グランドスタンドでゆったり観戦!! パドックパスに豪華特典!!
ST-5クラスの新設、ヨコハマタイヤによるワンメイク化、立川祐路や青木拓磨の参戦など、20周年を迎え話題豊富なスーパー耐久・鈴鹿500kmの観戦チケットが3月30日(火)に発売されます。今年のスーパー耐久・鈴鹿500kmは観戦券のみでグランドスタンドV席からも観戦できます。またパドックパスのみでホスピタリティテラスへのご入場も可能となりました。
スーパー耐久の熱いバトルをお好きな席で、思う存分お楽しみください!!
※詳細は3ページ以降のチケット情報をご覧ください。
ST-1クラスにSUPER GT最速男、立川祐路がポルシェで参戦!
王者BMW Z4Mとのバトルに注目
今年から5クラスのマシンが混走して争われることになったスーパー耐久だが、その総合トップを争うのがエンジン排気量3501cc以上のマシンで争われるST-1クラスだ。フェアレディZとの戦いを制し昨年、一昨年とPETRONAS SYNTIUM TEAMのBMW Z4Mクーペがタイトルを獲得。今年も谷口信輝/柳田真孝組、片岡龍也/F・ハイムラン組の強力ラインアップで3連覇を狙っている。
だがここに強力なライバルが現れた。SUPER GTで最多ポール・ポジション記録を持つ立川祐路が最新のポルシェ911GT3タイプ997で参戦するのだ。かつてSUPER GTでコンビを組んでタイトルを獲得した竹内浩典、そして昨年のポルシェカレラカップジャパンでチャンピオンとなった清水康弘とトリオを組む。開幕戦もてぎでは見事ポール・ポジションを獲得。
決勝では結果を残せなかったが、マシン的にもドライバー的にもまさに最強チームと言っていいだろう。Z4M対911GT3、テクニカルコース鈴鹿でどんな戦いを見せてくれるのだろうか。
2010/3/29 配信
詳しくは鈴鹿サーキットプレスリリースをご覧下さい。
2010スーパー耐久シリーズ第1戦「もてぎスーパー耐久」は3月28日ツインリンクもてぎで84周の決勝レースを行い、#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/イムラン・シャハロム組)が2位以下を48秒以上突き放す圧倒的な速さで勝利した。(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:4,800人)
心配された天候は最後まで持ちこたえたが、3月下旬とは思えない寒さの中、決勝レースは午後1時にスタートした。
この低温が影響したか、ポールシッターの#8ART TASTE GT3を駆る清水康弘のペースが上がらず、7周目の1コーナーで2番手スタートの#1ペトロナスZ4M柳田の先行を許すと、10周目には#28片岡龍也に5コーナーで捉えられ、3位に後退してしまう。
その後も8号車は2分00秒台からペースを上げることが出来ず、1分59秒台で周回を重ねる2台のBMW Z4Mとの差はどんどん開いていった。
1号車はスタートドライバーの柳田、2番手の谷口が周回を重ねるごとにファステストラップを更新していく快調ぶりでチームメイトの28号車をも突き放し、フィニッシュを担当したシャハロムが2分3秒台の走行となってもなお48秒449の差をつけて84周を走り切り、昨年同様の強さを見せ付けた。
谷口はこれで先週のシビックインター、スーパーGTに続いて今季3連勝を達成して来週のGT岡山戦を迎えることとなった。
予選でコースレコードを連発した8号車は、2番手立川、3番手竹内をもってしてもZ4Mとの差を縮めることが出来ず、トップに1分43秒136差でほろ苦いデビュー戦を終えた。
例年接戦の続くST-2クラスは、今回も#20RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)と#26エンドレスアドバンウェッズランサー(朝倉貴志/井尻薫組)が接戦を繰り広げた結果、2度目のピットストップを早めに行ったRSオガワランサーがレース後半にトップを奪い返して勝利。3位には#6新菱オート☆DIXCELエボがつけ、昨日の専有走行でクラッシュして予選アタックが出来ず最後尾スタートとなった#3ウエマツ・エンドレス・アドバン・CSXが怒涛の追い上げで4位、総合でも9位に入った。
終盤まで熾烈なトップ争いを繰り広げ、場内を大いに盛り上げたのがST-3クラスだった。
佐々木孝太がコースレコードを更新して予選トップとなった#39TAITEC TRACY NSX(川口正敬/佐々木孝太/植田正幸組)と#27FINA ADVAN BMW M3(伊橋勲/廣田秀機/行方由久組)が序盤から熾烈なドッグファイトを展開、3周目のV字コーナーで両者は接触し、39号車は後退したが、この件で27号車にはドライブスルーペナルティが下り、14周目に39号車が再びトップに。
#39NSXは最初のピットストップをタイヤ無交換で凌いでトップを守ったが、2度目のピットストップで前後4本交換を行ってからはペースが上がらず、先にピットストップを済ませた27号車にトップを奪い返され、10秒以上の差をつけられてしまう。
しかし終盤タイヤが温まると39号車が攻勢に転じ、2度目のドライブを任された佐々木孝太が72周、73周と立て続けに自己ベストを更新、一気に27号車廣田との差を縮めていき、79周目の1コーナーで再びトップに立った。
抜かれた廣田も懸命に追いすがったが佐々木は最後まで付け入る隙を与えず、開幕戦を制した。
3位には#14岡部自動車Zが入り、影山正彦の快走で予選上位に食い込んだ#51DIAMANGO ZはCドライバー予選でのクラッシュが響いてか、サスペンショントラブルに見舞われて25周でレースを終えた。
ST-4クラスも序盤から接戦が随所に展開され、周回を重ねるごとに順位が目まぐるしく変わったが、その中から62号車と41号車が接触により脱落、予選トップの#18コスモソニック21ings DC5(浅野武夫/笠原智行/高野勝徳組)が中盤に一歩抜け出した格好になって見事逃げ切りに成功、2位に#74TUBE RACING(松本玲二/ピストン西沢組)、3位には#95特許リジッドカラーS2000(服部尚貴/市嶋樹組)が入った。
新設のST-5クラスはエントリーが1台ということでST4クラスに組み込まれ、総合25位、ST4クラス11位で緒戦を終えた。
また青木拓磨の参戦で注目された#24SAMURAI ADVAN DC5(青木拓磨/土屋武士/takamori.com組)はローリングラップで青木がスピンしたためにスタートで出遅れ、その後もトラブルからかペースを上げることが出来ず、総合23位、クラス9位に終わっている。
スーパー耐久第2戦はスポーツランドSUGO、5月9日決勝だ。
谷口信輝のコメント
マー(柳田真孝)とは去年から継続だが、サードドライバーは初レースみたいなもの。それが今後の課題。チャンピオンに向けては幸先の良い1勝が出来た。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
MOTEGI SUPER TAIKYU ROAD 400km -RIJ- (2010/03/28) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | ST1 | 1 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 谷口 信輝 柳田 真孝 イムラン・シャーロム | YH | 84 | 2:51'52.877 |
2 | ST1 | 2 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 片岡 龍也 ファリーク・ハイルマン メルビン・モー | YH | 84 | 48.449 |
3 | ST1 | 3 | 8 | ART TASTE GT3 PORSCHE GT3 | 清水 康弘 竹内 浩典 立川 祐路 | YH | 84 | 1'43.136 |
4 | ST2 | 1 | 20 | RSオガワ ADVAN ランンサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 大橋 正澄 阪口 良平 花岡 翔太 | YH | 82 | 2Laps |
5 | ST2 | 2 | 26 | エンドレス アドバン ウエッズ ランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 朝倉 貴志 井尻 薫 | YH | 82 | 2Laps |
6 | ST2 | 3 | 6 | 新菱オート☆DIXCELエボ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 冨桝 朋広 関 豊 | YH | 81 | 3Laps |
7 | ST3 | 1 | 39 | TITEC TRACY NSX HONDA NSX | 川口 正敬 佐々木 孝太 植田 正幸 | YH | 81 | 3Laps |
8 | ST3 | 2 | *27 | FINA ADVAN BMW M3 BMW M3 | 伊橋 勲 廣田 光一 行方 由久 | YH | 81 | 3Laps |
9 | ST2 | 4 | 3 | ウエマツ・エンドレス・アドバン・CSⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 峰尾 恭輔 村田 信博 植松 忠雄 | YH | 80 | 4Laps |
10 | ST2 | 5 | 59 | 東和MOTUL・ED・インプレッサ SUBARU IMPREZA | 大澤 学 吉田 寿博 | YH | 80 | 4Laps |
11 | ST3 | 3 | 14 | 岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z NISSAN FAIRLADY Z | 田畑 勇 田中 徹 古谷 直広 | YH | 80 | 4Laps |
12 | ST3 | 4 | 15 | 岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7 MAZDA RX-7 | 長島 正明 岩崎 祐貴 小松 一臣 | YH | 80 | 4Laps |
13 | ST3 | 5 | 7 | 岡部自動車JDS メーカーズRX-7 MAZDA RX-7 | 碓井 久彦 白井 剛 加藤 正将 | YH | 79 | 5Laps |
14 | ST3 | 6 | 77 | TAKE VICTORY Z NISSAN FAIRLADY Z | DRAGON 高木 真一 吉田 基良 | YH | 78 | 6Laps |
15 | ST4 | 1 | 18 | コスモソニック21FK ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 浅野 武夫 笠原 智行 髙野 勝徳 | YH | 78 | 6Laps |
16 | ST4 | 2 | 74 | TUBE RACING HONDA INTEGRA TYPE-R | 松本 玲二 ピストン西沢 | YH | 77 | 7Laps |
17 | ST4 | 3 | 95 | 特許リジットカラーS2000 HONDA S2000 | 服部 尚貴 市嶋 樹 | YH | 77 | 7Laps |
18 | ST4 | 4 | 12 | 無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS HONDA CIVIC TYPE-R | 松井 隆幸 久保 宣夫 | YH | 77 | 7Laps |
19 | ST4 | 5 | 666 | BOMEX with CarXs S2000 HONDA S2000 | 山下 潤一郎 青木 孝行 朝倉 宏志 | YH | 76 | 8Laps |
20 | ST4 | 6 | 69 | ステラブルJ'S RACING ADVAN S2000 HONDA S2000 | 中西 真史 赤星 陽太郎 梅本 淳一 | YH | 75 | 9Laps |
21 | ST4 | 7 | 62 | ホンダカーズ東京 G/M インテグラ HONDA INTEGRA TYPE-R | 塩谷 烈州 太田 侑弥 古橋 孝之 | YH | 73 | 11Laps |
22 | ST4 | 8 | 60 | RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ HONDA INTEGRA TYPE-R | 小林 康一 小幡 弘 竹佐 真留実 | YH | 73 | 11Laps |
23 | ST4 | 9 | 24 | SAMURAI 無限 ADVAN DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 青木 拓磨 土屋 武士 Takamori.com | YH | 71 | 13Laps |
24 | ST4 | 10 | 602 | DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ HONDA INTEGRA TYPE-R | 新垣 元 岩月 邦博 ぼっこ | YH | 71 | 13Laps |
25 | ST4 (ST5) | 11 | 4 | TSK ☆ Vitz - RS TOYOTA Vits | 河野 利尚 植島 禎一 松村 孝也 | YH | 64 | 20Laps |
---- 以下フィニッシュライン不通過 ---- |
26 | ST4 | 12 | *41 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 兵藤 信一 阿部 光 東 徹次郎 | YH | 62 | 22Laps |
---- 以上規定周回数(ST1:58Laps ST2:57Laps ST3:56Laps ST4:54Laps)完走 ---- |
- | ST2 | - | 30 | 森永チルミル☆RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 伊藤 俊哉 筒井 克彦 菊地 悠 | YH | 51 | 33Laps |
- | ST3 | - | 51 | DIAMANGO-Z NISSAN FAIRLADY Z | 影山 正彦 池田 大祐 石原 将光 | YH | 25 | 59Laps |
- Fastest Lap: CarNo.1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE 1'58.901 (59/84) 145.37km/h
- CarNo.27は、2010ツインリンクもてぎ4輪一般競技規則第28条~4(2)(他のドライバーのコースアウトを強いるもの)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.41は、2010ツインリンクもてぎ4輪一般競技規則第28条~4(2)(他のドライバーのコースアウトを強いるもの)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
MOTEGI SUPER TAIKYU ROAD 400km -RIJ- (2010/03/28) C Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Time | Behind | km/h |
1 | ST1 | 1 | 8 | ART TASTE GT3 PORSCHE GT3 | 立川 祐路 | 1'59.140 | - | 145.081 |
2 | ST1 | 2 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | イムラン・シャハロム | 1'59.680 | 0.540 | 144.427 |
3 | ST1 | 3 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | メルビン・モー | 2'00.037 | 0.897 | 143.997 |
4 | ST2 | 1 | 20 | RSオガワ ADVAN ランンサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 花岡 翔太 | 2'04.233 | 5.093 | 139.133 |
5 | ST3 | 1 | 39 | TITEC TRACY NSX HONDA NSX | 植田 正幸 | 2'05.071 | 5.931 | 138.201 |
6 | ST3 | 2 | 7 | 岡部自動車JDS メーカーズRX-7 MAZDA RX-7 | 加藤 正将 | 2'05.238 | 6.098 | 138.017 |
7 | ST3 | 3 | 15 | 岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7 MAZDA RX-7 | 小松 一臣 | 2'05.353 | 6.213 | 137.890 |
8 | ST3 | 4 | 14 | 岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z NISSAN FAIRLADY Z | 古谷 直広 | 2'05.518 | 6.378 | 137.709 |
9 | ST3 | 5 | 27 | FINA ADVAN BMW M3 BMW M3 | 行方 由久 | 2'05.867 | 6.727 | 137.327 |
10 | ST3 | 6 | 77 | TAKE VICTORY Z NISSAN FAIRLADY Z | 吉田 基良 | 2'07.744 | 8.604 | 135.309 |
11 | ST2 | 2 | 30 | 森永チルミル☆RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 菊地 悠 | 2'09.539 | 10.399 | 133.435 |
12 | ST4 | 1 | 18 | コスモソニック21FK ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 髙野 勝徳 | 2'10.108 | 10.968 | 132.851 |
13 | ST3 | 7 | 51 | DIAMANGO-Z NISSAN FAIRLADY Z | 石原 将光 | 2'10.874 | 11.734 | 132.073 |
14 | ST4 | 2 | 62 | ホンダカーズ東京 G/M インテグラ HONDA INTEGRA TYPE-R | 古橋 孝之 | 2'11.764 | 12.624 | 131.181 |
15 | ST4 | 3 | 69 | ステラブルJ'S RACING ADVAN S2000 HONDA S2000 | 梅本 淳一 | 2'12.993 | 13.853 | 129.969 |
16 | ST4 | 4 | 24 | SAMURAI 無限 ADVAN DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | Takamori.com | 2'13.035 | 13.895 | 129.928 |
17 | ST4 | 5 | 41 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 東 徹次郎 | 2'13.142 | 14.002 | 129.824 |
18 | ST4 | 6 | 60 | RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ HONDA INTEGRA TYPE-R | 竹佐 真留実 | 2'14.142 | 15.002 | 128.856 |
19 | ST4 | 7 | 602 | DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ HONDA INTEGRA TYPE-R | ぼっこ | 2'22.082 | 22.942 | 121.655 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | GT1 | - | 4 | TSK ☆ Vitz - RS TOYOTA Vits | 松村 孝也 | 2'34.077 | 34.937 | 112.184 |
- | ST4 | - | 666 | BOMEX with CarXs S2000 HONDA S2000 | 朝倉 宏志 | Absence | - | - |
- | ST2 | - | 3 | ウエマツ・エンドレス・アドバン・CSⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 植松 忠雄 | Absence | - | - |
2010スーパー耐久シリーズ第1戦「もてぎスーパー耐久」は今季初参戦の#8ART TASTE GT3(清水康弘/竹内浩典/立川祐路組)がポールポジションを獲得。Aドライバーの清水、Bドライバーの竹内がともにST-1クラスのコースレコードを更新した。
各クラスのトップはST2クラスが#20RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)、ST3クラスは#39TAITEC TRACY NSX(川口正敬/佐々木孝太/植田正幸組)、ST4クラスは#62ホンダカーズ東京G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/古橋孝之組)だった。
スーパー耐久の2010開幕戦も舞台はツインリンクもてぎ。同じくワンデーレースでの開催となった。
公式予選は3月28日午前8時40分開始。
上空に厚い雲が覆い被さり、3月下旬とは思えない寒さの中、各クラス15分間、A、Bドライバーのタイム合算というこれまでどおりの方式で行われた。
当初のエントリー台数は28台だったが、#3ウエマツ・エンドレス・アドバン・CSXが昨日の専有走行でクラッシュした影響で走行に間に合わず、5クラス27台での走行となった。
ST-1クラスにはポルシェ997GT-3が初登場。スーパーGTで活躍した竹内/立川コンビが再結成され、昨年王者のBMW Z4Mクーペに挑む。
そのGT3はAドライバーの清水が1分57秒048、Bドライバーの竹内が1分57秒036といずれも従来のコースレコードである1分57秒201を更新、デビュー戦をポールポジションから発進することとなった。Cドライバーの立川も1分59秒140でCドライバー予選をトップで終えており、Z4M打倒に向けて快調なスタートを切った。
ST2クラスは#20RSオガワランサーの大橋がAドライバーのトップ、#26エンドレスアドバンウェッズランサーの井尻薫がBドライバーのトップだったが、タイム合算で20号車がコンマ35秒上回った。
ST3クラスは#51DIAMANGO-Zの影山正彦が2分02秒941と総合でも5位に食い込む好タイムでAドライバーのトップに立ったが、Bドライバー予選では#39NSXの佐々木孝太が2分01秒192とST3のコースレコードを1秒以上上回り、タイム合算でトップに立った。
ST-4クラスはAドライバートップが#18コスモソニック21FK ings DC5の浅野武夫、Bドライバーは#62ホンダカーズ東京G/Mインテグラの太田がトップとなり、合算では62号車がトップ。
青木拓磨の参戦で注目の#24SAMURAI ADVAN DC5は青木がクラス10位、土屋武士がクラス7位につけ、合算ではクラス9位となった。
なお新設されたST-5クラスは今回1台のみのエントリー。しかし#4TSK☆Vits-RS(河野利尚/植島禎一は両ドライバーとも予選通過タイムをクリアできず、予選落ちとなった。
第1戦決勝はこの後午後1時より84周(400km)で戦われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
MOTEGI SUPER TAIKYU ROAD 400km -RIJ- (2010/03/28) A&B Total Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | Cls | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Adriver Bdriver | Total Time | Behind | km/h |
1 | ST1 | 1 | 8 | ART TASTE GT3 PORSCHE GT3 | 清水 康弘 竹内 浩典 | YH | 1'57.048 1'57.036 | 3'54.084 | - | 147.682 |
2 | ST1 | 2 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 谷口 信輝 柳田 真孝 | YH | 1'57.111 1'57.081 | 3'54.192 | 0.108 | 147.614 |
3 | ST1 | 3 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 片岡 龍也 ファリーク・ハイルマン | YH | 1'57.818 1'58.207 | 3'56.025 | 1.941 | 146.467 |
4 | ST2 | 1 | 20 | RSオガワ ADVAN ランンサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 大橋 正澄 阪口 良平 | YH | 2'02.826 2'01.346 | 4'04.172 | 10.088 | 141.580 |
5 | ST2 | 2 | 26 | エンドレス アドバン ウエッズ ランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 朝倉 貴志 井尻 薫 | YH | 2'03.506 2'01.014 | 4'04.520 | 10.436 | 141.379 |
6 | ST3 | 1 | 39 | TITEC TRACY NSX HONDA NSX | 川口 正敬 佐々木 孝太 | YH | 2'04.305 2'01.192 | 4'05.497 | 11.413 | 140.816 |
7 | ST3 | 2 | 51 | DIAMANGO-Z NISSAN FAIRLADY Z | 影山 正彦 池田 大祐 | YH | 2'02.941 2'03.580 | 4'06.521 | 12.437 | 140.231 |
8 | ST3 | 3 | 27 | FINA ADVAN BMW M3 BMW M3 | 伊橋 勲 廣田 光一 | YH | 2'02.992 2'03.935 | 4'06.927 | 12.843 | 140.001 |
9 | ST2 | 3 | 6 | 新菱オート☆DIXCELエボ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 冨桝 朋広 関 豊 | YH | 2'03.270 2'04.774 | 4'08.044 | 13.960 | 139.370 |
10 | ST3 | 4 | 77 | TAKE VICTORY Z NISSAN FAIRLADY Z | DRAGON 高木 真一 | YH | 2'05.662 2'03.303 | 4'08.965 | 14.881 | 138.855 |
11 | ST2 | 4 | 59 | 東和MOTUL・ED・インプレッサ SUBARU IMPREZA | 大澤 学 吉田 寿博 | YH | 2'04.980 2'04.497 | 4'09.477 | 15.393 | 138.570 |
12 | ST3 | 5 | 15 | 岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7 MAZDA RX-7 | 長島 正明 岩崎 祐貴 | YH | 2'04.760 2'05.009 | 4'09.769 | 15.685 | 138.408 |
13 | ST3 | 6 | 14 | 岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z NISSAN FAIRLADY Z | 田畑 勇 田中 徹 | YH | 2'04.520 2'05.442 | 4'09.962 | 15.878 | 138.301 |
14 | ST2 | 5 | 30 | 森永チルミル☆RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 伊藤 俊哉 筒井 克彦 | YH | 2'06.394 2'06.314 | 4'12.708 | 18.624 | 136.798 |
15 | ST3 | 7 | 7 | 岡部自動車JDS メーカーズRX-7 MAZDA RX-7 | 碓井 久彦 白井 剛 | YH | 2'06.056 2'07.936 | 4'13.992 | 19.908 | 136.106 |
16 | ST4 | 1 | 62 | ホンダカーズ東京 G/M インテグラ HONDA INTEGRA TYPE-R | 塩谷 烈州 太田 侑弥 | YH | 2'09.272 2'08.723 | 4'17.995 | 23.911 | 133.995 |
17 | ST4 | 2 | 18 | コスモソニック21FK ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 浅野 武夫 笠原 智行 | YH | 2'08.959 2'10.674 | 4'19.633 | 25.549 | 133.149 |
18 | ST4 | 3 | 74 | TUBE RACING HONDA INTEGRA TYPE-R | 松本 玲二 ピストン西沢 | YH | 2'10.647 2'09.329 | 4'19.976 | 25.892 | 132.974 |
19 | ST4 | 4 | 95 | 特許リジットカラーS2000 HONDA S2000 | 服部 尚貴 市嶋 樹 | YH | 2'09.211 2'11.042 | 4'20.253 | 26.169 | 132.832 |
20 | ST4 | 5 | 12 | 無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS HONDA CIVIC TYPE-R | 松井 隆幸 久保 宣夫 | YH | 2'09.421 2'12.061 | 4'21.482 | 27.398 | 132.208 |
21 | ST4 | 6 | 666 | BOMEX with CarXs S2000 HONDA S2000 | 山下 潤一郎 青木 孝行 | YH | 2'13.256 2'10.578 | 4'23.834 | 29.750 | 131.029 |
22 | ST4 | 7 | 41 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 兵藤 信一 東 徹次郎 | YH | 2'14.435 2'10.496 | 4'24.931 | 30.847 | 130.487 |
23 | ST4 | 8 | 60 | RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ HONDA INTEGRA TYPE-R | 小林 康一 小幡 弘 | YH | 2'11.242 2'14.003 | 4'25.245 | 31.161 | 130.332 |
24 | ST4 | 9 | 24 | SAMURAI 無限 ADVAN DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 青木 拓磨 土屋 武士 | YH | 2'15.227 2'11.928 | 4'27.155 | 33.071 | 129.400 |
25 | ST4 | 10 | 69 | ステラブルJ'S RACING ADVAN S2000 HONDA S2000 | 中西 真史 赤星 陽太郎 | YH | 2'15.154 2'14.091 | 4'29.245 | 35.161 | 128.396 |
26 | ST4 | 11 | 602 | DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ HONDA INTEGRA TYPE-R | 新垣 元 岩月 邦博 | YH | 2'16.334 2'15.875 | 4'32.209 | 38.125 | 126.998 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | ST5 | - | 4 | TSK ☆ Vitz - RS TOYOTA Vits | 河野 利尚 植島 禎一 | YH | 2'32.292 2'33.905 | 5'06.197 | 1'12.113 | 112.901 |
- | ST2 | - | 3 | ウエマツ・エンドレス・アドバン・CSX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 峰尾 恭輔 村田信博 | YH | Absence Absence | - | - | - |
MOTEGI SUPER TAIKYU ROAD 400km -RIJ- (2010/03/28) B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Time | Behind | km/h |
1 | ST1 | 1 | 8 | ART TASTE GT3 PORSCHE GT3 | 竹内 浩典 | 1'57.036 | - | 147.689 |
2 | ST1 | 2 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 柳田 真孝 | 1'57.081 | 0.045 | 147.633 |
3 | ST1 | 3 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | ファリーク・ハイルマン | 1'58.207 | 1.171 | 146.226 |
4 | ST2 | 1 | 26 | エンドレス アドバン ウエッズ ランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 井尻 薫 | 2'01.014 | 3.978 | 142.834 |
5 | ST3 | 1 | 39 | TITEC TRACY NSX HONDA NSX | 佐々木 孝太 | 2'01.192 | 4.156 | 142.625 |
6 | ST2 | 2 | 20 | RSオガワ ADVAN ランンサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 阪口 良平 | 2'01.346 | 4.310 | 142.444 |
7 | ST3 | 2 | 77 | TAKE VICTORY Z NISSAN FAIRLADY Z | 高木 真一 | 2'03.303 | 6.267 | 140.183 |
8 | ST3 | 3 | 51 | DIAMANGO-Z NISSAN FAIRLADY Z | 池田 大祐 | 2'03.580 | 6.544 | 139.869 |
9 | ST3 | 4 | 27 | FINA ADVAN BMW M3 BMW M3 | 廣田 光一 | 2'03.935 | 6.899 | 139.468 |
10 | ST2 | 3 | 59 | 東和MOTUL・ED・インプレッサ SUBARU IMPREZA | 吉田 寿博 | 2'04.497 | 7.461 | 138.838 |
11 | ST2 | 4 | 6 | 新菱オート☆DIXCELエボ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 関 豊 | 2'04.774 | 7.738 | 138.530 |
12 | ST3 | 5 | 15 | 岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7 MAZDA RX-7 | 岩崎 祐貴 | 2'05.009 | 7.973 | 138.270 |
13 | ST3 | 6 | 14 | 岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z NISSAN FAIRLADY Z | 田中 徹 | 2'05.442 | 8.406 | 137.792 |
14 | ST2 | 5 | 30 | 森永チルミル☆RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 筒井 克彦 | 2'06.314 | 9.278 | 136.841 |
15 | ST3 | 7 | 7 | 岡部自動車JDS メーカーズRX-7 MAZDA RX-7 | 白井 剛 | 2'07.936 | 10.900 | 135.106 |
16 | ST4 | 1 | 62 | ホンダカーズ東京 G/M インテグラ HONDA INTEGRA TYPE-R | 太田 侑弥 | 2'08.723 | 11.687 | 134.280 |
17 | ST4 | 2 | 74 | TUBE RACING HONDA INTEGRA TYPE-R | ピストン西沢 | 2'09.329 | 12.293 | 133.651 |
18 | ST4 | 3 | 41 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 東 徹次郎 | 2'10.496 | 13.460 | 132.456 |
19 | ST4 | 4 | 666 | BOMEX with CarXs S2000 HONDA S2000 | 青木 孝行 | 2'10.578 | 13.542 | 132.373 |
20 | ST4 | 5 | 18 | コスモソニック21FK ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 笠原 智行 | 2'10.674 | 13.638 | 132.275 |
21 | ST4 | 6 | 95 | 特許リジットカラーS2000 HONDA S2000 | 市嶋 樹 | 2'11.042 | 14.006 | 131.904 |
22 | ST4 | 7 | 24 | SAMURAI 無限 ADVAN DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 土屋 武士 | 2'11.928 | 14.892 | 131.018 |
23 | ST4 | 8 | 12 | 無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS HONDA CIVIC TYPE-R | 久保 宣夫 | 2'12.061 | 15.025 | 130.886 |
24 | ST4 | 9 | 60 | RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ HONDA INTEGRA TYPE-R | 小幡 弘 | 2'14.003 | 16.967 | 128.989 |
25 | ST4 | 10 | 69 | ステラブルJ'S RACING ADVAN S2000 HONDA S2000 | 赤星 陽太郎 | 2'14.091 | 17.055 | 128.905 |
26 | ST4 | 11 | 602 | DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ HONDA INTEGRA TYPE-R | 岩月 邦博 | 2'15.875 | 18.839 | 127.212 |
27 | GT1 | 1 | 4 | TSK ☆ Vitz - RS TOYOTA Vits | 植島 禎一 | 2'33.905 | 36.869 | 112.309 |
MOTEGI SUPER TAIKYU ROAD 400km -RIJ- (2010/03/28) A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Time | Behind | km/h |
1 | ST1 | 1 | 8 | ART TASTE GT3 PORSCHE GT3 | 清水 康弘 | 1'57.048 | - | 147.674 |
2 | ST1 | 2 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 谷口 信輝 | 1'57.111 | 0.063 | 147.595 |
3 | ST1 | 3 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 片岡 龍也 | 1'57.818 | 0.770 | 146.709 |
4 | ST2 | 1 | 20 | RSオガワ ADVAN ランンサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 大橋 正澄 | 2'02.826 | 5.778 | 140.727 |
5 | ST3 | 1 | 51 | DIAMANGO-Z NISSAN FAIRLADY Z | 影山 正彦 | 2'02.941 | 5.893 | 140.596 |
6 | ST3 | 2 | 27 | FINA ADVAN BMW M3 BMW M3 | 伊橋 勲 | 2'02.992 | 5.944 | 140.537 |
7 | ST2 | 2 | 6 | 新菱オート☆DIXCELエボ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 冨桝 朋広 | 2'03.270 | 6.222 | 140.220 |
8 | ST2 | 3 | 26 | エンドレス アドバン ウエッズ ランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 朝倉 貴志 | 2'03.506 | 6.458 | 139.952 |
9 | ST3 | 3 | 39 | TITEC TRACY NSX HONDA NSX | 川口 正敬 | 2'04.305 | 7.257 | 139.053 |
10 | ST3 | 4 | 14 | 岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z NISSAN FAIRLADY Z | 田畑 勇 | 2'04.520 | 7.472 | 138.813 |
11 | ST3 | 5 | 15 | 岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7 MAZDA RX-7 | 長島 正明 | 2'04.760 | 7.712 | 138.546 |
12 | ST2 | 4 | 59 | 東和MOTUL・ED・インプレッサ SUBARU IMPREZA | 大澤 学 | 2'04.980 | 7.932 | 138.302 |
13 | ST3 | 6 | 77 | TAKE VICTORY Z NISSAN FAIRLADY Z | DRAGON | 2'05.662 | 8.614 | 137.551 |
14 | ST3 | 7 | 7 | 岡部自動車JDS メーカーズRX-7 MAZDA RX-7 | 碓井 久彦 | 2'06.056 | 9.008 | 137.121 |
15 | ST2 | 5 | 30 | 森永チルミル☆RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX | 伊藤 俊哉 | 2'06.394 | 9.346 | 136.755 |
16 | ST4 | 1 | 18 | コスモソニック21FK ings DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 浅野 武夫 | 2'08.959 | 11.911 | 134.035 |
17 | ST4 | 2 | 95 | 特許リジットカラーS2000 HONDA S2000 | 服部 尚貴 | 2'09.211 | 12.163 | 133.773 |
18 | ST4 | 3 | 62 | ホンダカーズ東京 G/M インテグラ HONDA INTEGRA TYPE-R | 塩谷 烈州 | 2'09.272 | 12.224 | 133.711 |
19 | ST4 | 4 | 12 | 無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS HONDA CIVIC TYPE-R | 松井 隆幸 | 2'09.421 | 12.373 | 133.557 |
20 | ST4 | 5 | 74 | TUBE RACING HONDA INTEGRA TYPE-R | 松本 玲二 | 2'10.647 | 13.599 | 132.304 |
21 | ST4 | 6 | 60 | RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ HONDA INTEGRA TYPE-R | 小林 康一 | 2'11.242 | 14.194 | 131.703 |
22 | ST4 | 7 | 666 | BOMEX with CarXs S2000 HONDA S2000 | 山下 潤一郎 | 2'13.256 | 16.208 | 129.712 |
23 | ST4 | 8 | 41 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 | 兵藤 信一 | 2'14.435 | 17.387 | 128.575 |
24 | ST4 | 9 | 69 | ステラブルJ'S RACING ADVAN S2000 HONDA S2000 | 中西 真史 | 2'15.154 | 18.106 | 127.891 |
25 | ST4 | 10 | 24 | SAMURAI 無限 ADVAN DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 青木 拓磨 | 2'15.227 | 18.179 | 127.822 |
26 | ST4 | 11 | 602 | DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ HONDA INTEGRA TYPE-R | 新垣 元 | 2'16.334 | 19.286 | 126.784 |
27 | GT1 | 1 | 4 | TSK ☆ Vitz - RS TOYOTA Vits | 河野 利尚 | 2'32.292 | 35.244 | 113.499 |

