F4日本一決定戦を翌日に控えた6日、練習走行3日目のツインリンクもてぎで、事実上の2強対決になると思われる、三笠雄一(美人&LTVRacing DRP)と吉田広樹(TAIROKU EXCEED)に決勝に向けての意気込みを聞いた。
- 三笠雄一(美人&LTVRacing DRP)
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F4東日本シリーズで6戦中5勝を飾りチャンピオンを獲得。4回行われた本日の練習走行では1,2回目にトップタイムを記録した。
「タイヤのロットが変わって昨日まではタイムが出なかったんですが、今日ニュータイヤを入れてタイムが出たのは予定通りです。セッティングも変えて1回目はぎりぎりですがトップを取れ、2回目はちょっとアジャストしてタイムも上がりました。タイムは2分3秒フラットでしたが2秒台は出ると思います。新しいタイヤでクルマも納得いくまで仕上がってないので、まだまだ好調とは言えないですね。エントリーリストを見て西日本の選手が出てないので、ぶっちぎりかと思ったんですが、吉田広樹さんという強敵が現れたので、わくわくしていますし、いい刺激になっています。でも勝ちたいですし、東日本チャンピオンの意地を見せたいと思います」 -
- 吉田広樹(TAIROKU EXCEED)
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今シーズンはスーパーGT、スーパー耐久に出場。2010年のF4日本一決定戦ウィナーでフォーミュラを実戦でドライブするのはそのとき以来。3,4回目の練習走行でトップタイムを記録した。
「チームオーナーで山口大陸選手のお父さんが、来年FIA-F4が始まり選手がそちらに流れる雰囲気があるので、クルマも3台あるしこのクラスを盛り上げようと言われ出ることになりました。大陸選手のお父さんがいいクルマを用意してくれ、いい関係で走らせてもらってるし、2010年以来GTに乗ったり先輩たちに教えてもらったりして経験も積んでいるし、GTに乗ってるのにたいしたことがないと若い子に思われるのはいやなので、がんばって先輩として意地を見せなきゃと思っています。あしたですが、冷えているとフラットスポットが簡単にできるので、そこだけ気をつけて走り、ポール、優勝、優勝となればいいんですが、そうでなくても最後にトップに立てればいいと思っています」
明日7日は予選の順位で8周のセミファイナルを行い、セミファイナルの順位で15周の決勝レースが行われ、優勝者がF4日本一のドライバーとなる。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI