Japanese F3

F3第12戦 UFJカードカップレース 決勝


Photo: K.Takeshita

 7月7日、三重県鈴鹿サーキット東ショートコースで、昨日の11戦に続いて全日本F3選手権の第12戦が開催された。昨日午前中に行われた予選では、金曜の練習走行から好調だった#64佐藤晋也が初のポールポジションを獲得。2番手は#7パオロ・モンティン、3番手には#1小暮卓史、4番手は#12富澤勝、5番手には#11星野一樹というオーダーとなっていた。

 今日も心配された雨も降らずに11時近くのスタート時刻を迎える。スタートは、ポールの#64佐藤をかわし2番手からスタートの#7モンティンが先行し、これを#1小暮が追うという形となった。オープニングラップは、トップ#7モンティンに続いて0.6秒差で#1小暮がつけ、3位は#64佐藤、4位は#12富澤、5番 手に#11星野、6番手は#33吉本大樹というオーダーになっていた。

 2周目はトップ2台の差は1.2秒。4周目には2秒、7周目には3秒を超える差となり#7モンティンの一人旅となってしまう。9周目に7番手争いの#37平中克幸、#2長屋宏和の争いに注目が集まる。2台は15周を過ぎる辺りまで順位を入れ替え単調なトップ争いに飽きた観衆の注目するところとなった。

 33周のレースは、#7モンティンがスタートから昨日の#1小暮に対抗するようにトップをキープし、7秒の大差を付け5勝目をあげた。シリーズランキングでは再びトップに立った。2位は#1小暮、3位には#64佐藤が表彰台に上がった。

ウイナー、モンティン選手のコメント

 「重要だと思っていたスタートも決められたし、作戦は完璧だったね。昨日アンダーに悩まされていたクルマもダンパーを変えたので調子も良く、他より速いクルマに仕上がった。前半はミラーを見ながらプッシュしたけれど、後はミスないように最後まで走り抜いた。残り8レースで(#1小暮と)5勝した方がシリーズタイトルを手にできるので作戦は難しい。勝つしかないよ。」

Report: K.Takeshita

2002年7月7日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
PNo.DriverCar/EngineLapTime
17パオロ・モンティンDallara F302/3S-GE3335'26.794
21小暮 卓史Dallara F302/MF204B337.358
364佐藤 晋也Dallara F302/MF204B3322.182
412富澤 勝Dallara F302/SR20VE3332.525
511星野 一樹Dallara F302/MF204B3333.477
633吉本 大樹Dallara F302/3S-GE3337.362
737平中 克幸Dallara F302/3S-GE3337.787
82長屋 宏和Dallara F302/MF204B3338.577
936片岡 龍也Dallara F302/3S-GE3339.778
108横溝 直輝Dallara F302/3S-GE3340.915
113マチュー・ザンガレリDallara F302/3S-GE3341.747
125西村 秀樹Dallara F302/3S-GE3346.297
1318中村 裕史Dallara F302/3S-GE3346.989


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