2010年3月20日(sat)
- 9:00~11:40・FREEPRACTICE
- WEATHER:FINECONDITION:DRYTEMPERATURE:11°
- 13:15~14:00:QUALIFYINGPRACTICE
- WEATHER:FINECONDITION:DRYTEMPERATURE:17°
- 15:00~:KNOCKDOWNQUALIFYING
- WEATHER:FINECONDITION:DRYTEMPERATURE:18°
久しぶりに開幕戦が鈴鹿に戻ってきた2010AUTOBACSSUPERGT第1戦。JIMGAINERも昨年福田エンジニアが制作したF430ではなく、ASIANLEMANSで使用したFIA-GT2の車両で今年1年を戦っていく。タイヤメーカも2005年から2年間使用していたDUNLOPを再び装着。チャンピオン獲得に向けてシリーズを走り出した。
今回は練習走行時間がかなり延長され、2時間40分が与えられていた。田中哲也のドライブで、走行は開始された。OUTINでピットに戻り、路面のラバーが乗ってくるまで約20分ほど待機。他車も同じ様なことを考えているようで、開始早々は10台もコースに居ない状態だった。
再びコースインし、マシンのセットアップを開始。今回はなかなかアンダーステアが消えず福田エンジニアを悩ます。リアのスプリング交換など、足まわりのセットを行うが、思うような方向性が出ない。残り時間45分で平中克幸と交代。平中はオーバーステアもあり、マシンの限界が低いと訴える。残り時間を考えたが、フロントのスプリング交換を行い、残り時間3分でコースへ。不安が残る中、練習走行は終了した。
午後よりオンタイムで予選1回目が開始された。まず平中がタイム計測に入る。福田エンジニアがマシンのセットを変えたおかげで、練習走行の時とは違うマシンに乗っているようで、平中克幸は先ほどの自身が計測したタイムを3秒以上更新してきた。その後田中と交代。田中もマシンの動きに納得しているようで、5周計測して予選は3位で終了した。
1時間のインターバルの後、今年最初の予選はノックダウン方式で開始された。3回行われ、1回目は16台、2回目は10台が次のセッションに駒を進められる。1人のドライバーが連続して乗車することは出来ない。1セッション目は平中がタイムアタックを担当。10分間の短い時間の中で、クリアラップを取り、ベストな状態で走行出来なければ上位進出は望めない。徐々にタイムを上げていき、3周目に2分5秒855のタイムで2位通過を果たした。
続いて2回目は田中が担当。4ラップ目に1分6秒台にきっちりと入れて来て、5位で最終のセッションに進むことが出来た。
3セッション目はいきなり1位のポジションに名前が載る。タイムを1周毎に上げていき、2分5秒599と1回目よりタイムを上げてきた。しかし、それを0.208秒うわまわってきたのが№7(RX-7)だ。結局それ以上にタイム更新するマシンはなく、今年最初のグリッドは、2番目からのスタートとなった。
- 田中哲也
-
今年は開幕前からテストを何度かやってきて、その成果が今日の予選結果に出たのかなと思っています。ここまでの流れは良いので、明日はこの流れをキープして、優勝を目指したいですね。
- 平中克幸
-
オフの期間では僕たちのチームが一番距離も長く走り、テストを重ねてきた。昨年と違うマシン、タイヤで開幕を迎えたわけですから、結果として2番手だったということは、良いスタートを切れたと思っています。凄くうれしいのですが、それまでの流れとしてはあまり良いとは言える状態ではなく、もっともっと良くしていかなければいけない部分が多く、結果に甘んじることなくしっかいりとやっていかなければだめですね。この先のシリーズを戦う上でかなり厳しいのではないかと思っています。
2010年3月21日(sun)
- 8:30~9:15:FREEPRACTICE
- 9:25~9:40:CIRCUITSAFARI
- WEATHER:CLOUDYCONDITION:WETTEMPERATURE:13°
- 14:00~:FINAL
- WEATHER:CLOUDY/RAINTEMPERATURE:14°
決勝日の鈴鹿サーキットは、中国からの黄砂に覆われ、暗くどんよりとしたなかで行われた。昨晩の雨は朝方には上がりはしたものの、路面状況は悪くウエット宣言が出される中、朝のフリー走行は開始した。ドライバーは田中。非常に滑りやすい路面コンディションの中、ドライのタイヤで走行を続け、ピットインを繰り返し最後のチェックを行う。残り時間15分で平中と交代。平中は9周計測後このセッションの4番手で走行を終えた。その後サーキットサファリは田中がドライブし、決勝に向けて確かな手応えを感じたようだ。
グリッドに着き、国歌が歌われる頃にはぽつぽつと雨が落ちてきた。路面も徐々に濡らし始めるが、レインタイヤを履くほどでもない。鈴鹿サーキットは普段雨が降り始めるのは西コースからで、東コースの方が雨の量は少ないという。そんなコンディションの中、決勝レースは田中からスタートした。
いきなりポールポジションのNo.7がデグナーカーブでコースオフ。難なく田中は1位を獲得。しかし2周目の130Rで12位スタートのNo.33Porscheが田中のインを突き2位へ。雨はぽつぽつと黄砂と一緒に路面を濡らす難しい中、田中はマシンをコントロールし、前を行くNo.33を追いかける。3位との差は徐々に開き始めた10周目(500は11周目)の1コーナー手前で、500クラスのマシン3台が絡む多重クラッシュが発生。SC(セーフティーカー)がコースに。後ろのマシンとのマージンが一瞬にして0に。
5周のSCランのあと、リスタートが行われた。ポジションは2位のまま、21周目に平中と交代のためピットへ。昨年と違い、FIA-GT車両は燃費が悪く、給油時間が昨年の倍近く掛かる。タイヤ交換は速かったものの、ピット作業に45秒07も掛かってしまう。平中がコースインした時点で12位。
中盤を走っていたマシンがピット作業を終えた時点で、5位のポジションに落ちてしまっていた。しかし、前を行く4台は僅差。直前のNo.3を平中は猛プッシュ。しかし、18周目の130Rで勢い余ってコースオフ。コースに戻ってくるときに左前のアンダーパネルを破損。その弾みで、ラジエターを傷つけてしまう。平中からは水温上昇を示すランプの点灯を伝えてくる。急遽ピットへ戻り、マシンの修復にかかるが、水温が100°を超え、エンジンの負担を考えると、このまま修理してコースに戻ってもさらなるエンジンに負担を掛けるということで、この時点でリタイヤを決めた。マシンのポテンシャルの高さは証明されたが、ピット作業に掛かる時間をどのように短縮していくか、課題も残った。次戦岡山では、必ず表彰台に登り、今回のノーポイントを取り返したいと思います。
- 田中哲也
-
序盤雨が降って難しい展開でしたが、なんとかくぐり抜けられてました。タイヤの暖まりが若干悪く、No.33に抜かれましたが、後ろの車にはアドバンテージはありました。ただもっともっとレース展開でタイヤの使い方等色々と理解してレースに臨まないと、今日のレース展開では絶対勝てないので、次回からもっと気を引き締めて戦わなければいけませんね。
- 平中克幸
-
レース中に他車と接触してコースアウトしたのですが、戻ってくるときに大きなタイヤカスか何かを拾ってしまい、それでラジエターを傷つけてしまいました。こんな結果になってしまったのですが、予選は良いパフォーマンスを出せることがわかったので、次回のレースでは作戦等をもっと煮詰めて決勝で結果を出していかなければいけませんね。同じくFIA車両でトップを走っていた№33が、ピットアウト後に順位を落としているのは、給油の時間が長かったりとFIA車両の特性上仕方がない部分があるので、そういったところをリカバーしていけるかをしっかり対応していかなければいけないですね。
Text & Photo: JIMGAINER
コンドーレーシングは、チーム設立10周年を記念して写真集を発売した。写真集は2月1日に申し込み受付が始まり、3月1日よりすでに順次発送されている。
コンドーレーシングは前世紀の2000年に設立。オリンピックコンドーレーシングとして代表の近藤真彦氏自らがステアリングを握り、フォーミュラ・ニッポンに参戦を開始した。2002年にはル・マン24時間耐久レースにも参戦。2006年にはニッサン陣営の一角として、SUPER GTに参戦を開始。2007年には自社ファクトリーも完成し、この年のSUPER GT第4戦セパンでGT初勝利を上げた。2008年には、フォーミュラ・ニッポン第7戦富士でフォーミュラでも初勝利をあげ、着実にチーム力をつけてきた。設立10年を経過した今、誰もが認めるトップチームの一員となっている。
写真集は総192ページ。撮影は10年にわたりコンドーレーシングを撮り続けているカメラマンの小林勝彦氏。近藤真彦監督のインタビューもあり、他にの数多くの得点が付く。非常にクオリティーが高く、手に取ったレース関係者からは絶賛の声が上がっている。
写真集は現在も好評発売中。少々高価だが、コストパフォーマンスも高く、記念の一品として手元におかれてはいかがだろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: KR10
スタート直前に雨が降り、難しいコンディションとなったGT300クラス決勝レースは、ポールスタートの#7 RE雨宮RX-7(谷口信輝)が直後にコースアウトしポジションダウンする波乱のスタートとなった。
しかし、一時5位まで落とした谷口は21周目の逆バンクで#86ランボルギーニをパスすると、その次の周には他車のピット作業のロスなどで、2番手に浮上。これに対し、25周終わりでピットインした#7 RX-7はタイヤ無交換で時間を短縮し、トップを奪った。
後半を受け持った#7 折目遼は、タイヤをいたわりつつプッシュ。安定したラップを最後まで刻み続け、優勝を飾った。#7 RE雨宮RX-7は2008年開幕戦鈴鹿以来の優勝。昨年から表彰台の常連となっていたが、優勝は2年ぶりとなった。
谷口信輝のコメント :
結果的に優勝できて、すごくホッとしています。嬉しい気持ちとホッとしている気持ちの両方です。スタート直後は、路面が良くなる前に他のクルマを引き離そうと思ったんですが、まんまと僕がハマリ、コースアウトしてしまいましたね。前を行く3台に追い付けば、タイヤ無交換作戦なのでピットで抜けるとは思いました。
折目遼のコメント :
鈴鹿は僕にとって非常に特別なサーキット。ここでポール・トゥ・ウインできたことは、とても自信になり、今後にプラスになると思います。僕がコースインするときに後ろとのマージンが10数秒なので、アウトラップに集中して走りました。あとはマージンを計りながらプッシュすることが、完璧にできたかなと思います。
MZ Racing プレスリリース http://www.mzracing.jp/supergt/201003.html
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【2010年スーパーGTシリーズ開幕戦(鈴鹿サーキット)】
20-21 March, 2010
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吉本大樹 & 新規参戦A speed triple a Vantage GT2
予選はS2進出も、決勝はほろ苦デビュー
【Result】
【土曜日】
公式練習 : 6 th
公式予選1回目 : 7 th
S1 : 15 th
S2 : 15 th
予選総合 : 15 th
【日曜日】
フリー走行 :10 th
決勝 : 失格 (0 pt / Team's Point : 0 pt)
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【公式練習、予選】
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公式予選1回目 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始時17℃/28℃ 終了時18℃/28℃
ノックダウン予選 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始時18℃/28℃ 終了時17℃/23℃
triple a Vantage GT2、初陣予選は15番手

