れ間が広がったツインリンクもてぎ上空だったが、再び厚い雲が垂れ込め、午後3時35分、Cクラス10台、Nクラス7台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 スタートは予選2位の勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312)の動きだしが良く、ポールポジションの清原章太(TODA FIGHTEX)と並走して1コーナーへ。勝田はインから並びかけ、清原の鼻先を押さえてホールショットを決めた。

 予選4位の高星明誠(B-MAX NDDP F312)と同5位の山下健太(PETRONAS TEAM TOM'S F312)は同3位の松下信治(HFDP RACING F312)をパスして、それぞれ3位、4位に上がってきた。

 スタートで2位に落ちた清原だったが、4周目に2度のオーバーラン。130Rの出口でフロント左セクションを壊し、その場でリタイアとなった。

 2位の清原が抜けたため、4周目にはトップ勝田と2位に上がった高星との差は3秒3。いままでの不振がうそのように勝田は7周目にこのレースのファステストラップをたたき出すなど盤石の走りで、2位以下をぐんぐんと離してゆく。終わってみれば14周を走って7秒5差で、今シーズンの初優勝を独走で飾った。

 2位に繰り上がった高星は、3位の山下に終始終われることとなったが、抜き所のないこのコースでは決め手がなく、ゴールまでこのポジションを守り切った。

 4位には松下が入ったが、5位を走行していた佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)は最終ラップで高橋翼(HFDP RACING F312)にかわされ、それぞれ6位、5位でレースを終えた。

 Nクラスはポールポジションの小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が好スタート。2位にはスタートが得意な三浦愛(EXEDY RACING F307)が上がり、3位に湯澤翔平(KCMG F308)と続く。

 その後方ではペナルティーでクラス6位スタートとなった久保凛太郎(CG ROBOT ル・ボーセ F308)が、スタートから1コーナーにかけて2台をパス。2周目には湯澤をもS字でパスして3位まで上がってきた。

 この小泉、三浦、久保の3人は終始、互いに1秒以内の差でレースを展開。久保が何度も三浦をパスしようとトライするが抜けず、小泉も2人のバトルを尻目にリードを広げることができない。結局この3人に順位の変動は起きず、小泉、三浦、久保の順でゴールした。

 第11戦決勝は明日24日、午前11時より20周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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