SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス公式予選 #38ZENT SCの立川が今季2度目のポール!

2013スーパーGT第7戦「SUPER GT IN KYUSHU 300KM」の公式予選が10月6日、大分県のオートポリスで行われた。
GT500クラスは上位12台が従来のコースレコードを更新する激戦となったが、#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が1'38.174をポールポジションを獲得した。
GT300クラスは#3S Road NDDP GT-R(星野一樹/佐々木大樹組)がポール。こちらも上位6台がレコードを更新する激戦だった。

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当初予定されていた公式予選が雨と濃霧のためにキャンセルとなったため、第7戦の公式予選は決勝日の朝、本来ならフリー走行が予定されていた時間に行われることになった。
これに伴い、実施方法も当初のノックアウト方式ではなく、各クラス25分間の走行が1回だけ行われた。

まずは午前9時よりGT300クラスの走行がスタートした。
雨は時折霧雨が降っていたものの、コース上はセミウェットの状況。
ウェット宣言は出されていたが、最初にウェットタイヤでコースインしたチームもすぐにスリックに履き替えてタイムアタックを行った。
序盤から好タイムを連発していたのは#48DIJONレーシングのGT-R。ドライバーは千代勝正だ。
千代は1'48.862から走り始めて徐々にタイムを上げ、開始から10分が経過したところで1'47.238とコースレコードを更新した。
しかしこれと前後して#3S Road GT-R、#50Exeアストンマーチン、#11ゲイナーSLS、#30IWASAKI GT-Rらも1分48秒台にペースを上げ、終了3分前に3号車を駆る星野一樹が1'47.222と千代を上回ってトップに立った。
結局、終わってみればトップの#3S Roadから6位の#11ゲイナーSLSまでが従来のレコードを更新する結果となったが、一方で今シーズン常に予選上位につけていたJAF-GT勢は#31aprプリウスを除く3台がリストリクター1ランクダウンのBOPが課せられた影響もあってか今回は苦戦を強いられ、#61スバルBRZの4位が最上位という結果に終わった。

9時25分にメインポストから「GT500」ボードが提示され、ここからはGT500クラスのアタックが始まった。
GT300クラスで好タイムが相次いだのと同様に、GT500クラスも開始早々に#23モチュールGT-Rを駆るロニー・クインタレッリが1'39.361といきなりコースレコードを上回ってきた。
続いて開始8分で#1REITOモーラGT-Rの本山哲が1'39.347、更にその3分後には#18ウイダーHSVをドライブするフレデリック・マコヴィッキィが1'39.171を叩き出す。
奇しくもこの3台は全てミシュランタイヤユーザーだった。

最初のアタックを終えた後、各チームは残り10分のところで一旦はピットへ。
2セット目のスリックタイヤを装着して最後のアタックに取りかかった。
すると今度はブリヂストン勢が好タイムを連発。
残り時間1分のところで#12カルソニックGT-RのJPオリベイラが1'38.385、続いて#37KeePer SCの伊藤大輔も1'38.573を叩き出す。
#18マコヴィッキィも1'38.220までペースを上げたが、その直後に#38ZENT SCを駆る立川が1738.174を叩き出して一気にトップに躍り出た。更には#23クインタレッリも1'38.209を記録。終わってみればトップの#38立川から11位の#24安田裕信までが1秒以内にひしめく接戦となり、更には12位の#6大嶋和也までがコースレコードを更新する結果となった。
なお、#1REITO GT-RについてはスーパーGTスポーティングレギュレーション第34条4項(燃料補給)違反という裁定が下されたが、ペナルティは監督への訓戒と本件作業までのタイム抹消というものに留まったため、本山がセッション終盤に記録したタイムは有効となり、午後の決勝を4番手からスタートすることとなった。

第7戦決勝は午後2時より65周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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