星野、小暮、平中と日本人が表彰台を独占(Photo: K.Takeshita)
6月9日、栃木県ツインリンクもてぎで全日本F3選手権の第10戦が開催された。土曜日の午前中に行われた予選では、#7パオロ・モンティンがポールポジション。2番手は#1小暮卓史、3番手には#11星野一樹、4番手は#8横溝直輝、5番手は#3マチュー・サンガレリ、6番手には#37平中克幸というグリッドとなっていた。
気温は30度を超えた昨日よりはしのぎやすいコンディションの中、午前11時からスタートの20周のレースは、PPの#7モンティンに2番手の#1小暮が迫り「クラッチミートは絶妙で#7の横に並べるかと思った」#1小暮が大きくマシンを寄せてきた#7モンティンに行く手を阻まれ、ダートに足を落とす。PPからトップを意地で守ったように見えた#7モンティンが先行し、ラップは重ねるが、スタート時に既にこの行為に対してペナルティが決定されていた。
1周目、トップ#7モンティンと#1小暮の差は1.5秒、3番手は#11星野。12周目になりようやく黒旗が提示され#7は10秒のペナルティストップ。10位までポジションを落としコースに復帰する。これでトップは#1小暮、2位に#11星野、3位は#37平中というオーダーになる。20周のレースは昨日の第9戦に続いて#1小暮が連勝。5勝目の勝ち名乗りをあげた。2位には嬉しい初表彰台の#11星野。3位には#37平中が上がった。
ウイナー、小暮選手のコメント
「後半はリアタイヤがきつくなり(#7モンティンには)ジワジワ離されました。黒旗は全然気がつかずプッシュし続けていたので、急にいなくなってピットインしていたので驚きました(笑)スタートで寄せては来たんですが、ピットインするならもっと早い段階だろうと思っていました。パウロは速いんで次の鈴鹿も2台の戦いになると思います。良い流れでレースを進めたいです」
2002年6月9日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
P | No. | Driver | Car/Engine | Lap | Time |
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1 | 1 | 小暮 卓史 | Dallara F302/MF204B | 20 | 37'17.691 |
2 | 11 | 星野 一樹 | Dallara F302/MF204B | 20 | 18.538 |
3 | 37 | 平中 克幸 | Dallara F302/3S-GE | 20 | 19.429 |
4 | 3 | マチュー・ザンガレリ | Dallara F302/3S-GE | 20 | 22.385 |
5 | 8 | 横溝 直輝 | Dallara F302/3S-GE | 20 | 25.969 |
6 | 12 | 富澤 勝 | Dallara F302/SR20VE | 20 | 27.299 |
7 | 2 | 長屋 宏和 | Dallara F302/MF204B | 20 | 28.899 |
8 | 36 | 片岡 龍也 | Dallara F302/3S-GE | 20 | 29.305 |
9 | * 7 | パオロ・モンティン | Dallara F302/3S-GE | 20 | 30.581 |
10 | 33 | 吉本 大樹 | Dallara F302/3S-GE | 20 | 31.475 |
11 | 64 | 佐藤 晋也 | Dallara F302/MF204B | 20 | 43.201 |
12 | 5 | 西村 秀樹 | Dallara F302/3S-GE | 20 | 46.508 |
13 | 18 | 中村 裕史 | Dallara F302/3S-GE | 20 | 54.375 |
< 以上規定周回数(18周)完走 > | |||||
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