シーズンオフの期間中から、使用するマシン(アストンマーティンV8ヴァンテージ)、ドライバーラインナップ(吉本大樹&松田秀士選手)、新規参戦のチーム体制(A speed)等で大きな注目を集めてきたtriple a Vantage GT2。開幕前のテストでは新規参戦チームながら順調にプログラムを消化、そして迎えた3月20日。春の陽気も感じさせたこの日、いよいよスーパーGTシリーズでの初陣を鈴鹿サーキットで迎える事となった。
新規参戦チームとして迎えたレースウィーク初の公式セッション。ここでまずステアリングを握ったのは吉本大樹。その吉本は走りだし最初の計測ラップから2'08"009をマーク、ずまずの滑り出しを見せる。その後2度目のピットインで松田選手にドライバーチェンジ。松田選手はピットインアウトを繰返しながら走行を重ね、セッション終盤に再度吉本にバトンタッチ。吉本はこの走行で「テストの時と比べるとフィーリングが今一つ・・・」としながらも、最後のアタックで2'06"850までタイムを伸ばし、最終的にこのセッションを6番手で終了した。
初の公式セッションとしては上々の滑り出しを見せたtriple a Vantage GT2。迎えた公式予選1回目。まずこのセッションのステアリングを握ったのは松田選手。その松田選手は計測2周目に2'08"274をマーク、この時点での7番手に付けピットへと戻ってくる。ここからマシンに乗り込んだ吉本は、2度のピットインを挟み周回を重ねると、最後のアタックで2'08"055をマーク。トップの#2(アップル・K-ONE・紫電)からは1"555秒遅れながら、7番手でこのセッションを終了した。
その後午後に入り行われたノックダウン方式の予選2回目。昨年の鈴鹿ポッカ1000Kmで行われたこの予選方式は、まずS1で全車がアタックし17番手以下の決勝グリッドが決定される。その後残りの16台でS2を行い、ここでは11番手以下のマシンが脱落、11~16番手のグリッドが決まる。さらにS3ではS2を突破した10台で順位が争われ、最終的にここでPP~10番手までの決勝スターティンググリッド順が決まることとなる。ドライバーは連続したセッションに出走する事が認められず、S1出走ドライバーはS2には出走できず、逆にS2を走ったドライバーはS3には出走できない。

このノックダウン方式予選最初のセッションとなるS1でマシンに乗り込んだのは吉本大樹。各セッションの時間はわずかに10分ずつ、計測は2~3周が限界となる。すると吉本は最初の計測ラップで2'08"133をマーク、この時点での4番手に飛び込むと、さらに次のラップで2'07"849をマーク。まずは危なげなくS2進出を決めて見せる。その後GT500クラスの走行と10分間のインターバルを挟み迎えた予選S2。ここでステアリングを握ったのは松田選手。その松田選手は計測2周目に2'08"357を記録。しかしこのタイムはこの時点で11番手。S3進出は10位までとなるため、松田選手は更なるタイムアップを狙い最後のアタックへと入っていく。ところが午前中の公式練習からマシンセットが今一つに詰め切れていなかった事も影響し、最後のアタックラップではベストタイムを更新する事が出来ず。さらに最終アタックでタイムアップしたマシンがいたため、最終的な順位は15番手となり、triple a Vantage GT2は翌日の決勝に15番グリッドから挑む事となった。
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【決勝】
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天候:曇 | コース:ドライ | 気温14度 | 路面温度19度
triple a Vantage GT2、決勝はほろ苦デビューに

