ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP '95全日本GT選手権 Rd.4 FUJI SPEEDWAY GTインサイド・レポート No. 9 1995/ 8/ 12 FMOTOR4版 --------------------------------------------------------------------------- 36.#35 A.リード 「クルマのセッティングは最高。満足している。明日は始めの10ラップくらいを若 干注意深く行ってそれから全開で行く。でもオスカーがね....まあ、長いレースな ので何が起こるかわからない。先ずポディウムを狙って行くよ。マッチもどんどん 速くなっているしね。ボクはジムラッセルのレーシングスクールで先生だよ。彼は 上達しているよ」 37.#35 近藤真彦 「このセッションでは午前中に使ったタイヤで3ラップしかして出来なかった。残 念ながら35秒台には入らなかったけど、何とかなるでしょ。明日ですよ、問題は明 日。36秒台キープで走るつもり」 38.#38 E.コマス 「いまのセッションではニュータイヤは使っていない。午前中に使ったタイヤで 走ったんだ。セッティングに関してはチームが良い仕事をしてくれたので満足して いる。ボクのマシンは94年のマシンでいろいろモディファイしているから95年仕様 より重いんだけど、明日はスタートから飛びだしてトップに立って、そのまま逃げ きりたい。フェラーリは速いけど信頼性ではトヨタが上だと思う。狙って行くよ」 39.#40 O.ララウリ 「メカニックが良い仕事をしてくれたお陰ですべて良い方向に行っている。チーム がうまくセットアップしてくれた。ただパワーはいまひとつだ。70パーセントフル タンクの状態でトライして33~34秒コンスタントで走れた。決勝もこのペースで行 く。50リッター入りで1分32秒600も出ているし。あと、フロントタイヤの磨耗具 合を考えてキャンバー角の調整を指示した。タイヤを持たせるためにね。明日はス タートから飛びだして逃げ切る作戦で行くつもりだ」 40.#39 J.クロスノフ 「セッティングにはほぼ満足しているよ。タイム更新した人は少なかったけど、ボ クは午後のセッションの方がタイムが良かったしね。Aコーナーの走りがスムーズ だった? ドライバーのウデさ! いやジョーク。セッティングが決まって来たと いうことさ」 41.#3 長谷見昌弘 「タイムは精一杯のタイムですね。31秒台はちょっとね... でも1戦1戦クルマは 良くなって来ています。コンスタントにタイムが出ていますし、ロングランのテス トもやっています。決勝は34秒台コンスタントで行くつもりです。フェラーリが前 半は速くて先に行ってしまうでしょうけど、あとはね。コマス、関谷組も来るで しょうね。1戦、2戦、3戦ともにトップ争いはしているので4戦、5戦、6戦は おもしろくなると思いますよ」 42.#8 長坂尚樹 「明日は前半出来るだけ上位グループに着いていって、後半に勝負をかけるつも り。これだけタイムが拮抗してると独走は難しいと思うよ。予選上位はみんなプラ イドあるドライバーばかりだから追いかけて行っちゃうよ。でも見る人にはおも しろいレースになるだろうね。タイヤ交換のタイミングももちろん明日の状況次 第だけど、今日ぐらい涼しいと良いんだけどね。まあ無理だろうけど」 ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP '95全日本GT選手権 Rd.4 FUJI SPEEDWAY GTインサイド・レポート No. 10 1995/ 8/ 12 FMOTOR4版 --------------------------------------------------------------------------- 43.#1 カルソニックスカイライン 思うようにマシンの仕上がらないホシノレーシングでは、チーム全体に重い空気 が漂っている。予選2回目はまず星野がタイムアタックに出たが、ブレーキバラン スが崩れてしまい1コーナーで度々タイヤをロックさせていた。車内からの調整ス イッチも上手く働かずタイムが午前のタイムを更新することができなかった。「今 日の結果? ノーコメントだよ。話すことはないなぁ」と星野はすげない対応。金 子監督も「マシンのバランスがいまいち。きびしいな」と浮かぬ顔。