Japanese F3

F3第18戦 MINE 決勝第1ヒート


クインタレッリまずは第1ヒートを制す (Photo: Motorsports@nifty)

 第18戦決勝の行われるMINEサーキットは、朝は晴れていたものも午後になると上空には厚い黒い雲が広がってきた。ときおり雲間から太陽が顔を見せるが、秋らしい涼しい風が場内を吹き抜けている。

 昨日、クラッシュしたファオ・パウロ・デ・オリベイラは大事をとって18戦決勝レースを欠場することとなった。このためこのレースでポイントランキングトップのロニー・クインタレッリが3位以上に入賞すれば最終大会のもてぎを待たずして彼の今シーズンの全日本F3チャンピオンが決定することとなる。

 午後1時、第18戦決勝第1ヒートのフォーメーションラップが始まった。1周を回ってオリベイラを除く13台がグリッドに整列。スタートを制したのは、ポールポジションのクインタレッリ。予選2位のファビオ・カルボーンはスタートを失敗。予選3位の武藤英紀にかわされて3位で1コーナーに進入。以下、山本左近、リチャード・アンティヌッチ、中嶋一貴、横溝直輝、番場琢と続く。池田大祐はグリッド上でストール。そのままピットに押し戻され、一旦はクルマを降りたがレース中盤にコースに復帰。

 トップに立ったクインタレッリは徐々に後続を引き離しにかかる。その間隔は8周目には2秒あまりに広がった。その後方、2位武藤、3位カルボーン、4位山本、5位アンティヌッチまではそれぞれ1秒前後の間隔。6位の中嶋は遅れ始め後方から7位の横溝に攻め立てられている。

 しかし9周目あたりからトラブルなのか2位との間隔をコントロールしているのかクインタレッリのペースが上がらない。徐々に2位の武藤との間隔が縮まってきた。14周目には1秒あまり、ついに16周目には0.5秒を切った。しかし武藤の追撃もここまで。結局、第1ヒートはこのまま終了した。

 第1ヒートトップは、ロニー・クインタレッリ、2位武藤英紀、3位ファビオ・カルボーン、4位山本左近、5位リチャード・アンティヌッチ、6位中嶋一貴となった。

2004年10月3日 MINEサーキット(山口県) 決勝第1ヒート 天候:曇り/コース:ドライ
全日本F3 -RIJ- (2004/10/03) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 18 MINEサーキット 3.330839 km
PNoDriverCarEngineLapTime/Behind
14ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE2027'51.518
22武藤 英紀LOLA-DOME F106/03M-TEC204C200.610
312ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE201.148
47山本 左近DALLARA F3043S-GE202.427
51リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE205.626
68中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE207.592
73横溝 直輝DALLARA F3033S-GE2013.289
836番場 琢DALLARA F3043S-GE2014.116
914柳田 真孝DALLARA F302SR20VE2019.189
1032小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE2024.742
1119柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE2024.988
1250磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE2043.489
1333池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE128 Laps


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