前日夜に降った雨は朝の時点で一旦止んでいたものの、フリー走行後のピットウォークの時間帯にはまたしても空から雨粒が落ちてくる等、不安定な天候となったこの日の鈴鹿サーキット。そんな中、前日の予選でマシンセットを今一つに詰め切れずに15番手となったtriple a Vantage GT2は、朝のフリー走行で決勝を見据えたマシンセットを確認。吉本が10番手タイムを出す等、追い上げを期し決勝のスタートを迎える事となった。
傘をさすほどにはならないものの、時折落ちてくる雨粒が波乱を予感させた決勝スタート前のグリッド上。15番グリッドに付いたtriple a Vantage GT2は、ピットウォークやキッズウォークにも駆け付けたファンやチームのパーソナルスポンサーを含めた関係者等、大勢の応援者達に囲まれた。吉本大樹、スタートを務める松田選手の両ドライバーもこれら大勢の声援に笑顔で応える等落ち着いた雰囲気を見せつつも、初陣となる決勝スタート時刻が近づくに連れ、徐々にその闘争心を高めていく。
その後国歌斉唱等のセレモニーも終わり、いよいよ迎えた注目の決勝スタート。隊列を整え最終コーナーを立ち上がってきた19台のGT300マシンはシグナルグリーン点灯と共にホームストレート上を一気に加速。19台のエンジン音が重なり合った轟音が響き渡る中、1コーナーから激しいポジション争いが始まった。するとレースはオープニングラップから大荒れの展開に。スタート直前から数周の間にわずかに降った雨がコースコンディションを更に難しくした為かコースアウトを喫するマシンが続出、更にデグナー2つ目のコーナーでは4台のGT300マシンが絡み内3台がリタイヤとなるクラッシュが発生。そんな荒れ模様の中、スタートを務めた松田選手は落ち着いた走りを見せ、オープニングラップで11番手までポジションを上げホームストレートへと戻ってくると、その後2周目以降は前を行くマシンの隙を伺いながら周回を重ねていく。ところが迎えた9周目、ホームストレート上でGT500のマシン3台が絡む大クラッシュが発生し、コース上にはSC(セーフティーカー)が。するとこれがtriple a Vantage GT2にとっての悪夢の始まりとなる。
チームからの無線とコーナー脇のポストの「SCボード」でSCのコースインを知った松田選手はここで即座に減速。ところが黄旗&SCボード提示が遅れたポストがあった為、後ろから来た1台のマシンがこれに気付かずダンロップコーナーで松田選手を追い抜いていく。その後これがSC中の追い越しである事に気付いたこのマシンはスプーン手前で減速、ポジションを元に戻すため松田選手に先行を促した。これを見た松田選手はここで再度このマシンを追い抜きポジションを元の状態へと戻し、レースはそのポジションでリスタート。松田選手はこのリスタート後も11番手に付け20周目にピットイン。吉本へとステアリングを託していく。
するとその直後、何と先のSC中の松田選手のポジション復帰が「SC中の追い抜き行為」とみなされ、66号車にドライブスルーペナルティーの裁定が下ってしまう。ところが先にダンロップコーナーで追い抜きをしたマシンについてはオフィシャルの通達が上がっておらず、ペナルティーが下ったのは66号車のみ。オフィシャルが全ての状況を把握しきれずに下した裁定と判断したチームは、コース上の吉本には「ペナルティーについての抗議を上げているので、最終の裁定が出るまでそのまま走行を続けてほしい」と指示。これによりコース上に留まった吉本は提示され続けるペナルティボードを横目に走行を続けていく。
ところが迎えた27周目。結局チームの抗議は受け入れられず、66号車には「ペナルティー不履行」を理由に黒旗が提示されてしまう。これによりレース続行不可能となったtriple a Vantage GT2はピットイン。ここでレースを終える事となってしまった。このペナルティーについては、レース終了後に競技委員会において先に追い越しをしたドライバーも含めた協議の場が持たれ、最終的には様々な状況が加味されたうえで「ペナルティー不履行についての当該ドライバー(吉本大樹)に対するペナルティーポイントは一切付かない」という判定となったものの、このレースでの「失格」という結果が覆るわけではなく、新規参戦チームとしては、あまりにもほろ苦いデビュー戦となってしまった。
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【吉本大樹コメント】
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テストを含め確実に進歩を続けて迎えたtriple a Vantage GT2デビューとなる開幕戦は思った通りには行きませんでした。
セッティングの面に関しても思った様に進まず苦労はしていましたが、ネガティブな要素ばかりではなかったし、チェッカーが出る時点でのポジションに集中した戦略を立てていました。完走は絶対だったし、ポイントも確実に取りにいくつもりだったんですが残念な結果となってしまいました。
課題は生まれましたが次戦への活力となりますし、この悔しさはチーム全体で噛みしめていますので引き続き今後のtriple a Vantage GT2に注目して下さい!
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2位表彰台を獲得したENEOS SC430 6号車の
伊藤大輔(左)とビヨン・ビルドハイム(右)
SUPER GTの2010年シーズン第1戦「SUZUKA GT 300km」が3月20日(土)、21日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
今季のSUPER GTではライバル勢が新型車両、新エンジンを投入するが、昨年いち早く新規定に合わせた車両を投入し、見事タイトルを獲得したレクサスチームは、熟成を進めたLEXUS SC430でタイトル防衛を狙う。
今大会にはGT500クラスに5台のLEXUS SC430が出場。GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。
◆予選◆
20日(土)午後1時15分からの公式予選1回目を経て、午後3時からノックダウン予選が行われ、決勝レースのグリッドが決定された。
レクサス勢はZENT CERUMO SC430 38号車が最上位となる最前列2番手グリッドを確保。ENEOS SC430 6号車がその後方4番手、TDPの石浦宏明/大嶋和也組が駆るMJ KRAFT SC430 35号車も5番手と好位置からのスタート。ディフェンディングチャンピオンのPETRONAS TOM'S SC430 1号車は、惜しくも最終セッション進出を逃し、8番手。DENSO DUNLOP SARD SC430 39号車は13番手からのスタートとなった。
GT300クラスでは、TDPドライバーコンビとして2年目を迎える井口卓人/国本雄資組のCOROLLA Axio apr GT 74号車が5番手。2009年チャンピオンのウェッズスポーツIS350 19号車が6番手。トヨタ/レクサス勢では唯一、全く新しいドライバーコンビでの参戦となった嵯峨宏紀/松浦孝亮組のapr COROLLA Axio 31号車は9番手につけた。
◆決勝◆
21日(日)、決勝レースを前にしたウォームアップランの間に降り始めた小雨はまもなく止んだが、グリッドにレースカーが並び、エンジンがかけられた直後に再び雨が降り始めた。しかし、全車スリックタイヤのまま、午後2時に決勝レース(52周:約300km)のスタートが切られた。
黄砂混じりの小雨によって滑りやすくなった路面で始まったレースは、序盤から波乱の展開。GT500クラスに続いてスタートを切ったGT300クラスでは、1周目のデグナーコーナーを回った先でスピンした車両に後続が突っ込み、多重クラッシュが発生。これに31号車が巻き込まれ、無念のリタイアとなってしまった。
GT500クラスでは、38号車が2位のポジションを守る中、8番手グリッドの1号車が好スタートでポジションアップ。1周目の130Rで首位を走行していたウイダー HSV-010 18号車がコースオフしたため、38号車が首位に立ち、5番手からポジションを上げた35号車が2位、1号車が3位となった。しかし、1号車は2周目の第1コーナーでコースアウト。この波乱の中で35号車がトップを奪うと、38号車、6号車が続き、LEXUS SC430が1-2-3体制で序盤戦へ突入した。
首位を行く、大嶋が駆る35号車は快調なペースで2位以下を引き離し、その差は一時5秒近くまで広がったが、11周目のメインストレートで接触した車両が第1コーナーのウォールに激しくクラッシュ。セーフティカーが導入され、35号車の築いたマージンは失われてしまった。
しかし、16周目の再スタートでも35号車の大嶋は好ダッシュを見せ、首位の座を堅持。続く38号車と1号車による激しい2位争いが展開される中で、 35号車は再び後続との差を広げていった。
レースは中盤に入り、23周目終了時に2位を走行していた38号車がピットイン。給油、タイヤ交換とドライバー交代を行った。翌周には首位を行く35号車がピットインし、好走を見せた大嶋から石浦へドライバー交代。石浦は38号車の前でピットアウトしたが、タイヤがなかなか暖まらず、ポジションダウン。
27周目には39号車、28周目に1号車がそれぞれピットインを行ったが、ピットアウト後のタイヤ温度を上げるのに苦戦。天候が回復していく中で、ピットのタイミングを遅らせ、タイヤを交換しないなどの作戦を採ったライバル勢の先行を許してしまった。全車がピットを終えた時点で、31周目までピットを遅らせた6号車が2位、38号車が4位につけ、1号車は6位で38号車を先頭とする4位争いを展開した。
後半好ペースで追い上げてきた、TDPドライバー 平手晃平の駆る39号車もこの4位争いに加わり、終盤は4台が連なっての激しいバトルとなった。残り2周に突入する最終シケインで、前を行く38号車をパスしようとしたKEIHIN HSV-010 17号車が38号車と接触。38号車はコースオフし、1号車と39号車がこの2台をパス。その順位のままチェッカーとなった。
6号車は2位でフィニッシュし、2008年の最終戦以来となる表彰台を獲得。1号車が4位、39号車が5位。 35号車は6位となった。38号車は接触でタイヤにダメージを負い、9位でレースを終えた。
GT300クラスでは、31号車が早々に姿を消してしまったものの、ディフェンディングチャンピオンの19号車が最後まで激しいバトルを繰り広げ、見事3位表彰台を獲得。74号車はファイナルラップで勝負を仕掛け、惜しくもスピンを喫したが、8位でチェッカーを受けた。
- ENEOS SC430 6号車 ドライバー 伊藤大輔:
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テストが好調だっただけに、もう少し上の順位でフィニッシュしたかったが、いろいろと苦戦した中で、2位表彰台に上がれたことはまずまずの結果だと思う。天候の荒れた中で、ビヨン(・ビルドハイム)が冷静にレースを維持してくれた。アウトラップで順位を落とさないように対策し、あとはタイヤを持たせることに注力した。スポンサーやチーム、応援してくれたファンの皆さんに表彰台をプレゼントすることができて嬉しい。
- ENEOS SC430 6号車 ドライバー ビヨン・ビルドハイム:
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オフシーズンのテストで好調な結果を出してきたことが強みとなって、開幕戦からとてもポジティブに戦うことができた。冷静にタイヤマネージメントをしっかり考え、戦ったことが結果につながったと思う。今季のチャンピオンシップに向け、幸先の良いスタートが切れたことに満足している。
- ウェッズスポーツIS350 19号車 ドライバー 織戸学:
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チャンピオンとして迎えた今シーズン、開幕戦で3位表彰台が獲得できて安堵している。しかし、まだ足りない「何か」があると思うので、さらにクルマを煮詰めて、次戦以降もしっかり戦っていきたい。よく知った仲である片岡選手と目指すものは同じ。2連覇の目標に向かって、頑張るつもりだ。
- ウェッズスポーツIS350 19号車 ドライバー 片岡龍也:
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天候の荒れる中、またわれわれのクルマにとって苦手な鈴鹿サーキットで表彰台を獲得できたことは大きい。テクニカルだが、実はストレートがとても多いこのサーキットは、我々の19号車が昨年トップ5入りできなかったコースだ。開幕戦を迎えるにあたって、鈴鹿サーキットでもぜひ表彰台に乗りたいという希望もあり、3位の結果は2年連続チャンピオン獲得に向けて明るい材料だ。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社
3月21日(日)にSUPER GT 2010開幕戦「SUZUKA GT 300km RACE」が鈴鹿サーキットで行われ、予選10位の「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)は、レース中盤に首位に立つと、後半は危なげないペースでリードを拡大。昨年の岡山国際サーキットでの優勝に続き、二年連続で開幕戦優勝を果たした。
■ドラマチックな展開だった「HIS ADVAN KONDO GT-R」
待ちに待ったSUPER GT開幕戦に集まった31,000人もの観客が見守る中、決勝レースはスタートした。流れる雨雲から時折大粒の雨が降り、雨量がやや多かった1周目からスピンや接触クラッシュなどのアクシデントが発生した。前日の公式予選でクラッシュし、徹夜でマシンの修復を終えた「HIS ADVAN KONDO GT-R」は、これらの混乱を避けたオリベイラが、2周目には4位にあがった。その後、10周目に第1コーナーで発生したアクシデントによって5周のセイフティカーランがあり、レース再開後はふたたび雨がコースを濡らすなど、難しいコンディションが続いた。
しかし、#6 SC430、#1 SC430と#24 GT-Rはバトルを繰り広げ、この悪条件の中、#24 GT-Rが3位のポジションを固めた。各車がドライバー交代のためにピットインするレース中盤に#24 GT-Rは首位にたち、34周目に安田に交代するためピットインするまでリードを広げた。また、近藤真彦監督の指示でタイヤを交換せずにピットアウトした#24 GT-Rは首位のままコースに戻り、安田はその後18周にわたって安定したラップタイムを刻み、他を寄せつけることなく52周目のフィニッシュラインをトップで駆け抜けた。
■「MOTUL AUTECH GT-R」は8位でポイント獲得
「MOTUL AUTECH GT-R」(#23 本山哲/ブノワ・トレルイエ)は、GT-R勢最上位の予選3位からレースをスタート。トレルイエは、1周目を4位で通過したが、直後の第1コーナーで濡れた路面に足を取られてスピンオフ。すぐにコースに戻ったものの、その後徐々に順位を落としてしまう。セイフティカーランを経て8位となると、19周目には早めにピットインを行い、本山にドライバーを交代した。その後本山はしばらくの間10位で周回し、終盤には9位へとあがった。粘りの走行を続けた本山は最終的には8位に入賞。貴重な選手権ポイントを獲得した。
予選6位の「カルソニックIMPUL GT-R」(#12 松田次生/ロニー・クインタレッリ)は、スタート直後に第1コーナーで雨に乗りスピンし、9位に順位を落とす。その後10周目を終えたのちに突然スローダウン。スタートドライバーのクインタレッリは、コースサイドにマシンを停めた。再スタートを試みるが叶わず、そのままリタイヤとなった。
- #24 GT-Rドライバー ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
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「昨日クラッシュしてクルマを壊していたので、なんとかリカバーしたいと思っていた。また、硬いタイヤを選んでいたので、序盤の滑りやすく温度が低い状態のときにコースにとどまるのが大変だったが、いいリザルトを残せて嬉しい。徹夜でクルマを直してくれたメカニック達に感謝したい」
- #24 GT-Rドライバー 安田裕信
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「今朝のフリー走行でタイヤの状態が良かったので、近藤監督がタイヤ無交換でいけると判断して、それが功を奏しました。難しいコンディションの前半を良いポジションで切り抜け、タイヤをキープしてくれたJP(オリベイラ)の走りは尊敬に値すると思います。僕の受け持ち周回は、タイヤはもちろん、エンジンも、シャシーもよかったです。開幕戦で優勝できて本当にうれしいです」
Text & Photo: NISMO
3月21日(日)、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにおいて2010 オートバックス SUPER GT第1戦「SUZUKA GT 300km」の決勝が行われた。
Hondaはニューマシン「HSV-010 GT」を開幕戦に投入し、昨日の予選にて#18 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)が見事にポールポジションを獲得している。
また、#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)が7番手、#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)が9番手、#32 道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)が11番手、#8 ラルフ・ファーマン/井出有治組(ARTA HSV-010)が12番手の決勝グリッドからスタートを迎える。
決勝日の21日(日)は、曇り空で強風が吹き荒れ、スタート直前には小雨が降り始める難しいコンディションとなった。14時4分にローリングスタートが切られ、ポールポジションスタートの#18 ウイダー HSV-010を駆る小暮選手は、確実なスタートでトップを守った。しかし、濡れた路面の影響により、オープニングラップの130Rコーナーでオーバーランを喫して9位まで後退してしまう。コースの場所によっては一時的に大粒の雨が降ったため、多くのマシンは激しいスライドやコースアウトを喫しながら大きく順位を入れ替える展開となった。
3周終了時には、#32 EPSON HSV-010の道上選手が7位、#8 ARTA HSV-010のR.ファーマン選手が10位、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手が11位、#18 ウイダー HSV-010の小暮選手はさらに12位に後退し、13位に#17 KEIHIN HSV-010の金石選手が続く。
スタート直後に降り出した雨は序盤で止んだため、路面は完全にドライコンディションとなった。各マシンのバトルが激しさを増していく中、11周目のホームストレートで9位の道上選手と10位のR.ファーマン選手と11位の小暮選手3台が横並びのまま接触し、R.ファーマン選手の#8 ARTA HSV-010と小暮選手の#18 ウイダー HSV-010の2台が激しくクラッシュをして1コーナー手前で左側のウォールにヒットした。2台のマシンは大きなダメージを受けてリタイアとなったが、 2人のドライバーに大きなケガはなかった。また、道上選手の#32 EPSON HSV-010もクラッシュは免れたものの、車体にダメージを負ったためにピットでの修復作業を要することとなった。
このアクシデントでセーフティカーが入り、16周目にレースは再開された。この時点で、再び小雨が降り始めている。17周目では、#17 KEIHIN HSV-010が7位、#100 RAYBRIG HSV-010が9位、#32 EPSON HSV-010が10位を走行する。
レース中盤には雨が止み、再びドライコンディションとなった。25周終了時に#17 KEIHIN HSV-010がピットインを敢行して塚越選手に交代した。リアタイヤの2本のみを交換してピット作業を短縮した#17 KEIHIN HSV-010は、塚越選手の勢いのある走りで順位を上げていく。33周目終了時に#100 RAYBRIG HSV-010がドライバー交代を敢行。タイヤ交換をせずに山本選手がコースに戻り、3位まで順位を上げた。
ほぼ全車がドライバー交代を終えた35周終了時では、#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手が3位、#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手が5位、#32 EPSON HSV-010の中山選手が10位を走行する。その後、#32 EPSON HSV-010はセーフティカー出走中のピットイン違反により60秒のペナルティストップが科せられている。
山本選手は、タイヤ無交換ながらも他車と同等のペースで走行を重ねる。塚越選手も、4位グループで3台の激しいバトルを繰り広げていく。
レース終盤は天候が回復して、強い日差しが照りつけるコンディションとなった。残り7周となった時点で、3位の山本選手は48周目に2位の#6 ENEOS SC430と1秒192の差まで接近するが、最後まで抜くことはできずに3位で52周目のチェッカーフラッグを受けた。5位を走行していた塚越選手は、 50周目のシケインで4位の#38 ZENT CERUMO SC430と接触し、そのまま5位でゴールしたものの、27秒加算のペナルティを受けたために最終順位は7位となった。#32 EPSON HSV-010の中山選手は10位で完走を果たした。優勝は#24 HIS ADVAN KONDO GT-Rだった。
- 瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
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「HSV-010 GTのデビューウインを期待していただいた皆さんの声援に応えられず、非常に悔しく思っています。レース序盤に絶対にしてはいけないアクシデントで2台がリタイアしてしまったのが残念でなりません。思うようにならないのがレースですから仕方がないですね。そのような状況で100号車の伊沢選手、山本選手の若い2人が堅実に走ってくれて、3位表彰台を獲得できたことは大きな収穫です。伊沢選手がタイヤをうまく使ってくれたことで無交換作戦ができましたが、山本選手も難しいドライビングに対応し、GT500のデビュー戦ながら、よくがんばってくれたと思います。また17号車の塚越選手も、今後につながるいい走りをしてくれたと思います。次戦の岡山はテストで手応えを感じていますので、HSV-010 GTの初優勝を飾りたいと思います。次戦もご声援をお願いします」
- 伊沢拓也選手(3位、#100 RAYBRIG HSV-010)
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「Honda ファンの皆さんのためにデビューレースを優勝で飾りたかったのですが、荒れたレースの中で何とかしぶとく3位表彰台を獲得できたことはうれしく思います。優勝には一歩届かなかったので、マシンとドライバーの力をつけていきたいと思います。スタート直後はハードタイヤを選んでいたので、ドライビングが難しい状況でしたが、タイヤが温まってからはペースがとてもよくなりました。タイヤ無交換の作戦はレース中盤くらいで考えたので、ピット作業で順位を上げようと無理をせず安定したペースを保つことに集中しました。予選では18号車に負けましたし、決勝は3位表彰台に立ちましたがシリーズチャンピオンを目指しているので、もう一歩ステップを踏んでいきたいと思います。今回、いい流れで結果を残せたので次戦は優勝を目指してがんばります」
- 山本尚貴選手(3位、#100 RAYBRIG HSV-010)
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「楽しかったです。タイヤ交換をせずに走りましたが気にはなりませんでした。伊沢さんとチームスタッフが緻密な作戦を練ってくれたので、与えられた環境でベストを尽くすのが僕の仕事だと思っていましたので気合いで走りました。後ろに38号車が迫っているのは分かっていましたが、頭の中は目の前の6号車を抜くことでいっぱいでした。本当に集中してドライビングをすることができ、クルマも速かったので、優勝すること以外に喜べない気持ちはあったのですが、この3位はすごい価値があると思います。皆様のおかげです。これまでも、F3などで鈴鹿の表彰台に何度も立ったことはありましたが、多くの皆様の前で立ったこの景色は一生忘れられないですし、決して忘れてはならないと思います。次は優勝目指してがんばりたいと思います」
Text & Photo: HONDA

