SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿決勝 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス優勝 #18ウイダーモデューロHSV-010
山本尚貴
gt_r05_r_pc-yamamoto 参戦4年目にして漸く勝つことが出来ました。
今まで勝てそうなチャンスが何回もありながら自分のミスで落としたレースも多々ありましたが、今回はミスの無いようベストを尽くして頑張ろうと思いました。
残り10ラップを切ってからは今までの悪いレースのことが頭をよぎり、それを打ち消すために後ろの23号車を引き離すことだけを考えました。でも最後の2周は体が動かなくなるくらい緊張しました。
チームを移籍して、タイヤがミシュランになって、パートナーがフレデリックに変わって、全てが新しいチャレンジでしたが、漸く優勝することが出来て本当に嬉しいです。
1000kmもあるので序盤は様子を見ようと思っていたら、36号車に抜かれたのは予想外でした。でもあまり無理せず落ち着いてついていこうと。そこは過去の経験が生きたのだろうと思います。今までの自分だったら、すぐ焦って無理矢理抜こうとしましたが、過去の失敗を糧にして、まずはじっくり構えて、相手がたれるのを待っていたところ、上手く36号車と23号車をパッシングできて、その後フレッドもいい走りをしてくれましたが、まさかあのタイミングでセーフティーカーが入るとは思いませんでした。
入るタイミングも良くなかったですし、風向きが変わってまずい、と思いましたが、その後もクルマは調子よくて、どんどんトップとの差も縮まっていく中でフレッドがファステストを出したのはちょっと悔しかったです。自分が出したかったので(笑)最後のスティントは速く走ることを一番に考えて走りましたが、勝てる、ということが頭の中に出てきて、それも意識しながら走りました。
残りのシーズンもベストを尽くすだけです。今シーズン中にまた勝ちたいです。
フレデリック・マコヴィッキィ
gt_r05_r_pc-mako 最高です。
ヨーロッパからやってきて、一年目のシーズンは難しいと聞いていたし、頑張るしか無いと思っていました。
セパンや菅生でも可能性はありましたが中々勝てませんでした。今回ホンダのトラックで優勝することが出来たのが本当に嬉しいです。山本選手の初めての優勝を一緒に成し遂げられたことは、これからも忘れられないでしょう。
ヨーロッパの耐久レースで色んなことを経験しましたが、日本の耐久レースは全然違いました。気温も高いし毎ラップ全力でプッシュしないといけないし、全然気を抜くことが出来ない。常にレーシングスピリットを要求されることは最高に刺激的でした。
これからもベストを尽くして頑張れば、シリーズの表彰台に上がれると思います。
GT300クラス優勝 #61SUBARU BRZ R&D SPORT
山野哲也
gt_r05_r_pc-yamano 僕らがBRZでレースしていることは世界中のスバルファンが知ってると思うんですよね。まずはそのスバルファンにむけて、ありがとう、やったぜ!と言いたいです。
BRZで参戦を始めてから中々勝てない日々が続きました。去年は表彰台に一回も乗れなかったし。チームは今年に入ってクルマを大幅にチェンジしてくれて、そのお陰で速くなりましたが、やっぱり勝てない日が続きました。今日はチームメンバー全ての勝ちたい思いがやっと叶ってほっとしています。
今日は若い二人に前後を任せて、真ん中のスティントだけ走りました。
僕に変わってすぐにセーフティーカーが入ったとき、何年か前の鈴鹿でも同じことがあって、その後ぶっちぎりで勝てたのを思い出しました。
最後に孝太がタイヤ交換で入ってきた時は「2分4秒台で走り続けても大丈夫だから」と無線で伝えました。
全てのドライバー、全てのチームクルーが頑張りました。
残りのシーズンでは、孝太選手の5回目のポールに貢献して、タイ記録じゃなくて単独トップにしてあげたい。鈴鹿同様にオートポリスも相性のいいサーキットなので、また表彰台のてっぺんに上がりたいです。
佐々木孝太
gt_r05_r_pc-kota やっと日曜に(記者会見場の)皆さんに会うことが出来て、ほっとしました(笑)
ポールはとっても勝てなかったので、昨日もポールを獲ってしまって本当に大丈夫?と不安になりました。
今日もスタートからすごく良いペースで走れてたのに、セーフティーカーで一気にマージンが無くなってしまいました。山野さんや井口君がプッシュしてくれたお陰でまたマージンが広がり、これは勝てるかな?と思ったところ僕の番が来た時にリヤのディフューザーが壊れてタイヤを傷つけてしまって、全然ペースが上がらなくなり、「また勝利の女神に見放されるのか」と思いましたが、チームの皆も勝ちたいという気持ちが強かったので、「ピット入って。なんとかするから」と言ってくれて、本当に早い作業で送り出してくれて。それからのクルマのバランスは完璧じゃありませんでしたが、昨日は山野さんが憶えてないくらい集中したと言ってたように今日は僕が憶えてないくらいプッシュしました。やっと勝てた、という感じですね。
最初と最後の美味しいとこを担当させてもらいました。まずはスタートに人生をかけてトップを守りました。クルマのバランスが良くて、1周目から引き離すことが出来ましたが、僕らは他のチームよりピット回数が1回多いと思っていて、それだけのマージンじゃ足らないと思っていたので、セーフティーカーが入った時はどうなるか心配でした。でも山野さんも井口君も完璧な走りで、また差が広がっていきました。終盤ディフューザーが壊れてタイヤに干渉したときは、リヤのグリップを感し無くなり、燃費もギリギリだったのでピットインすることにしましたが、チームは早く送り出してくれていい位置でコースに戻れました。そこからは勝つためにどうすればいいかだけを考えてプッシュしました。ディフューザーが壊れた影響で左コーナーだけはプッシュしきれませんでしたが、谷口選手はフェアでしたね。
BRZもミシュランタイヤもスピードは抜群なので、諦めずに最後までプッシュし続けます。そしてもう一度ポールポジションを獲りたいです。
井口卓人
gt_r05_r_pc-iguchi 本当に本当に本当に本当に嬉しいです。
去年まで乗れていたスーパーGTに今年はずっと乗れてなくて、久々のGT参戦になりましたが、チームの皆さんが僕を気持ちよく送り出して下さって、僕も本当に気持ちよく走ることが出来ました。
2回目のスティントと4回目のスティントを担当しましたが、見ての通りクルマの状態はものすごく良くて、毎周安定したラップを刻むことが出来ました。そんな中でも燃費とかタイヤのマネジメントには気を使いながら走らなければならなかったので、その部分ではものすごく気を使いながら、とにかく冷静に、慎重に走れたのは良かったなと。最後の孝太さんのトラブルでは頭を抱えてしまいましたが、僕らは勝ちたいという思いがどこのチームより強かったので、それが成功してこういう形に繋がったのかなと思います。
BRZの初優勝にスバルの一員として立ち会えて本当に嬉しいです。最高の週末でした。
残りのシーズンは全力でスーパーGTを応援します(笑)
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


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