勝ってチャンピオンを決めた小暮(Photo:K.Takeshita)
10月19日、栃木県ツインリンクもてぎでF3最終ラウンドとなる第19戦と20戦の公 式予選と19戦の決勝レースが行われた。 午前中に行われた予選では2戦とも#7パオロ・モンティンが逆転のシリーズタイトル に望みをつなぐポールポジションを獲得した。だが、19戦でモンティンが勝ったし ても2位に#1小暮卓史が入れば#1小暮のタイトルが決定するというきわめて小暮に 有利な形での最終ラウンドの開幕となった。 午後2時にスタートのレースは、2番手の#1小暮が見事なスタートを決めて、#7モ ンティンは出遅れてしまう。「クルマの調子は良かったが、ポールポジションをと った後、プレッシャーがあった」とレース後に#7モンティンは語った。 オーバーテイクポイントの少ないもてぎでは、タイム差のほとんどない2台にとっ ては逆転も難しい状況が予想された。1周目で2台の差は0.9秒、2周目は0.7秒。 3周目で0.6秒までその差は詰まるが、7周目で0.9秒、9周目では1秒を超えてし まった。 14周のレースでは2台の差は2.2秒と開き、明日の20戦を待たずに#1小暮がシリーズ タイトルを決定した。 ウイナーのコメント #1小暮卓史 「クルマのパフォーマンスは予選でもすごく良かったんですが、ドライビングミス もあってうまくまとめられませんでした。あきらめずにスタートに賭けたらうまく いきました。タイム差はないので抑えられるだろうと思いました。2位でチャンピ オンは気持ち悪いので、いつも勝つことをめざしているので勝ててチャンピオンが とれて嬉しいです」 Report:K.Takeshita
2002年10月19日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:曇り/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Car-----------------Lap-GoalTime(Behind)- 1 1 小暮卓史 ダラーラF302/MF204B 14 25'44.463 2 7 P.モンティン ダラーラF302/3S-GE 14 - 2.212 3 8 横溝直輝 ダラーラF302/3S-GE 14 - 15.401 4 3 M.ザンガレリ ダラーラF302/3S-GE 14 - 16.257 5 64 佐藤晋也 ダラーラF302/MF204B 14 - 16.354 6 36 片岡龍也 ダラーラF302/3S-GE 14 - 18.669 7 11 星野一樹 ダラーラF302/MF204B 14 - 19.295 8 18 佐々木孝太 ダラーラF302/3S-GE 14 - 30.218 9 60 澤 圭太 ダラーラF300/3S-GE 14 - 33.648 10 14 石崎英之 ダラーラF399/SR20VE 14 - 37.127 11 33 吉本大樹 ダラーラF302/3S-GE 14 - 41.197 12 12 富澤 勝 ダラーラF302/SR20VE 14 - 42.468 13 37 平中克幸 ダラーラF302/3S-GE 14 - 45.665 14 5 西村秀樹 ダラーラF302/3S-GE 14 -1'01.910 ---------------------------------------------------------------- ※#14石崎、#60澤はBクラス(旧型マシン)。