GT500クラス #24HIS ADVAN KONDO GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
昨日は申し訳ないことをした。予選でミステイクを犯してクラッシュしてしまい、メカニックたちに迷惑をかけたので、今日はそれを取り返そうと思いながら走りました。
クルマはパーフェクト。夜を徹して作業してくれたメカニックに感謝しているし、この勝利をチームのみんなに捧げたいと思います。優勝できて本当に良かった。
難しいコンディションで多くのドライバーがアウトに膨らんでいたけど、ボクも一度飛び出してしまいました。レギュレーションの関係でウェイトを積まされるけれど、岡山では去年も勝ってるので、次も期待しています。
今シーズンも安定した走りを続けて、今年こそチャンピオンを獲得したいですね。
安田 裕信
今週末は全セッションが10番だったので、まさか勝てるとは思っていませんでした。
4時半まで作業してくださったメカニックさんたちにお返しできて嬉しいです。
(タイヤ無交換作戦について)朝のフリー走行で監督が「いけるんじゃないか」と言い始めましたが、決定したのはスタート直前です。JPが濡れた路面をスリックを走ったことに比べれば、出来ないことではないと思って走りました。
終盤はタイヤが壊れるかもしれないのでペースをコントロールしました。
去年セパンで勝ったときは「どうしても勝たないと」と思っていましたが、今日は10番前後のタイムでしたから「できれば表彰台」と思ってスタートしました。でもレース後半からは「優勝したい!」と思うようになりました。
GT300クラス #7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC7
谷口 信輝
昨日は「スタートからトップを守って逃げる」と言いましたが、1周目から守れなくて。それでも優勝できてほっとしています。嬉しいのと、ほっとしたのと、両方です。
シビックインターとの掛け持ちはきつかったけど、両方で勝てて本当にうれしいです。
1周目のデグナーは全然グリップしていなくて、「あちゃ~」って感じでしたが、レース後半は24号車の作戦を見て「俺たちのをパクったな?!」と思いながら見ていました。
後ろに下がってからは、前3台に少しでも追いついていこうと思って走っていました。タイヤ無交換なのでピットで前にいけるだろうと。で路面が乾いてからはいい感じで走れていました。
飛び出したことはチームに黙っていようと思っていたんですけど、ビジョンで流れたと聞いて、「何で出すんだ!やんなきゃいいのに」って思いました(笑)
折目 遼
鈴鹿はボクにとって特別な場所です。ここのレーシングスクールにいたし、GTでも一番たくさん走っていますから。ここでポール・トゥ・ウィンできたことで今後の自信になります。
レースでは事前にプログラムを組んでいたことが物凄くうまくハマりました。谷口さんがコースアウトしましたが、運良くセーフティーカーが入って差が詰まったので、自分のアウトラップが勝負だと思って集中して走りました。
オープニングラップでは最初状況が分からなくて「どういうこと?どういうこと?」って状態でした。谷口さんからも無線が中々入ってこなかったので、最初はトラブルなのかと思いました。
あとになって状況が分かると「なんだ隠してたのか?!」と。
いいタイミングでピットに入れて、あとは去年から何度もやってる作戦を完璧にやるだけでした。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
2010オートバックスSUPER GT第1戦「鈴鹿GT300km」の決勝レースが3月21日、鈴鹿サーキットで行われた。
優勝は#24HIS ADVAN KONDO GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信組)。
昨日の予選でのクラッシュから見事に復活し、目まぐるしく天候の変わる荒れたレースを巧みなドライブとピット作戦で切り抜け、昨年の岡山に続いて2年連続で開幕戦を制した。
GT300クラスはポールシッターの#7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC7(谷口信輝/折目遼組)が、序盤のコースアウトから見事に順位を挽回して勝利。谷口はサポートイベントのシビックインターカップとあわせてこの日2つ目の優勝をものにした。(天候:曇りのち晴れ コース:セミウェット>ドライ 観客動員数31,000人)
決勝レースは午後2時にスタート。
ウォームアップランで一時雨が降り始めたものの、スタート進行が始まる頃には一旦上がったため、殆どのチームがスリックタイヤでグリッドに着き、一部ウェットを選択したチームもグリッド上でスリックタイヤに履き替えた。
ところがフォーメーションラップを開始するや否や、西コースの方角から雨雲が上空を多い尽くし始め、瞬く間に路面はウェットに変化した。
これがレース展開に大いに影響を及ぼし、GT300クラスは1周目のデグナーで多重クラッシュが発生、上位陣が総崩れ状態に陥った。
一方GT500クラスも1コーナーは慎重にグリッド順どおりで抜けて行ったが、130Rでトップの#18ウイダーHSV-010がアウトに飛び出し、一気に後方に沈む。ドライバーは小暮卓史だ。
続いて2周目の1コーナーでは#1ペトロナスSC、#23モチュールが立て続けにコースを飛び出した。一方#35KRAFT SCを駆る大嶋和也は#38ZENT SCのリチャード・ライアンを抜きトップに躍り出た。
この結果2周終えての順位は、 #35、 #38、 #6、 #24、 #23、 #1、 #32、 #39、 #12、 #8、 #100、 #18、 #17の順。
ここから#35大嶋が一気に後続を突き放しにかかり、2位#38ライアンとの差を5秒以上に広げていく。
ライアンはペースを上げることが出来ず、これに引っかかった後続車が長い隊列を形成する。
昨日のクラッシュから今朝の4時までかかって修復作業を行った#24HIS GT-Rもその中の1台だ。
スタートドライバーのオリベイラは、周回遅れに詰まった#6エネオスSCを9周目に抜き去ると、間髪を入れず#38ZENTとの差をも縮めにかかる。
防戦に必至のライアン。この間にトップの大嶋はどんどん逃げていく。
その後方では、激しい追い上げを敢行していた#1ウイダーHSVが、すぐ前を併走する#32エプソンHSVと#8ARTA HSVのインに飛び込んでいった。
ところがこの動きを察知していなかった#8ラルフ・ファーマンがイン側に牽制の動きをみせたことが引き金となって3台が接触、8号車と18号車は1コーナーを飛び出して原形をとどめないほどに大破してしまった。
これにより10周目からセーフティーカーが導入され、トップ大嶋の築いたマージンは水泡に帰した。
走行を続けていた32号車も右フロントバンパーを破損してピットイン。しかしこの時点では未だピットレーンはクローズの状態だったため、#32エプソンHSVにはレース終盤60秒のペナルティストップが課せられた。
SCランは15周目で終了。16周に入ったところでレースは再開された。
規定周回数の3分の1を消化した直後の19周目に#23モチュールGT-Rがピットイン。
これを皮切りに上位陣が相次いでピット作業を行い、2位の#38ZENTは23周終わり、トップの#35KRAFTは24周終わりでピットに飛び込んだ。
この結果、冷えたタイヤにてこずる#35石浦宏明を#38立川祐路が25周目のデグナーで攻略、ペースの上がらない石浦は25周終わりでリヤ2本交換のピットストップを行った#17ケーヒンHSVにも先行される結果となった。
これでトップに繰り上がったのが#24HISだ。
24号車は規定一杯の34周までオリベイラが引っ張って漸くピットに飛び込み、タイヤ無交換で安田がトップのままコースに飛び出していく。
後方の#6エネオスSCには逆に10秒以上のマージンを築いた。
3番手には#100レイブリックHSV。ここもタイヤ無交換でルーキー山本尚貴が目覚しい追い上げを見せ、#6伊藤大輔との差を徐々に削り取っていく。
その後方では#38ZENT、#17ケーヒン、#1ペトロナスの三つ巴のドッグファイトが展開されたが、50周目のシケインで#38立川のインに#17塚越広大が飛び込み、両者は激しく接触。これにより38号車はフロントタイヤをバーストさせて1コーナーで飛び出してしまう。
このアクシデントにより17号車には27秒加算のペナルティが課せられた。
結局24号車は終盤クルージングに入りながらも後続に付け入る隙を与えずに52周を走破。
昨年の岡山国際サーキットに続いて2年連続で開幕戦を制した。
オープニングラップから波乱に満ちた展開となったのがGT300クラスだ。
まずデグナーで飛び出してコースに戻ってきた#7雨宮RX-7を回避しようとアウトに進路を変えた#43ARTAガライヤが濡れた縁石に足をとられてスピン、そこへ団子状態で入ってきた#2紫電が避けきれずに追突、#9初音ミクポルシェ、#31カローラアクシオらも巻き込まれて4台が後方に沈む。雨宮RX-7も6位に後退した。
これでトップに立ったのが#11ジムゲイナー。しかし#33ハンコックポルシェが2周目のバックストレッチで並びかけ、130Rでインを突いてトップに躍り出る。#33影山正美は実に2周で11台抜きという離れ業を演じた格好だ。
ハンコックポルシェは影山が規定ぎりぎりの34周まで引っ張ってピットイン。リヤ2本を交換して木下みつひろがピットアウトしていく。しかし33号車は給油にてこずっている間に後方から追い上げてきた#7雨宮RX-7に先行されてしまった。
実は7号車もまた、GT500の24号車と同じくタイヤ無交換作戦を採り、アウトラップからハイペースで周回を重ねていたのだ。
この作戦とスタートドライバー谷口のアグレッシブな走り、途中で入ったSCランが奏功し、7号車は見事トップに復帰、最後は折目がペースをコントロールする余裕すら見せながらクラス優勝を物にした。
谷口はサポートレースのシビックインターカップでもポール・トゥ・ウィンを果たしており、今日一日で二つの勝利を、いずれもポール・トゥ・ウィンで成し遂げた。
2位には序盤のコースアウトを挽回してきた#46モーラZ、3位には#19ウェッズスポーツISが入った。
次戦は岡山国際サーキット。
4月4日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA & Motorsports Forum
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/21) Final Race Weather:Cloudy~Fine Course:Semi-Wet~Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 500 | 1 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | | 52 | 1:53'23.333 |
2 | 500 | 2 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | | 52 | 9.322 |
3 | 500 | 3 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 52 | 17.954 |
4 | 500 | 4 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | | 52 | 17.954 |
5 | 500 | 5 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | | 52 | 19.326 |
6 | 500 | 6 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | | 52 | 20.363 |
7 | 500 | 7 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | | 52 | 46.508 |
8 | 500 | 8 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | | 52 | 1'32.333 |
9 | 500 | 9 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | | 51 | 1Lap |
10 | 500 | 10 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | | 51 | 1Lap |
11 | 300 | 1 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | | 48 | 4Laps |
12 | 300 | 2 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | | 48 | 4Laps |
13 | 300 | 3 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | | 48 | 4Laps |
14 | 300 | 4 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 48 | 4Laps |
15 | 300 | 5 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | | 48 | 4Laps |
16 | 300 | 6 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | | 48 | 4Laps |
17 | 300 | 7 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | | 48 | 4Laps |
18 | 300 | 8 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | | 48 | 4Laps |
19 | 300 | 9 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | | 48 | 4Laps |
20 | 300 | 10 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | | 48 | 4Laps |
21 | 300 | 11 | 26 | CINECITTAタイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 47 | 5Laps |
22 | 300 | 12 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | | 46 | 6Laps |
23 | 300 | 13 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 44 | 8Laps |
24 | 300 | 14 | 666 | BOMEX LIAN BOXSTER PORSCHE BOXSTER 986 | 山下 潤一郎 宮本 隆士 | YH | | 38 | 14Laps |
---- 以上規定周回数(GT500:36Laps / GT300:33Laps)完走 ---- |
- | 300 | - | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 27 | 25Laps |
- | 500 | - | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 10 | 42Laps |
- | 500 | - | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | | 10 | 42Laps |
- | 500 | - | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 10 | 42Laps |
- | 300 | - | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 1 | 51Laps |
- | 300 | - | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1 | 51Laps |
- | 300 | - | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 0 | 52Laps |
- | 300 | - | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 29 | 失格 |
- セーフティカー導入開始時刻: 14:25'41(10Laps) 解除時刻: 14:44'25(15Laps)
- Fastest Lap(GT500): CarNo.18 ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)1'55.555 (5/10) 180.81km/h
- Fastest Lap(GT300): CarNo.5 マッハGOGOGO車検408R(玉中哲二/黒澤治樹組) 2'06.494 (19/48) 165.27km/h
- CarNo.32は、2010 SGT-SpR付則-2 SC運用規定3.違反により、ペナルティストップ60秒を課した。
- CarNo.17は、2010 SGT-SpR第30条1.(接触行為)により、競技結果に27秒を加算した。
- CarNo.27は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗中の追越し行為)により、ドライビングスルーペナルティーを課した。
- CarNo.66は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(SC中の追越し行為)により、ドライビングスルーペナルティーを課した。
- CarNo.66は、2010 SGT-SpR第47条8.(ペナルティ不履行)により、失格とした。

GTアソシエイション(以下GTA)は3月21日、スーパーGT第1戦が開催されている鈴鹿サーキットで定例会見を行った。
今回は坂東正明代表取締役、佐藤直樹レース事業部執行役員、島田康生SP事業部執行役員の3名が出席、今シーズンのレギュレーションやプロモーション活動について報告した。
今年からは従来のキャンペーンに加えて骨髄バンクの認知向上にも取り組むという。
内容は以下の通り。
坂東代表
2010シーズンもスーパーGTを開催することが出来、皆様のお陰でここまでこれました。
今年はホンダがニューマシン、HSV-010をデビューさせ、ニッサンも3.4リットルのニューエンジンを投入、レギュレーション上全く同じ状態でのレースを行います。
今後ともより一層のご協力をいただき、我々の力で日本のモータースポーツを盛り上げていきたい。
(出走台数について)この不況の中台数の減少を懸念していたが、トータル38台と昨年同様のエントリーが集まった。今後もスポット参戦はあるだろうが、チャンピオンシップも関係するので減ることはないと思う
(レギュレーションについて)09規定の車両で漸く3メーカー全部が揃ったので、現時点では性能調整をするつもりはない。
島田執行役員
昨年までは秋田(史)執行役員が会見していましたが、今年からプロモーションについては私がやることになりました。例年同様によろしくお願いします。
(社会貢献について)世界の子供にワクチンを、というキャンペーンを今年も継続し、サーキット内でペットボトルのキャップの回収を行います。
また、ビジットジャパンキャンペーンに今年も協力し、前者のフロントウィングにステッカーを貼ってアピールします。
また、今年からは骨髄バンクのキャンペーンに協力していきます。これは皆様ご存知のようにGT参戦ドライバーのアンドレ・クート選手のご子息が白血病と闘われていることなどが契機になっています。GTAとしてもこのキャンペーンの周知と登録の推進に取り組みます。
(観客動員について)昨年度は44万7千人の来場をいただきました。今年もこの数字を落とさないよう、東京発や各エリア発でプロモーションを展開します。
昨日は22,000人とほぼ昨年並みの来場があり、ほっとしています。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

2010スーパーGT第1戦の決勝前フリー走行は、#1PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)がトップタイム。1'54.323だった。ポールシッターの#18ウイダーHSV-010は11位だった。
GT300クラスは#2アップル・K-ONE・紫電(加藤寛規/濱口弘組)がトップタイムで2'07.704。#7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7は7位だった。
天候が心配された決勝日の鈴鹿サーキットだったが、雨は夜が明ける頃にはやみ、周囲は黄砂の影響でうっすらと靄がかかった状態で朝を迎えた。
フリー走行は午前8時30分より45分間で行われた。
昨夜の雨で路面は未だ濡れており、ウェット宣言が出されたものの、それも徐々に乾き始め、当初はインターミディタイヤを装着していた各チームもすぐにスリックへ交換を始めた。
それにつれてタイムも2分3秒台から次第に上がっていき、予定の半分を消化したところでGT500クラスは2分を切るところが現れた。最初に2分の壁を破ったのは#1ペトロナスSC、ドライバーは脇阪だった。続いて#12カルソニックGT-Rの松田次生、#23モチュールGT-Rのブノワ・トレルイエらが脇阪のタイムを上回ってくるが、1号車はその後もタイムを1分54秒台まで縮めて終盤再びトップに立った。
一方、ポールシッターの#18ウイダーHSVはこのセッションを終始10位前後で走行、最終的には11位で終えている。
予選でクラッシュしてリヤセクションを大破した#24HIS GT-Rも無事修復を完了、序盤から快調に走行して12位だった。
GT300クラスは昨日惜しくもセッション2で敗退した#2紫電が序盤から快調にタイムを上げ、2分7秒台へ。このセッションをトップで終えた。
またこのクラスは予選1回目でエンジントラブルに見舞われ、惜しくも予選落ちとなってしまった#5マッハ号と、予選後の車検で最低地上高及び後部空力部品の規定違反を問われてタイム抹消となった#62R&Dレガシイから出走嘆願が出ており、このフリー走行でのタイムの結果で判断されることとなっていたが、5号車はクラス8位、62号車はクラス17位で走行を終えており、決勝への出走は認められるものと思われる。
第1戦決勝はこの後午後2時より52周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA & Motorsports Forum
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/21) Free Practice Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Time | Behind | km/h |
1 | 500 | 1 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 1'54.323 | - | 182.861 |
2 | 500 | 2 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 1'55.643 | 1.320 | 180.774 |
3 | 500 | 3 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 1'55.738 | 1.415 | 180.625 |
4 | 500 | 4 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 1'55.747 | 1.424 | 180.611 |
5 | 500 | 5 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 1'55.952 | 1.629 | 180.292 |
6 | 500 | 6 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 1'56.045 | 1.722 | 180.147 |
7 | 500 | 7 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | 1'56.137 | 1.814 | 180.005 |
8 | 500 | 8 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | 1'56.293 | 1.970 | 179.763 |
9 | 500 | 9 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 1'56.431 | 2.108 | 179.550 |
10 | 500 | 10 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | 1'56.989 | 2.666 | 178.694 |
11 | 500 | 11 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 1'57.065 | 2.742 | 178.578 |
12 | 500 | 12 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | 1'57.076 | 2.753 | 178.561 |
13 | 500 | 13 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 1'57.449 | 3.126 | 177.994 |
14 | 300 | 1 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | 2'07.704 | 13.381 | 163.700 |
15 | 300 | 2 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | 2'07.718 | 13.395 | 163.682 |
16 | 300 | 3 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | 2'07.733 | 13.410 | 163.663 |
17 | 300 | 4 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 2'08.104 | 13.781 | 163.189 |
18 | 300 | 5 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 2'08.127 | 13.804 | 163.160 |
19 | 300 | 6 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | 2'08.398 | 14.075 | 162.816 |
20 | 300 | 7 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | 2'08.540 | 14.217 | 162.637 |
21 | 300 | 8 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | 2'08.745 | 14.422 | 162.377 |
22 | 300 | 9 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 2'08.838 | 14.515 | 162.260 |
23 | 300 | 10 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | 2'08.968 | 14.645 | 162.097 |
24 | 300 | 11 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 2'09.139 | 14.816 | 161.881 |
25 | 300 | 12 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 2'09.184 | 14.861 | 161.825 |
26 | 300 | 13 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | 2'09.596 | 15.273 | 161.311 |
27 | 300 | 14 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | 2'10.320 | 15.997 | 160.414 |
28 | 300 | 15 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | 2'11.025 | 16.702 | 159.551 |
29 | 300 | 16 | 26 | CINECITTAタイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | 2'11.461 | 17.138 | 159.022 |
30 | 300 | 17 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 2'11.777 | 17.454 | 158.641 |
31 | 300 | 18 | 666 | BOMEX LIAN BOXSTER PORSCHE BOXSTER 986 | 山下 潤一郎 宮本 隆士 | YH | 2'16.906 | 22.583 | 152.697 |
32 | 300 | 19 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2'16.921 | 22.598 | 152.681 |
2010年SUPER GTの開幕戦の舞台は鈴鹿サーキット。穏やかな春の一日となり、また彼岸の3連休初日ということもあり開幕を待ちわびた2万2,000人ものファンが鈴鹿へ詰めかけた。今年のGT-Rは3台に集約し、新たに開発したV8、3.4リッターエンジンを搭載しての参戦。ドライバーも一部がシャッフルされた。使用するタイヤはニスモがミシュラン、TEAM IMPULがブリヂストン、KONDO RACINGがヨコハマだ。
午前中に2時間40分行われた公式練習では、「カルソニック IMPUL GT-R」(#12松田次生/ロニー・クインタレッリ)が3位、「MOTUL AUTECH GT-R」(#23本山哲/ブノワ・トレルイエ)が6位、「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)が10位とまずまずの位置につけた。
予選1回目は、気温が20℃近くまで達した13時15分より45分間行われ、3台のGT-Rは問題なく全員のドライバーが基準タイムをクリア。#23 GT-Rが3位、#12 GT-Rが8位、#24 GT-Rが10位であった。
15時からはノックダウン方式予選。3つのセッション(S)で2名のドライバーが交互に走る勝ち抜き戦方式が採用された。気温18℃、路面温度27℃というコンディションで始まったS1でアタックするドライバーは、#23 GT-Rがトレルイエ、#12 GT-Rがクインタレッリ、#24 GT-Rが安田。13台から10台に絞られる10分間のセッションで#12 GT-Rが7位、#23 GT-Rが8位、#24 GT-Rが10位で3台のGT-Rは無事S2 進出を果たした。
15時40分から始まった10分間のS2では10台から7台に絞られる。ドライバーは全チームが交代し、#23 GT-Rは本山、#12 GT-Rが松田、#24 GT-Rはオリベイラが出走した。しかし終盤にタイムアタック中だった#24 GT-Rが、2コーナーの立ち上がりでスピンしてイン側に巻き込みクラッシュ。リアを大破してコースサイドへ車両を止めることになり10位でS3への進出を逃すこととなった。しかし#12 GT-Rは4位、#23 GT-Rも7位でS3への進出を決定した。
そしてトップ7でのアタック合戦となるS3は、16時20分から10分間行われた。#23 GT-Rはトレルイエ、#12 GT-Rはクインタレッリが再びステアリングを握った。このセッションで#23 GT-Rはトップから0.185秒差の3位に入りチェッカー。#12 GT-Rも6位のポジションを確定させた。「今日の結果はハッピー。今朝はセットアップが路面とマッチしていなくてクルマが安定していませんでした。でもトラックのコンディションも変わりそれに合わせてセットアップもよくなりました。最後のS3ではプッシュしてベストラップが出せそうだったんですが、1 コーナーと最終コーナーでどこまでいけるかが分からなかったのでセーブしました。明日はスタートして1コーナーでトップに出てそのまま勝ちたいですね (笑)。このパッケージになって初めてのレースなので、タイヤマネージメントやエンジンなどいろいろ考えることがありますが、いいペースを保ちたいです」とトレルイエの表情も明るい。「このポジション以上にいけるよう確実に走りたい」と本山も明日のレースに意欲を見せた。
- ニスモ鈴木豊監督
-
「今年のニスモは新しいエンジンを搭載し、新たにミシュランタイヤをパートナーに戦っていきます。予選では、トップの車両のタイムと大きな差もありませんでしたし、予選3位というポジションには満足しています。今日はふたりの速いドライバーが自分たちの仕事をしっかりこなしてくれました。現状でも十分戦って行けますが、課題も見えていますから、もっと速くなっていくと思います。新車を投入したホンダやレクサスがどんな走りをするのかにもよりますが、ひとつでもポジションを上げたいと思います。今シーズンもファンの方々の盛大な応援をよろしくお願いします」
Text & Photo: NISMO
3月20日(土)、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにおいて2010 オートバックス SUPER GT第1戦「SUZUKA GT 300km」が開幕し、公式予選が行われた。
今シーズンのSUPER GTシリーズより、Hondaは新たなレース専用車「HSV-010 GT」を投入し、シリーズタイトルの奪還をねらう。
HSV-010 GTは、JAF(社団法人 日本自動車連盟)が定めた「2010年レギュレーション(排気量3.4リッター、V型8気筒、FRレイアウトなど)」に準拠し、モータースポーツの原点である「速さ」を徹底的に追求。お客様に夢と感動を提供していきたいとの想いで開発した。
今シーズンは、#8 ラルフ・ファーマン/井出有治組(ARTA HSV-010)、#18 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)、#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)、#32 道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)、#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)の計5チーム5台が出場する。
公式予選が行われた3月20日(土)は、朝から快晴という絶好のコンディションとなり、2万2000人のファンが開幕戦の会場に駆けつけた。
午前に行われた公式練習でHSV-010 GTは、決勝を見すえたロングラン主体の走行を重ねていく。そして公式予選1回目では、#18 小暮/デュバル組が2番手のタイムを記録するなど、マシンの仕上げが順調に進んでいる様子がうかがえた。
決勝グリッドを決める予選2回目は、3セッション(各10分間)の走行によるノックダウン方式で行われた。全13台の出走車両中、セッション1でタイム上位10台が残り、セッション2で上位7台となり、セッション3にて最終グリッドが確定する。
セッション1では、#18 ウイダー HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010の3台がセッション2に進み、#32 EPSON HSV-010と#8 ARTA HSV-010は、それぞれ11、12番手で決勝グリッドが確定した。
セッション2では、#17 KEIHIN HSV-010の9番グリッドが確定し、最終セッションには、#18 ウイダー HSV-010と#100 RAYBRIG HSV-010の2台が出場することとなった。
7台で決勝グリッドが争われた最終セッションは、小暮選手が駆る#18 ウイダー HSV-010が、1分53秒182の最速タイムを記録し、HSV-010 GTがデビューレースにして見事にポールポジションを獲得した。伊沢選手が駆る#100 RAYBRIG HSV-010は1分53秒819のタイムで7番グリッドから決勝レースを迎えることとなった。
また、#32 EPSON HSV-010の道上選手は本レースでGT参戦100戦目となり、予選終了後にナカジマレーシング主催の記念セレモニーが行われた。
- 瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
-
「まずはHSV-010 GTのデビュー戦でポールポジションを獲得できて、正直ホッとしています。18号車の小暮選手の活躍もあり、ファンの皆さんにHSV-010 GTの速さをお見せできたのは、とてもうれしく思います。このポールポジションの獲得は、これまで一緒にがんばった、各チームのスタッフや、マシンの開発に関わった多くの人々による努力の賜物だと思います。予選ではありますが、私にとっては優勝と同じぐらい価値があるものと思っています。明日の決勝も優勝を目指し、5チーム一丸でがんばりますのでHSV-010 GTへのご声援をお願いします」
- 小暮卓史選手(ポールポジション、#18 ウイダー HSV-010)
-
「スタッフの努力でHSV-010 GTの実力を発揮できたのだと思います。デビューレースでポールポジションを獲得できたことを本当にうれしく思います。決勝レースで使用するタイヤを考えて、セッション3ではハードタイヤを選択していたので、一発のタイムを出せるか不安がありました。このタイヤは絶対的なグリップが足りないのですが、コンスタントにいいタイムを刻むことができるので、決勝ではぜひともみんなの想いとともに表彰台の頂点に上がりたいと思います。このようにHSV-010 GTの歴史を刻めるようなチャンスは二度とないことなので明日は最高のレースをしたいと思います」
- ロイック・デュバル選手(ポールポジション、#18 ウイダー HSV-010)
-
「今日はタイヤの選択が難しかった。セッション2を担当したのですが、タイヤのウオームアップに苦労して、ダンロップコーナーで大きなドリフトをしてクラッシュしそうになりました。小暮選手がとてもすばらしい走りをしてくれたことに感謝しています。明日の決勝は、ポールポジションスタートのアドバンテージがあり、マシンの仕上がりもとてもいいので優勝する自信があります。デビューウインを目指してがんばりますので応援をよろしくお願いします」
Text & Photo: HONDA

GT500クラス #18ウイダーHSV-010
小暮 卓史
関係者の皆さんの力のお陰もあってやっと速さを証明できました。デビュー戦でポールが獲れて嬉しいです。
Q3では決勝を想定して固めのタイヤをチョイスしたので、どうなるのかと思っていましたが、トップで終われてよかったです。
ウォームアップの難しいタイヤでしたが、決勝で使えるものを履きました。HSV-010のデビューレースでポールが獲れたことで一つ報われました。あとはポディウムの頂点にみんなの思いを持っていけるよう最高のレースをするだけです。
(NSXとの違いについて)FRになり、ホイールベースも長くなったことでブレーキの安定性が上がり、奥まで突っ込んでいけるようになりました。コーナーで姿勢を作っていくまでに少し時間がかかりますが、それを差し引いても速くなったと思います。
ロイック・デュバル
今日はタイヤチョイスが難しく、Q2は苦しみました。ウォームアップが難しくてダンロップでクラッシュしそうになりました。ドリフトのドライバーだったらいい演技が出来たでしょうね(笑)
Q3はコグレサンがいい仕事をしてくれましたね。いいクルマのお陰で満足しています。
このポールポジションをアフォンソ・クート君(アンドレ・クートの子息)に捧げます。彼は今白血病と闘っています。この場を借りて皆さんにも協力をお願いしたい。
明日はポールからのスタートで、目標は優勝すること。そのためにもいいスタートを決めたい。クルマがいいのでその自信はあります。安定した走りが出来れば勝てるはずなので頑張ります。
(NSXとの違いについて)僕にとってはそれよりもタイヤメーカーが代わったことの影響が大きいですね。クルマに関してはフロントエンジンになったことでダウンフォースもメカニカルグリップも向上したと感じます。
GT300クラス #7 M7 MUTIARA MOTORS 雨宮SCG7
谷口 信輝
去年このチームに戻ってから初めてのポールが獲れてうれしいです。ポールを獲るのが目的ではないんですが、気分はいいですね。他にもウチより速いクルマがいましたが、今回はノックダウン方式が味方してくれました。折目選手も速かったですし。
去年も素晴らしい一年でしたが、取りこぼしもあり、タイトルに届きませんでした。特に富士を(リタイヤで)落としたのがデカかったですね。なので今年は取りこぼしの無いよう、毎戦100点のレースをして、チャンピオンを獲りたいです。
(シビックとのダブルポールについて)むしろGTからシビックに乗り換えたときのほうが辛かったですね。ウィングが無いし、ふらふらして怖いなと思う部分もありました。その分GTの方が安定してる感じで、「全然乗りやすいじゃん!」と思いました。シビックに乗った後のほうが攻められたし、130Rのスピードも上がりましたよ。
折目 遼
GTに出るようになって4年間で初めてのポールです。午前中の走行を見る限りでは、ここまでのタイムはシミュレーションできてなかったので、驚きと喜びの両方があります。
明日もこの流れを途切れさせないようにしたいです。
一番前からのスタートなので、できるだけ逃げ切るようなレースをしたいです。ウチは給油時間が長いし、コース上で抜くのも難しいので、スタートからできるだけ後ろを離して2番手のドライバーに渡せれば、と思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

2010オートバックスSUPER GT第1戦「鈴鹿GT300km」の公式予選2回目が3月20日、鈴鹿サーキットでノックダウン方式にて行われ、これがデビューレースとなる#18ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)がポールポジションを獲得。タイムは1分53秒182だった
2位には#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)、3位には#23MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が入り、トップ3グリッドを3メーカーで分け合う格好になった。
GT300クラスは#7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼組)がポールを獲得。谷口はサポートレースのシビックインターカップと合わせてこの日二つのポールポジションをものにした。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:22,000人)
セッション1
公式予選2回目は午後3時開始。
心配された雨は最後まで降らず、終始ドライコンディションでの走行となった。
最初のセッションではGT300クラス上位16台、GT500は10台が次のセッション2へ駒を進める。
GT300クラスでトップタイムを記録したのは#2紫電。加藤寛規のドライブで2分05秒774を記録。2位に#11ジムゲイナーF430、3位には#7RX-7が入った。
一方、ここで予選を終えることになったのは#62レガシィと#666ボクスターだった。
GT500クラスは公式予選1回目をかろうじて切り抜けた#1ペトロナスSCが1分52秒821とこの日の最速タイムを記録してトップ。ドライバーはアンドレ・ロッテラーだ。
2位には#18ウイダーHSV、3位に#35KRAFT SCが入り、#32エプソンHSV、#8ARTA HSV、#39デンソーSCが脱落した。
#38ZENTはインジェクションのトラブルから一時スローダウンを余儀なくされたものの、立川の奮闘でこのセッションを7位で通過している。
セッション2
10分間のインターバルの後に行われたセッション2。GT300は10台、GT500は7台が次に進む。
GT300クラスは#43ガライヤ、#7RX-7、#74カローラアクシオの順。セッション1トップの#2紫電は、この日がGTデビュー戦となる濱口弘の奮闘も空しく11位に終わってしまう。
この他にも影山&木下のベテランコンビの駆る#33ハンコックポルシェ、#26タイサンポルシェ、今季初参戦の#66アストンマーチンヴァンテッジ、BMW Z4からポルシェ911GT3に車両を一新した#9初音ミク、#27フェラーリF430らの外車勢が揃って脱落となった。
GT500クラスはまず#18ウイダーがトップに立つが、チェッカー寸前に#35KRAFTの石浦宏明が1分53秒350でトップに躍り出た。2位には#6エネオス、3位に#38ZENTとレクサスSCが上位を独占。4位#12カルソニックGT-R、5位にルーキー山本尚貴の駆る#100レイブリックHSVがつけた。

一方、セッション1をトップで通過した#1ペトロナスSCは惜しくも8位に終わる。#17ケーヒンHSVも9位に終わり、#24HIS GT-Rは2コーナー先でコースを飛び出し、リヤセクションに大きなダメージを負って予選を終えた。
セッション3
ポールポジションを争う最後のセッションでは、使用したタイヤをそのまま決勝でのスタートに用いることが求められる。
このため固めのコンパウンドを選択するチームも多く、タイムもセッション2に比べてやや見劣りのするものとなった。
そうした中、GT300クラスでポールを獲得したのは#7雨宮RX-7の谷口だった。
谷口はこのノックダウン予選に先立って行われたシビックインターカップでもコースレコードを記録してポールを獲得しており、その勢いを駆ってGTでも最速タイムを記録してみせる。
「ウィングの無いクルマで走った後は、物凄く乗りやすく感じ、130Rの通過速度が上がった」
とは本人の弁だ。
2位には#11ジムゲイナーフェラーリの平中克幸、3位に#46モーラZがつけた。しかし46号車は最後のアタック中にスプーンでスピンアウトしており、タイヤへの影響が懸念される。
5分間のインターバルの後、GT500の最後のアタックが始まった。
#18ウイダー、#35KRAFTは決勝を想定して固めのタイヤをチョイスしたというが、それでも1分53秒台の好タイムを走り始めから叩き出し、最終的には18号車の小暮が1分53秒182までタイムを縮めてHSV-010のデビューレースをポールポジションからスタートさせることに成功した。
2位には立川の駆る#38ZENT SC、3位にはトレルイエの駆る#23モチュールGT-Rが入り、ホンダ、レクサス、ニッサンの3メーカーがほぼ互角の速さを見せることとなった。
スーパーGT第1戦の決勝は明日午後2時より52周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
■GT500 Class
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Knock Down Qualify Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Session1 | Session2 | Session3 |
1 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'53.008 | 1'54.003 | 1'53.182 |
2 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | | 1'54.184 | 1'53.603 | 1'53.277 |
3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | | 1'53.990 | 1'54.145 | 1'53.367 |
4 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | | 1'53.610 | 1'53.588 | 1'53.442 |
5 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | | 1'53.173 | 1'53.350 | 1'53.637 |
6 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'53.922 | 1'53.809 | 1'53.716 |
7 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 1'53.543 | 1'53.926 | 1'53.819 |
8 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | | 1'52.821 | 1'54.278 | |
9 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | | 1'53.577 | 1'54.335 | |
10 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | | 1'54.306 | 2'04.139 | |
11 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | | 1'54.406 | | |
12 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | | 1'54.525 | | |
13 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | | 1'55.019 | | |
■GT300 Class
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Knock Down Qualify Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Session1 | Session2 | Session3 |
1 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | | 2'06.093 | 2'05.165 | 2'05.391 |
2 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 2'05.855 | 2'06.284 | 2'05.599 |
3 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | | 2'06.546 | 2'06.333 | 2'05.827 |
4 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 2'06.683 | 2'05.032 | 2'05.975 |
5 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | | 2'07.012 | 2'05.990 | 2'06.294 |
6 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | | 2'06.482 | 2'06.782 | 2'06.299 |
7 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | | 2'06.439 | 2'06.035 | 2'06.664 |
8 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | | 2'07.433 | 2'06.539 | 2'06.849 |
9 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 2'07.799 | 2'06.893 | 2'07.276 |
10 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | | 2'07.754 | 2'06.961 | 2'07.719 |
11 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 2'05.774 | 2'07.308 | |
12 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | | 2'06.289 | 2'07.552 | |
13 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | | 2'06.934 | 2'08.155 | |
14 | 26 | CINECITTAタイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 2'09.366 | 2'08.338 | |
15 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 2'07.849 | 2'08.397 | |
16 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | | 2'06.936 | 2'09.151 | |
17 | 666 | BOMEX LIAN BOXSTER PORSCHE BOXSTER 986 | 山下 潤一郎 宮本 隆士 | YH | | 2'11.887 | | |
- | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | Deleted | | |
- CarNo.62は、JAF国内競技車両規則(JAF-GT300)第7章第3条1.2違反および3条5.2違反により、予選タイムを削除した。
■GT500 Class
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Session 3 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'53.182 | - | - | 184.704 |
2 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | | 1'53.277 | 0.095 | 0.095 | 184.549 |
3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | | 1'53.367 | 0.185 | 0.090 | 184.403 |
4 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | | 1'53.442 | 0.260 | 0.075 | 184.281 |
5 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | | 1'53.637 | 0.455 | 0.195 | 183.965 |
6 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'53.716 | 0.534 | 0.079 | 183.837 |
7 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 1'53.819 | 0.637 | 0.103 | 183.671 |
■GT300 Class
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Session 3 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | | 2'05.391 | - | - | 166.720 |
2 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 2'05.599 | 0.208 | 0.208 | 166.444 |
3 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | | 2'05.827 | 0.436 | 0.228 | 166.142 |
4 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 2'05.975 | 0.584 | 0.148 | 165.947 |
5 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | | 2'06.294 | 0.903 | 0.319 | 165.528 |
6 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | | 2'06.299 | 0.908 | 0.005 | 165.522 |
7 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | | 2'06.664 | 1.273 | 0.365 | 165.045 |
8 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | | 2'06.849 | 1.458 | 0.185 | 164.804 |
9 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 2'07.276 | 1.885 | 0.427 | 164.251 |
10 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | | 2'07.719 | 2.328 | 0.443 | 163.681 |
■GT500 Class
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Session 2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | | 1'53.350 | - | - | 184.431 |
2 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | | 1'53.588 | 0.238 | 0.238 | 184.044 |
3 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | | 1'53.603 | 0.253 | 0.015 | 184.020 |
4 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'53.809 | 0.459 | 0.206 | 183.687 |
5 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 1'53.926 | 0.576 | 0.117 | 183.498 |
6 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'54.003 | 0.653 | 0.077 | 183.374 |
7 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | | 1'54.145 | 0.795 | 0.142 | 183.146 |
---- 以上セッション1進出 ---- |
8 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | | 1'54.278 | 0.928 | 0.133 | 182.933 |
9 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | | 1'54.335 | 0.985 | 0.057 | 182.842 |
10 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | | 2'04.139 | 10.789 | 9.804 | 168.402 |
■GT300 Class
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Session 2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 2'05.032 | - | - | 167.199 |
2 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | | 2'05.165 | 0.133 | 0.133 | 167.021 |
3 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | | 2'05.990 | 0.958 | 0.825 | 165.927 |
4 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | | 2'06.035 | 1.003 | 0.045 | 165.868 |
5 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 2'06.284 | 1.252 | 0.249 | 165.541 |
6 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | | 2'06.333 | 1.301 | 0.049 | 165.477 |
7 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | | 2'06.539 | 1.507 | 0.206 | 165.208 |
8 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | | 2'06.782 | 1.750 | 0.243 | 164.891 |
9 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 2'06.893 | 1.861 | 0.111 | 164.747 |
10 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | | 2'06.961 | 1.929 | 0.068 | 164.658 |
---- 以上セッション1進出 ---- |
11 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 2'07.308 | 2.276 | 0.347 | 164.210 |
12 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | | 2'07.552 | 2.520 | 0.244 | 163.896 |
13 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | | 2'08.155 | 3.123 | 0.603 | 163.124 |
14 | 26 | CINECITTAタイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 2'08.338 | 3.306 | 0.183 | 162.892 |
15 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 2'08.397 | 3.365 | 0.059 | 162.818 |
16 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | | 2'09.151 | 4.119 | 0.754 | 161.866 |
■GT500 Class
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Session 1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | | 1'52.821 | - | - | 185.295 |
2 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'53.008 | 0.187 | 0.187 | 184.989 |
3 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | | 1'53.173 | 0.352 | 0.165 | 184.719 |
4 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | | 1'53.543 | 0.722 | 0.370 | 184.117 |
5 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | | 1'53.577 | 0.756 | 0.034 | 184.062 |
6 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | | 1'53.610 | 0.789 | 0.033 | 184.008 |
7 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'53.922 | 1.101 | 0.312 | 183.505 |
8 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | | 1'53.990 | 1.169 | 0.068 | 183.395 |
9 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | | 1'54.184 | 1.363 | 0.194 | 183.083 |
10 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | | 1'54.306 | 1.485 | 0.122 | 182.888 |
---- 以上セッション2進出 ---- |
11 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | | 1'54.406 | 1.585 | 0.100 | 182.728 |
12 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | | 1'54.525 | 1.704 | 0.119 | 182.538 |
13 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | | 1'55.019 | 2.198 | 0.494 | 181.754 |
■GT300 Class
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/10) Session 1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 2'05.774 | - | - | 166.212 |
2 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 2'05.855 | 0.081 | 0.081 | 166.105 |
3 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | | 2'06.093 | 0.319 | 0.238 | 165.792 |
4 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | | 2'06.289 | 0.515 | 0.196 | 165.535 |
5 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | | 2'06.439 | 0.665 | 0.150 | 165.338 |
6 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | | 2'06.482 | 0.708 | 0.043 | 165.282 |
7 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | | 2'06.546 | 0.772 | 0.064 | 165.198 |
8 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 2'06.683 | 0.909 | 0.137 | 165.020 |
9 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | | 2'06.934 | 1.160 | 0.251 | 164.693 |
10 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | | 2'06.936 | 1.162 | 0.002 | 164.691 |
11 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | | 2'07.012 | 1.238 | 0.076 | 164.592 |
12 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | | 2'07.433 | 1.659 | 0.421 | 164.049 |
13 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | | 2'07.754 | 1.980 | 0.321 | 163.636 |
14 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 2'07.799 | 2.025 | 0.045 | 163.579 |
15 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 2'07.849 | 2.075 | 0.050 | 163.515 |
16 | 26 | CINECITTAタイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 2'09.366 | 3.592 | 1.517 | 161.597 |
---- 以上セッション2進出 ---- |
17 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 2'11.553 | 5.779 | 2.187 | 158.911 |
18 | 666 | BOMEX LIAN BOXSTER PORSCHE BOXSTER 986 | 山下 潤一郎 宮本 隆士 | YH | | 2'11.887 | 6.113 | 0.334 | 158.508 |

