スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿決勝第3レース ファイリーク・ハイルマン(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3)がポールトゥウィン

 スーパー耐久シリーズ第6戦は22日、三重県の鈴鹿サーキットで40分間の決勝第3レースを行い、ポールポジションからスタートしたGT3クラスのファイリーク・ハイルマン(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3)が19周、40分37秒435で総合優勝を飾った。

st_r06_r3-gr1_start

st_r06_r3-gr2_start

st_r06_r3-28

st_r06_r3-9

st_r06_r3-59

st_r06_r3-80

st_r06_r3-41

st_r06_r3-19

 最終第3レース決勝は12時30分にフォーメーションラップを開始。気温28度、路面温度45度と第2レースより高温の中で2周を回ってスタートが切られた。

 レースは予選順位通り、GT3クラスのファリーク・ハイルマン(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3)、ドミニク・アン(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3)、佐々木大樹(スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R)の順で始まる。序盤、この3台は付かず離れずでレースは進行していくが、互いに決め手を欠き順変動には至らない。

 しかし中盤過ぎの14周目、2位のアンを追っていた佐々木がスプーンコーナーで周回遅れのST-1クラス堀主知ロバート(Faust Racing BMW Z4)と接触。カウルにダメージを負い、15周目にピットインしてリタイアすることとなった。これで2位に上がったアンも他車と接触するなどでトップとの差は開き、最終的にはハイルマンが、2位アンを13秒離して優勝した。

 佐々木のリタイアで3位に上がったのが尾本直史(GTNET ADVAN NISSAN GT-R)。終盤一時は湯澤翔平(もり山 R8 LMS ultra からあげ)にかわされ4位に落ちるも、最終ラップに湯澤を抜き返し、3位をもぎ取った。

 ST-1クラスの堀は、佐々木との接触でコースアウトしたため大きく遅れるが、14周で完走を果たし優勝した。

 ST-2クラスは、松田晃司(STURM・MOTUL・ED インプレッサ)が、2位以下を大きく離しポールトゥウイン。2位には大橋正澄(RSオガワADVANランサー)が入り、3位には冨桝朋広(新菱オート☆DIXCELエボIX)が入った。

 ST-3クラスは、ポールポジションの佐々木雅弘(asset テクノ Z34)がトップでレースが始まる。2位に上がった脇阪薫一(PETRONAS TWS GS350)が佐々木を追い、数周に渡って接近戦を演じるが、12周目のダンロップコーナーでついに接触。佐々木がコースアウトして、脇阪に軍配が上がった。脇阪はこのまま優勝。2位には川口正敬(TRACY SPORTS IS 350)が入り、3位に増田芳信(岡部自動車KYOSHIN計測Z33)と続いた。

 ST-4クラスは、ポールポジションの長野賢也(TRACY SPORTS ings S2000)がトップに立ち、2位に井口卓人(ST-4:GAZOO Racing TOYOTA 86)が続く。井口は長野を責め立てるが、徐々にその差は開き、長野が逃げ切って優勝した。3位には大井貴之(埼玉トヨペットGB with Revo)が入った。TRACY SPORTS ings S2000はこのレースでクラスチャンピオンを決めた。

 ST-5クラスは、第2レースでクラスチャンピオンを決めている、古宮正信(BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット)がポールトゥウイン。2位には濱口亮(RS☆R・DIXCEL・NUTEC デミオ)が入り、3位に小松高人(PTGランドリー602明京産業ヴィッツ)と続いた。

 第7戦は大分県のオートポリスに舞台を移し11月10日決勝レースが行われる。ST-1、ST-3、ST-4、ST-5クラスのチャンピンはこの大会までに決定。GT3とST-2クラスのチャンピオン争いに注目したい。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース