Photo:K.Takeshita
7月6日、三重県鈴鹿サーキット東ショートコースで全日本F3選手権の第11戦が開催された。同日午前中に行われた予選では、#1小暮卓史がポールポジション。2番手は#7パオロ・モンティン、3番手には#64佐藤晋也、4番手は#3マチュー・サンガレリ、5番手には#2長屋宏和というオーダーとなっていた。
心配された雨も降らずにむかえた15時近くのスタートでは、ポールからスタートの#1小暮と#7モンティンが先行する形になる。オープニングラップは、トップ#1小暮に続いて1.0秒差で#7モンティンがつけ、3位は#64佐藤、4位は#3ザンガレリ、5番手に#2長屋、6番手は#8横溝直輝というオーダーになっていた。6番手の#36片岡龍也と8番手の#37平中克幸の2台のトムス勢が出遅れた。
2周目はトップ2台の差は1秒。5周目、コンマ5秒差まで#7モンティンは詰める。このラップショートカットで6位走行の#8横溝がスピンしポジションを下げる。14周目のほぼ同じ場所で#7モンティンがブレーキングミスでコンマ7秒差まで詰めていた差を1.2秒差まで開いてしまう。24周のレースは、#1小暮がスタートからガッチリトップをキープし、4連勝をあげた。シリーズランキングでも#7モンティンとタイの同ポイントに。明日行われる12戦は#64佐藤がPPで、#7モンティンが2番手、#1小暮は3番手からのスタートとなる。
ウイナー、小暮選手のコメント
「スタートはホイールスピンをさせすぎてしまいましたが、なんとかコントロールできました。#7モンティンも良いスタートじゃなく100%プッシュしたんですがなかなか引き離せず、ブレーキングミスで中盤から離れたので精神的に楽になりました。明日は、3番手からですがスタートが勝負だと思っていますので、1コーナーまでの勝負を決めたいと思っています」
Report: K.Takeshita
2002年7月6日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
P | No. | Driver | Car/Engine | Lap | Time |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 小暮 卓史 | Dallara F302/MF204B | 24 | 25'47.318 |
2 | 7 | パオロ・モンティン | Dallara F302/3S-GE | 24 | 1.028 |
3 | 64 | 佐藤 晋也 | Dallara F302/MF204B | 24 | 15.064 |
4 | 3 | マチュー・ザンガレリ | Dallara F302/3S-GE | 24 | 15.802 |
5 | 2 | 長屋 宏和 | Dallara F302/MF204B | 24 | 21.674 |
6 | 11 | 星野 一樹 | Dallara F302/MF204B | 24 | 23.681 |
7 | 36 | 片岡 龍也 | Dallara F302/3S-GE | 24 | 26.199 |
8 | 33 | 吉本 大樹 | Dallara F302/3S-GE | 24 | 27.266 |
9 | 37 | 平中 克幸 | Dallara F302/3S-GE | 24 | 28.081 |
10 | 12 | 富澤 勝 | Dallara F302/SR20VE | 24 | 32.581 |
11 | 5 | 西村 秀樹 | Dallara F302/3S-GE | 24 | 33.929 |
12 | 8 | 横溝 直輝 | Dallara F302/3S-GE | 24 | 44.498 |
=== 以上規定数回数完走 === | |||||
13 | 18 | 中村 裕史 | Dallara F302/3S-GE | 11 | 13 laps |
- Fastest Lap #7 パオロ・モンティン 1'04.004 (3/24) 154.45km/h