スーパーGT第1戦、鈴鹿GT300kmの公式予選1回目は、#38ZENTセルモSC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)がGT500クラストップ、2位#18ウィダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)、3位#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)という結果となったが、公式練習トップの#1PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)があわや予選落ちという場面もあり、最後まで目の離せないセッションとなった。
GT300クラスは#2アップルK-ONE紫電(加藤寛規/濱口弘組)がトップタイム。こちらも公式練習トップの#5マッハGOGOGO車検408Rが開始早々にヘアピン立ち上がりでストップする波乱があり、結局5号車はそのまま走行を終えることとなった。
公式予選1回目は午後1時15分開始。この45分間のセッションでは各ドライバーとも予選通過規準タイムのクリアが目標となる。
基準タイムは上位3台の平均タイムの107%だ。
今回この罠にかかったのは午前中の公式練習でトップタイムを記録したGT500の#1ペトロナスSC、GT300の#5マッハ号だった。
1号車はセッション前半で脇阪が1分56秒970と基準タイムを大幅に上回ったものの、ロッテラーへの後退を目前に予定外のピットインを余儀なくされ、延々と作業に時間をとられることとなった。
ロッテラーは開始3分前に漸くコースイン。僅か1周のアタックで2分3秒257を上回ることが求められたが、見事1分58秒571を記録、ノックダウン予選に駒を進めた。
一方#5マッハ号はコース脇にクルマを止めたまま復帰することが叶わず、1周も計測できないまま予選を終えることとなった。
GT300クラスはこのほか、#360石松Kosei RUNNUP PORCHEが2分15秒850の基準タイムをクリアできず、予選落ちとなった。88号車のガイヤルドはここでも走行せず。このまま開幕戦をキャンセルする可能性が高くなった。
公式予選2回目はこのあと午後3時より、ノックダウン方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Time | Behind | km/h |
1 | 500 | 1 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 1'55.081 | - | 181.656 |
2 | 500 | 2 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 1'55.148 | 0.067 | 181.551 |
3 | 500 | 3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 1'55.354 | 0.273 | 181.226 |
4 | 500 | 4 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 1'55.531 | 0.450 | 180.949 |
5 | 500 | 5 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 1'55.709 | 0.628 | 180.670 |
6 | 500 | 6 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 1'55.788 | 0.707 | 180.547 |
7 | 500 | 7 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 1'55.788 | 0.707 | 180.547 |
8 | 500 | 8 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | 1'55.979 | 0.898 | 180.250 |
9 | 500 | 9 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 1'56.461 | 1.380 | 179.504 |
10 | 500 | 10 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | 1'56.712 | 1.631 | 179.118 |
11 | 500 | 11 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | 1'56.885 | 1.804 | 178.853 |
12 | 500 | 12 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 1'56.970 | 1.889 | 178.723 |
13 | 500 | 13 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | 1'57.778 | 2.697 | 177.497 |
14 | 300 | 1 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | 2'06.500 | 11.419 | 165.258 |
15 | 300 | 2 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 2'07.065 | 11.984 | 164.524 |
16 | 300 | 3 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 2'07.324 | 12.243 | 164.189 |
17 | 300 | 4 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | 2'07.610 | 12.529 | 163.821 |
18 | 300 | 5 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 2'07.812 | 12.731 | 163.562 |
19 | 300 | 6 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | 2'07.813 | 12.732 | 163.561 |
20 | 300 | 7 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | 2'08.055 | 12.974 | 163.252 |
21 | 300 | 8 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 2'08.376 | 13.295 | 162.844 |
22 | 300 | 9 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | 2'08.520 | 13.439 | 162.661 |
23 | 300 | 10 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 2'08.644 | 13.563 | 162.504 |
24 | 300 | 11 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | 2'08.706 | 13.625 | 162.427 |
25 | 300 | 12 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | 2'09.220 | 14.139 | 161.780 |
26 | 300 | 13 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | 2'09.435 | 14.354 | 161.511 |
27 | 300 | 14 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2'09.543 | 14.462 | 161.377 |
28 | 300 | 15 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | 2'09.602 | 14.521 | 161.303 |
29 | 300 | 16 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 2'10.155 | 15.074 | 160.618 |
30 | 300 | 17 | 26 | CINECITTAタイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | 2'11.816 | 16.735 | 158.594 |
31 | 300 | 18 | 666 | BOMEX LIAN BOXSTER PORSCHE BOXSTER 986 | 山下 潤一郎 宮本 隆士 | YH | 2'14.051 | 18.970 | 155.950 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | 300 | 19 | 360 | 石松 Kosei RUNNUP PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR MY2004 | 澤 圭太 Takamori.com | YH | 2'16.317 | 21.236 | 153.357 |
- | 300 | 20 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | No Time | - | - |
- | 300 | 21 | 88 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 余郷 敦 細川 慎弥 | YH | Absence | - | - |

2010オートバックスSUPER GT第1戦「鈴鹿GT300km」の公式練習走行は、ディフェンディングチャンピオンの#1PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)が1分54秒150でトップタイムを記録、2位に#6ENEOS SC430(伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム組)とレクサス勢が1-2位を占めた。3番手には#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がつけ、ホンダが今季から投入する注目のHSV-010は#32EPSON(道上龍/中山友貴組)の7位が最上位だった。
GT300クラスは#5マッハGOGOGO車検408R(玉中哲二/黒澤治樹組)がトップ。2位に#2アップルK-ONE紫電(加藤寛規/濱口弘組)、3位に#43ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)がつける結果となった。
公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から快晴。しかし午後には雨の予報が出ており、予選への影響が心配される。
公式練習走行は午前9時に開始。11時40分までの2時間40分の長いセッションとなった。
コースオープン直後から精力的に走行を重ねるGT300勢とは対照的に、GT500勢は#18ウィダー、#100レイブリックがインストレーションランを行った以外は路面コンディションが良くなるのを待ってピットに留まる。
結局#32エプソンHSVがこのクラスで最初のタイム計測に取り掛かったのは、セッション開始から25分以上が経過した後だった。32号車のタイムは1分55秒288だ。
続いて#8ARTA HSV、#12カルソニックGT-R、#24HIS GT-Rらも走行を開始、#12カルソニックに今季加入したロニー・クインタレッリがいきなり1分54秒517を出してトップに躍り出た。
そうした中、中々姿を現さなかったのがレクサス勢だ。
最初に#6エネオスSCがコースインしたのが開始50分過ぎ。最後までピットに留まっていた#1ペトロナスSCが漸くコースインした頃には1時間10分が経過していた。
しかしレクサス勢は走り始めてすぐに好タイムを記録、#38ZENTが1分55秒127で2位に浮上すると、その10分後には#6エネオスが1分54秒410でトップに立ち、それを#1ペトロナスが20分後に上回り、1分54秒150を記録。
これがそのままこのセッションのベストタイムとなり、レクサス勢は結局12位のデンソーサードを除いて4台がトップ5入りを果たした。
一方、09規定の車両を08シーズンから使用しながらも、エンジンに関しては今年漸く3.4リッターとなったGT-R勢は#12カルソニックの3位が最高、#23モチュールは途中スローダウンする場面もあったが6位タイムを記録した。
車両を完全に一新したホンダ勢は#32エプソンの7位が最高と振るわず。
午後の予選でどこまでレクサスとの差を詰めてくるか、大いに注目だ。
一方、GT300クラスは、序盤#19ウェッズスポーツIS、#9初音ミクポルシェがアタックを重ねていたが、40分過ぎに#5マッハ号がトップタイムを記録、#2紫電、#43ガライヤらチャンピオン争いの常連が上位に名を連ねる結果となった。
今季初参戦の#66アストンマーチンは6番手とまずまずの結果で走行を終えている
第1戦の公式予選1回目はこのあと午後1時15分より45分間で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Time | Behind | km/h |
1 | 500 | 1 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 1'54.150 | - | 183.138 |
2 | 500 | 2 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 1'54.410 | 0.260 | 182.722 |
3 | 500 | 3 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | 1'54.517 | 0.367 | 182.551 |
4 | 500 | 4 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 1'54.655 | 0.505 | 182.331 |
5 | 500 | 5 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 1'55.127 | 0.977 | 181.584 |
6 | 500 | 6 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 1'55.222 | 1.072 | 181.434 |
7 | 500 | 7 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 1'55.288 | 1.138 | 181.330 |
8 | 500 | 8 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 1'55.391 | 1.241 | 181.168 |
9 | 500 | 9 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 1'55.448 | 1.298 | 181.079 |
10 | 500 | 10 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | 1'55.567 | 1.417 | 180.892 |
11 | 500 | 11 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 1'55.659 | 1.509 | 180.749 |
12 | 500 | 12 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | 1'56.317 | 2.167 | 179.726 |
13 | 500 | 13 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | 1'57.126 | 2.976 | 178.485 |
14 | 300 | 1 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | 2'05.574 | 11.424 | 166.477 |
15 | 300 | 2 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | 2'06.011 | 11.861 | 165.900 |
16 | 300 | 3 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | 2'06.020 | 11.870 | 165.888 |
17 | 300 | 4 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | 2'06.602 | 12.452 | 165.125 |
18 | 300 | 5 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | 2'06.807 | 12.657 | 164.858 |
19 | 300 | 6 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | 2'06.850 | 12.700 | 164.803 |
20 | 300 | 7 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 2'06.953 | 12.803 | 164.669 |
21 | 300 | 8 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 2'07.148 | 12.998 | 164.416 |
22 | 300 | 9 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | 2'07.300 | 13.150 | 164.220 |
23 | 300 | 10 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 2'07.440 | 13.290 | 164.040 |
24 | 300 | 11 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | 2'07.467 | 13.317 | 164.005 |
25 | 300 | 12 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 2'07.539 | 13.389 | 163.912 |
26 | 300 | 13 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | 2'08.378 | 14.228 | 162.842 |
27 | 300 | 14 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 2'09.102 | 14.952 | 161.928 |
28 | 300 | 15 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | 2'09.249 | 15.099 | 161.744 |
29 | 300 | 16 | 26 | CINECITTAタイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | 2'09.437 | 15.287 | 161.509 |
30 | 300 | 17 | 666 | BOMEX LIAN BOXSTER PORSCHE BOXSTER 986 | 山下 潤一郎 宮本 隆士 | YH | 2'10.801 | 16.651 | 159.826 |
31 | 300 | 18 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 2'10.939 | 16.789 | 159.656 |
32 | 300 | 19 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2'12.296 | 18.146 | 158.018 |
33 | 300 | 20 | 360 | 石松 Kosei RUNNUP PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR MY2004 | 澤 圭太 Takamori.com | YH | 2'12.829 | 18.679 | 157.384 |
- | 300 | 21 | 88 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 余郷 敦 細川 慎弥 | YH | Absence | - | - |
2010年3月17日
富士スピードウェイ株式会社
Formula NIPPON 第2回公式合同テストを開催

富士スピードウェイでは3月25日(木)と26日(金)の2日間、2010全日本選手権Formula NIPPONの2回目となる公式合同テストが開催されます。
今シーズンのエントリーを済ませた全9チーム(14台)が参加予定で、鈴鹿サーキットでの開幕戦(4/17~18)に向けた最終調整となります。
レーシングコースを疾走するFN09のエンジンサウンドをご堪能いただけるほか、パドックエリアからのピット内作業もご覧いただけます。
また、3月24日(水)には全日本F3選手権の公式合同テストが開催されます。
入場料はいずれも1,000円(含駐車料/FISCOライセンス会員および保護者同伴の中学生以下無料)です。
(注)開催時間はいずれも各日10:00~12:00と14:00~16:00の2回を予定
以上
★★★Press Information★★★―――――――――――――――――――
■2010 AUTOBACS SUPER GT Round1 SUZUKA GT300km
3月20日(土)、21日(日)開催 直前情報
SUPER GT戦国バトル勃発!!!
HSV-010 GT、GT-R、SC430戦力拮抗!
選ばれし者たちのハイスピードバトルが幕を開ける!!
ついに、話題のHondaニューマシンHSV-010 GTがその実力を見せるときがきた。
ニッサン、レクサスともに、このHondaのニューマシンを迎え撃つ。
テストでは分からなかった各チームの真のスピードがいよいよ鈴鹿が見られる!!
■シーズン幕開けを告げる2010 SUPER GT開幕前夕祭
「Twilight party」で興奮が最高潮に!!
18時からグランドスタンドで行なわれるTwilight partyでは
予選結果などから決勝レースを予想するなどスーパーGT
ファンにも初めてのお客様にも楽しめるイベントです。
※詳細はリリースをご参照ください。
トヨタ自動車、2010年のモータースポーツ活動および支援計画を発表
~ 参加するモータースポーツを強化 ~
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、モータースポーツ活動をクルマの持つ「夢」や「感動」をお客様にもたらす大切なものと位置づけ、クルマを通じてお客様とより多くの「喜び」を分かち合うための重要な活動の一つとして、引き続きモータースポーツ活動を推進する。そのため、従来からの「見るモータースポーツ」に加え、本年より、お客様が「参加するモータースポーツ」活動を強化推進し、より多くの方々が気軽にクルマの楽しさを体感いただけるよう機会の創出を図る。
<見るモータースポーツ>
日本では、SUPER GTにおいて、昨年ドライバーおよびチームのダブルタイトルを獲得したGT500クラスのLEXUS SC430で、タイトルの連続獲得に挑む。またフォーミュラカーのトップカテゴリー、フォーミュラ・ニッポンへの参戦では、継続してエンジンを供給し、トヨタエンジン搭載車のタイトル奪還を狙う。
米国のNASCARについては、最高峰のスプリント・カップ・シリーズ、並びに昨年2年連続のマニュファクチャラーズタイトルと初のドライバータイトルを獲得したネイションワイド・シリーズにおいて、トヨタ カムリで引き続き参戦し、シリーズチャンピオンを目指す。またキャンピング・ワールド・トラック・シリーズでは、昨年4年連続のマニュファクチャラーズタイトルを獲得した同シリーズに、引き続きトヨタ タンドラで参戦し、更なる連覇を目指す。
<参加するモータースポーツ>
クルマの「楽しさ」と「夢」を広げる取り組みであるGAZOO Racing*1の活動として、参加型モータースポーツを推進する。気軽に楽しめる複数のプログラムを3月末のFuji Speedway Motorsports Dream 2010で実施し、お客様の声を取り入れながら、より良いプログラム提供をしていくなど、多くの方々に参加できる機会を増やす活動を行う。 また、ニュルブルクリンク24時間耐久レース*2への参戦は、LEXUS LFAで3回目となり、過酷なモータースポーツにチャレンジすることを通じて、クルマを鍛え、社員自らも参加することにより、いいクルマづくりのための人材育成にも活用する。
上記の活動に加え、世界のトップクラスドライバーの育成を目指し、トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(以下TDP)を推進する。今季活躍が期待される小林可夢偉など、本年は8名のドライバーを選出し、支援する。 また、環境に配慮したモータースポーツの推進と量産車両を含めたハイブリッドシステムの高効率化のために、モータースポーツ用ハイブリッドシステムの開発を継続する。
*1 GAZOO Racing : クルマの楽しさを広げる自動車ポータルサイトGAZOO.comから生まれた活動。 トヨタ自動車(株)のマスターテストドライバーである成瀬弘を頂点とするテストドライバーがレースへの 参戦を通じて車両開発を行うとともに、モータースポーツ活動のサポートなども行っている
*2 正式名称:38th ADAC Zurich 24h Race 2010
【活動および支援計画概要】
1.SUPER GT
・国内レースのトップカテゴリー。GT500クラスにレクサスブランドで参戦。V8 3.4L エンジン(RV8KG)搭載のLEXUS SC430について、TRDを通じチーム支援を行う。
・また、GT300クラスでは、V8 3L(RV8J)を搭載するLEXUS IS350、V6 3.5L(2GR)を搭載するトヨタ カローラアクシオが参戦する。
チーム名 カー
No. 車両 ドライバー 備考 タイヤ
GT
500 レクサス チーム ペトロナス トムス
(LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S) 1 LEXUS
SC430 脇阪 寿一
(Juichi Wakisaka 日本) BS
アンドレ・ロッテラー
(Andre Lotterer ドイツ)
レクサス チーム ルマン エネオス
(LEXUS TEAM LeMans ENEOS) 6 LEXUS
SC430 伊藤 大輔
(Daisuke Ito 日本) BS
ビヨン・ビルドハイム
(Bjorn Wirdheim スウェーデン)
レクサス チーム クラフト
(LEXUS TEAM KRAFT) 35 LEXUS
SC430 石浦 宏明
(Hiroaki Ishiura 日本) TDP BS
大嶋 和也
(Kazuya Oshima 日本) TDP
レクサス チーム ゼント セルモ
(LEXUS TEAM ZENT CERUMO) 38 LEXUS
SC430 立川 祐路
(Yuji Tachikawa 日本) BS
リチャード・ライアン
(Richard Lyons 北アイルランド)
レクサス チーム サード
(LEXUS TEAM SARD) 39 LEXUS
SC430 アンドレ・クート
(Andre Couto ポルトガル) DL
平手 晃平
(Kohei Hirate 日本) TDP
GT
300 レーシング プロジェクト バンドウ
(RACING PROJECT BANDOH) 19 LEXUS
IS350 織戸 学
(Manabu Orido 日本) YH
片岡 龍也
(Tatsuya Kataoka 日本)
エーピーアール
(apr) 31 トヨタ
カローラ
アクシオ 嵯峨 宏紀
(Koki Saga 日本) YH
松浦 孝亮
(Kosuke Matsuura 日本)
エーピーアール
(apr) 74 トヨタ
カローラ
アクシオ 井口 卓人
(Takuto Iguchi 日本) TDP MI
国本 雄資
(Yuji Kunimoto 日本) TDP
TDP:トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム
タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ/MI:ミシュラン
TDPドライバー
2.全日本選手権 フォーミュラ・ニッポン
・ 国内フォーミュラレースのトップカテゴリー。V8 3.4Lエンジン(RV8K)を5チーム8台に供給。
・ タイヤは全車ブリヂストン製を使用する。
TDP:トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム
タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ/MI:ミシュラン
2.全日本選手権 フォーミュラ・ニッポン
・ 国内フォーミュラレースのトップカテゴリー。V8 3.4Lエンジン(RV8K)を5チーム8台に供給。
・ タイヤは全車ブリヂストン製を使用する。
チーム名 カーNo. ドライバー 備考
チーム ルマン (Team LeMans) 7 ケイ・コッツォリーノ
(Kei Cozzolino イタリア)
8 石浦 宏明 (Hiroaki Ishiura 日本) TDPドライバー
ケーシーエムジー (KCMG) 18 平中 克幸 (Katsuyuki Hiranaka 日本)
チーム インパル (TEAM IMPUL) 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
(Joao Paulo de Oliveira ブラジル)
20 平手 晃平 (Kohei Hirate 日本) TDPドライバー
デリッツエフォリエ/セルモ・インギング
(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING) 29 井口 卓人 (Takuto Iguchi 日本) TDPドライバー
ペトロナス チーム トムス
(PETRONAS TEAM TOM'S) 36 アンドレ・ロッテラー
(Andre Lotterer ドイツ)
37 大嶋 和也 (Kazuya Oshima 日本) TDPドライバー
詳しいリリースはこちらをご覧下さい。
Fニッポン第1回公式テスト2日目 -RIJ- (2010/03/09) Official Test Weather:Rainy Course:Wet
2010 Formula Nippon Official Test 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | AM PM | Time | Delay | km/h |
1 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | *1'54.262 1'56.878 | 1'54.262 | - | 182.96 |
2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | *1'54.466 1'56.224 | 1'54.466 | 0.204 | 182.63 |
3 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'55.300 *1'55.281 | 1'55.281 | 1.019 | 181.34 |
4 | 1 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | *1'55.282 Absence | 1'55.282 | 1.020 | 181.34 |
5 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | *1'55.311 1'55.788 | 1'55.311 | 1.049 | 181.29 |
6 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | *1'55.362 1'55.524 | 1'55.362 | 1.100 | 181.21 |
7 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | *1'55.453 1'56.622 | 1'55.453 | 1.191 | 181.07 |
8 | 20 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'56.236 *1'56.078 | 1'56.078 | 1.816 | 180.10 |
9 | 7 | ケイ・コッツォリーノ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | *1'56.384 1'56.743 | 1'56.384 | 2.122 | 179.62 |
10 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | *1'56.571 Absence | 1'56.571 | 2.309 | 179.33 |
11 | 29 | 井口 卓人 | DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | *1'56.766 1'58.329 | 1'56.766 | 2.504 | 179.03 |
12 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | *1'56.919 1'59.993 | 1'56.919 | 2.657 | 178.80 |
13 | T | 立川 祐路 | TOYOTA TEST CAR | TOYOTA RV8K | *1'57.173 No Time | 1'57.173 | 2.911 | 178.41 |
14 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | *1'57.498 1'58.393 | 1'57.498 | 3.236 | 177.92 |
15 | 18 | 平中 克幸 | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'59.870 *1'58.082 | 1'58.082 | 3.820 | 177.04 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
フォーミュラ・ニッポンは8日、鈴鹿サーキットで今シーズン最初の公式テストを午前と午後の2回行い、両セッションともナカジマレーシングの小暮卓史がトップタイムを記録した。
SUPER GTテスト、ファン感謝デーと雨にたたられた鈴鹿サーキットだったがこの日、ようやく上空に青空が戻ってきた。気温はこの時期にしては高め。参加台数は15台。ダンディライアン1号車は不在のロイック・デュバルに代ってリチャード・ライアンがドライブ。トヨタのテストカーに立川祐路が乗り込む。この2人をのぞく13名が昨日体制発表を終えたばかりの今シーズンのレギュラードライバーだ。
午前のテストは10時30分スタート。12時30分までの2時間。代役のリチャード・ライアン(ダンディライアン)が早々にコースレコードの1分40秒510に迫る1分40秒759をマーク。マシンも成し、開発競争でエンジンのパワーもアップ。今シーズンのFN09はかなり速そうだ。さらに、走行を開始した小暮卓史(ナカジマ)が自身の3周目に一気に1分40秒を切る1分39秒577をたたき出した。このタイムはこの後、誰にも上回られることなく、このセッションのトップタイムとなった。
2位には同じく39秒台でアンドレ・ロッテラー(トムス)、3位にはルーキーの山本尚貴が飛び込んできた。山本の速さもさることながら、ナカジマのマシンは今年も現時点では一歩抜き出ていると見ていいだろう。
4位に石浦宏明(ルマン)、5位に伊沢拓也(ダンディライアン)、6位塚越広大(HFDP)の順。
午後2回目のセッションは15時より。ここでも小暮が速い。ニュータイヤを投入し、セッション終了直前に1分38秒618までタイムを詰め、この日の両セッションを制した。30周前後走行するドライバーが多いなか、参加車両中最小の16周でこのタイムを出してきた。
2位には僅差で石浦、3位塚越、4位ロッテラー、5位伊沢とここまでが昨年と同じパッケージのドライバーが占め、6位にルーキー山本。午前より順位を落としたものの驚速小暮に0.7秒差はこの時点で上出来だろう。7位には復帰組のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)がつけた。
他にルーキーではケイ・コッツォリーノ(ルマン)が11位、井口卓人(セルモ/インギング)が最下位と苦戦。新規参入チームでは、井出有治(無限)が13位、平中克幸(KCMG)が12位。ニューカマーがテスト初日から上位陣に肉薄できるほどフォーミュラ・ニッポンは甘くないようだ。
このテストは引き続き明日も行われる。午前が10時~12時、午後が14時~16時の2セッションの予定だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Fニッポン第1回公式テスト -RIJ- (2010/03/08) Practice Session Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Official Test 1 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | AM PM | Time | Delay | km/h |
1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'39.577 *1'38.618 | 1'38.618 | - | 211.98 |
2 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'40.129 *1'38.769 | 1'38.769 | 0.151 | 211.66 |
3 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'40.515 *1'38.855 | 1'38.855 | 0.237 | 211.47 |
4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'39.750 *1'38.970 | 1'38.970 | 0.352 | 211.23 |
5 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'40.173 *1'38.977 | 1'38.977 | 0.359 | 211.21 |
6 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'40.088 *1'39.329 | 1'39.329 | 0.711 | 210.46 |
7 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'41.163 *1'39.513 | 1'39.513 | 0.895 | 210.08 |
8 | 1 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'40.759 *1'39.680 | 1'39.680 | 1.062 | 209.72 |
9 | 20 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'40.520 *1'39.748 | 1'39.748 | 1.130 | 209.58 |
10 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'40.865 *1'39.871 | 1'39.871 | 1.253 | 209.32 |
11 | 7 | ケイ・コッツォリーノ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'41.486 *1'40.133 | 1'40.133 | 1.515 | 208.77 |
12 | 18 | 平中 克幸 | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'42.461 *1'40.586 | 1'40.586 | 1.968 | 207.83 |
13 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'41.860 *1'40.864 | 1'40.864 | 2.246 | 207.26 |
14 | T | 立川 祐路 | TOYOTA TEST CAR | TOYOTA RV8K | *1'41.220 1'41.777 | 1'41.220 | 2.602 | 206.53 |
15 | 29 | 井口 卓人 | DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'43.462 *1'42.854 | 1'42.854 | 4.236 | 203.25 |
- 従来のコースレコード: 1'40.510
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

★★★Press Information★★★―――――――――――――――――――
■2010年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦 ツインリンクもてぎ
◇さらに進化を遂げたフォーミュラ・ニッポン!
超高速バトルがツインリンクもてぎで炸裂する!!
◇チームメイトから最大のライバルへ!
2人のツインリンクもてぎマイスター小暮卓史、L・デュバル、
もうひとりのマイスターA・ロッテラー、三つ巴の対決に注目!!
◇地元パワーさく列! 2年目の塚越広大、ルーキー山本尚貴
栃木県出身の精鋭がツインリンクもてぎを攻める!
◇地元の魅力満載の 栃木県・茨城県感謝DAY を開催!
とちぎ和牛が当たる「とちぎ和牛」ポール・ポジション当て
プレゼントクイズや、チーム監督や名ドライバーによるミニレース、
いばらきメロンカップ「コチラレーシングドリームマッチ」を開催!
◇3月18日(土)チケット発売開始!
・高校生以上の学生にうれしい学割チケットをご用意!
・みんなで観戦するとお得なグループ割をご用意!
・特典いっぱいの「チームサポーターズシート」を2010年も販売!
特典① あなたのシートにドライバーがやってくる!
特典② 優勝したら祝勝会に参加できる!
特典③ 決勝レース直後のコースに入場できる!
特典④ 優勝したら表彰式プレゼンターになれる!
特典⑤ 優勝したらポディウム下の専用エリアに入場できる!
特典⑥ オリジナルグッズプレゼント!
特典⑦ チームグッズプレゼント
※詳細はリリースをご参照ください。
【リリース】
http://mls.mobilityland.co.jp/ct/mg.aspx?id=1003060011
富士スピードウェイリニューアル5周年キャンペーン企画の目玉のひとつとして、3月28日(日)に開催する
“FUJI SPEEDWAY MOTORSPORTS DREAM(FMD)2010”では、「クルマを持つ楽しさ」、「クルマで走る楽しさ」、「クルマを語り合う楽しさ」を提案するトヨタ自動車株式会社のGAZOO Racing プロジェクトが、モータースポーツ初心者の方にも気軽に「車で走る楽しさ」を体感いただける各種プログラムを実施します。
「サーキットを走ってみたい」あるいは「クルマを操る楽しさをもっと知りたい」といったお客様に、
心から楽しんでいただける内容をご用意し、お客様のご来場をお待ちしております。
詳しくはこちら。
FUJI SPEEDWAY MOTORSPORTS DREAM 2010 (PDF)
Text: 富士スピードウェイ株式会社
開催概要のご案内
2010 FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリレース
「もっと鈴鹿 もっと感動」
平素は当社事業に多大なるご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年は、鈴鹿サーキットで3年ぶりとなるF1日本グランプリを、皆様のご支援のもと無事開催させていただく事が出来ました。
重ねて御礼申し上げます。
昨年の日本グランプリは、「安心・安全・快適」をテーマに、ご来場いただくお客様全てにシートをご用意する「全席座席指定」に取り組むことで、生まれ変わった鈴鹿サーキットとともに新しいF1観戦スタイルを提案させていただきました。
また、全国からご来場いただくファンの皆様、そして世界を転戦するチームへのおもてなしの取り組みとして、地元の行政と企業からなる「鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会」が立ち上がり、地域を挙げて皆様をお迎え、お見送りをすることもできました。
22回目となる2010年は、もっと鈴鹿をお楽しみいただきたい、もっとF1で感動していただきたい、という私共の思いを「もっと鈴鹿 もっと感動」のテーマに乗せ、多くの方から寄せられたご意見のもと、観戦環境・イベント・地域連動などをさらに進化させ、これまで以上の感動をお持ち帰りいただけるよう、様々な施策を進めて参ります。
観戦チケットにつきましては、皆様から頂戴したご意見にお応えし、観戦スタイルに合ったチケットをお求めいただけるよう、観戦席の区分と価格を見直し、ファミリー・女性・カメラ愛好家の皆様に向けた対象毎の企画席など、豊富なチケットバリエーションをご用意いたしました。
加えて、より多くのコーナーでF1の走りが見たいという声にお応えして、フリー走行の金曜日はグランドスタンドを除く全ての席を自由席といたしました。
また、秋の3連休開催となる今年の日本グランプリは、期間を通してお楽しみいただけるよう様々なイベントをご用意いたします。
そして決勝翌日のハッピーマンデーにF1日本グランプリの余韻をお楽しみいただけるよう、昨年にも増して充実したイベントを開催する予定です。
金曜日の自由席化と併せて、一日も長く"鈴鹿F1"をお楽しみいただければと存じます。
さらに、鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会には、「地元・地域と密着した『鈴鹿F1日本グランプリ』を日本最大のお祭りに」をテーマに、ご来場いただくお客様の目線に立った最高のおもてなしを目指し、様々な事業に着手いただく予定です。
昨年の日本グランプリでは10万人を超えるファンの皆様にお越しいただきました。
F1をこよなく愛するファンの皆様の声援に鼓舞されたF1ドライバーたちの素晴らしい走りを目の当たりにし、あらためてファンの皆様のパワーが鈴鹿F1の大きな原動力であることを強く確信いたしました。
あの感動を忘れることなく、いつまでも皆様に愛されるよう、鈴鹿F1は進化し続けて参ります。
最後になりますが、ファンの皆様、メディアの皆様ならびに関係各位には、今後も長きにわたり、弊社へのご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
株式会社モビリティランド 取締役社長
大島裕志
2010年F1日本GPプレスリリースの詳細はこちら。
2010年2月28日
鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)では、2月27日(土)、32回目を迎えた「鈴鹿サーキットクイーン選考会」を開催し、新しい鈴鹿サーキットクイーン(32期生)5名を決定いたしました。
2010年は、今回の選考で決定した 32期生 5名と、昨年選ばれた31期生の4名をあわせた
計9名の鈴鹿サーキットクイーンが活動いたします。
彼女たちは、3月20日(土)21日(日)に開催される『2010 AUTOBACS SUPER GT Round1 SUZUKA GT300km』を皮切りに、鈴鹿サーキットで開催されるレースイベントにおいて、勝者を祝福する“幸運の女神”としての役割を担います。さらにゆうえんちモートピア、リゾートエリアで開催されるイベントや、様々なメディアへの出演・ガイド役として、幅広く活動してまいりますので、彼女たちの今後の活躍にご期待ください。【今回の応募総数 約100名】
■鈴鹿サーキットクイーン 第32期生

(写真左から)前田 真実(まえだ まみ/京都府)、長門 亜弥(ながと あや/岡山県)、古川 みゆき(ふるかわ みゆき/福島県)、山岸 美穂(やまぎし みほ/愛知県)、後藤 和江(ごとう かずえ/愛知県)
■2年目を迎える 鈴鹿サーキットクイーン 第31期生

(写真左から)北村 奈緒(きたむら なお/三重県)、小池 淑乃(こいけ よしの/愛知県)、渡部 愛(わたべ めぐみ/三重県)、美村 あや(みむら あや/大阪府)
Text & Photo: 株式会社モビリティランド
2010年3月2日
富士スピードウェイ株式会社
富士スピードウェイ "リニューアル5周年企画"の概要を発表
2005年春のリニューアルオープンから、今年で5周年を迎えることができた富士スピードウェイでは、今シーズン、"ご愛顧いただきました全てのお客様に、心からの感謝!"をテーマに、リニューアル5周年を記念した各種キャンペーンを実施します。
1.リニューアル5周年記念キャンペーン
2.主要5レース※ご来場キャンペーン
3.FISCOライセンスキャンペーン
4.グラスルーツ(草の根レース)応援キャンペーン
※主要5レース
①SUPER GT 第3戦(5/1-2)、②スーパー耐久第4戦(6/26-27)、③Formula NIPPON 第3戦(7/17-18)
④SUPER GT 第7戦(9/11-12)、⑤SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010(11/13-14)
レース観戦やイベント、サーキット走行などでご来場いただくお客様に、よりサーキットライフを楽しんでいただく内容をご用意いておりますので、ご期待ください。
1.リニューアル5周年記念キャンペーン
(1)5周年記念抽選プレゼント
富士スピードウェイで開催する、主要5レースと富士チャンピオンレース第1戦(3/14)~同第5戦(9/26)、FUJI SPEEDWAY MOTORSPORTS DREAM(FMD) 2010(3/28)、ザ・ワンメイクレース祭(6/12-13)・同レース祭夏の陣(8/28-29)にご来場いただくお客様を対象に、"5周年記念抽選プレゼント"を実施します。
会場内で応募いただくと(アンケート付)、抽選で旅行券(10万円相当)などの豪華賞品が当たります。
(2)5周年記念オリジナルステッカープレゼント
富士チャンピオンレース第1戦(3/14)以降、富士スピードウェイにご来場いただくお客様全員を対象に、"5周年記念オリジナルステッカー"をプレゼントします。5周年にちなみ5種類(計30万枚)を順次制作し配布します(無くなり次第終了)。
2.主要5レースご来場キャンペーン
富士スピードウェイで開催する主要5レースを対象に、お得な観戦チケットの販売やお子様向け企画を実施します。
(1)55 Passport (ゴーゴーパスポート)
主要5レースをまとめてお楽しみいただける観戦チケットを、特別価格13,200円 (通常27,500円)で販売します。
特典としてお友達招待券(SUPER GT 第3戦)1枚をプレゼントするほか、レース当日にはパドックパスを9,000円(通常11,000円)でご購入いただけます。
3月19日(金)~4月20日(火)の期間限定販売で、富士スピードウェイ公式サイト(http://www.fsw.tv)およびSUPER GT 第1戦(3/20-21 鈴鹿サーキット)会場内FSW ブース、FUJISPEEDWAY MOTORSPORTS DREAM(FMD) 2010(3/28)の会場内にて販売します。(数量限定のため完売次第終了)
55 Passport、お友達招待券
(2)5周年早割りチケット
SUPER GT 第3戦(5/1-2)の観戦チケットを特別価格4,000円(通常5,500円)で販売します。特典としてレース当日にはパドックパスを10,000円(通常11,000円)でご購入いただけます。
SUPER GT 第1戦(3/20-21 鈴鹿サーキット)会場内FSW ブース、FUJI SPEEDWAY MOTORSPORTS DREAM(FMD) 2010(3/28)会場内にて販売します。
その他主要レースでも早割りチケットの販売を予定しています。(詳細別途発表)
※なお、3/14(日)にお台場MEGA WEBで開催される「2010年 SUPER GT 開幕直前イベント」で、55 Passport、5周年早割りチケット(SUPER GT第3戦)の先行販売を予定しています。
(3)お子様向け企画
主要5レースおよびFUJI SPEEDWAY MOTORSPORTS DREAM(FMD) 2010(3/28)では、ご来場いただくお子様を対象に富士スピードウェイの人気キャラクター"チェカ"を描いたチェカ風船と チェカ飴をプレゼントします(無くなり次第終了)。
また、主要5レースではチェカの着ぐるみも登場し、イベント広場やピットウォーク等でお子様との触れ合いを予定しています。
チェカ
詳しくは富士SWプレスリリースをご覧下さい。