さらにはチー ムのスクーターまでエンジンがかからなくなって、まさに泣きっ面に蜂の状態だっ た。 44.#5 柏原浩一 「今日はタイミングを外しっぱなしだよ。午前は田中選手に先に走ってもらって、 その後に僕が出たんだけど途中でガス欠になってアタックできず。午後もマシンの セットを決めてから、後半に勝負に出たらコースにオイルが出ていてこれもダメ。 うちも#33と同じように大きいサイズのリアタイヤに換えたんだけど、まだセッ ティングが決まっていない。でも今日走ってだいぶ方向性は出たからね。新しくコ ンビを組む田中選手はまだハコのレースの経験が少ないと言ってたけど、非常に建 設的でタイムもどんどん良くなってます。決勝は2人でコンスタントに行って、上 が潰れたらきっちりと上位入賞といきたいですね」 45.#39 山本マネージャー 「オーバーハング部分の軽量化が効いているみたいですね。熱対策も十分に行った し、灼熱のSUGOのテストも良い経験になっています。うちはルマンまでは何に も出来なかったですから、やっとGTCのための開発が始まったばかりなんです。 明日はこれくらいの温度だったら行けると思います」 46.予選レポート ハッキリしない天気の中で'95GTC第4戦の予選がスタートした。午後にはに わか雨が降るという情報もあったため、ほとんどのチームが午前中の予選を全力で アタックした。中でもライバル達を驚かせたのは、0.ララウリのドライブする#40 タイサンスターカードF40であった。かつてのスポーツカー世界チャンピオンは、 その時点でライバル達に2秒以上差を付ける1分31秒139という驚異的なタイムを 叩きだした。それを現在のGTC最速男であるE.コマスが果敢に追ったが、40台 以上というマシンが一斉にアタックしているために、コースが非常に混雑してお り、渋滞をかき分けてのアタックとなり、コマスをもってしても31秒台入れるのが やっとであった。午後の2回目の予選は雨こそ降らなかったが、混雑した状況は相 変わらずであり、午前中にタイヤを使いきってしまったチームが多かったことも あって、午前中にタイムアップが出来なかったスカイライン勢がアップしたに留 まった。注目されたのは、1分33秒が見えるところまでタイムアップした#88レイ ンXタムラ ディアブロと、33秒宣言まで行ってアタックし1分34秒台を記録して いる#19JUNスカイラインであった。 47.#40 O.ララウリ(予選総合1位) 「メカニックが良い仕事をしてくれたお陰ですべて良い方向に行っている。チーム がうまくセットアップしてくれた。ただパワーはいまひとつだ。70パーセントフル タンクの状態でトライして33~34秒コンスタントで走れた。決勝もこのペースで行 く。50リッター入りで1分32秒600も出ているし。あと、フロントタイヤの磨耗具 合を考えてキャンバー角の調整を指示した。タイヤを持たせるためにね。明日はス タートから飛びだして逃げ切る作戦で行くつもりだ」 .E43.#1 カルソニックスカイライン 思うようにマシンの仕上がらないホシノレーシングでは、チーム全体に重い空気 が漂っている。予選2回目はまず星野がタイムアタックに出たが、ブレーキバラン スが崩れてしまい1コーナーで度々タイヤをロックさせていた。車内からの調整ス イッチも上手く働かずタイムが午前のタイムを更新することができなかった。「今 日の結果? ノーコメントだよ。話すことはないなぁ」と星野はすげない対応。金 子監督も「マシンのバランスがいまいち。きびしいな」と浮かぬ顔。さらにはチー ムのスクーターまでエンジンがかからなくなって、まさに泣きっ面に蜂の状態だっ た。 44.#5 柏原浩一 「今日はタイミングを外しっぱなしだよ。午前は田中選手に先に走ってもらって、 その後に僕が出たんだけど途中でガス欠になってアタックできず。午後もマシンの セットを決めてから、後半に勝負に出たらコースにオイルが出ていてこれもダメ。 うちも#33と同じように大きいサイズのリアタイヤに換えたんだけど、まだセッ ティングが決まっていない。でも今日走ってだいぶ方向性は出たからね。新しくコ ンビを組む田中選手はまだハコのレースの経験が少ないと言ってたけど、非常に建 設的でタイムもどんどん良くなってます。決勝は2人でコンスタントに行って、上 が潰れたらきっちりと上位入賞といきたいですね」 45.#39 山本マネージャー 「オーバーハング部分の軽量化が効いているみたいですね。熱対策も十分に行った し、灼熱のSUGOのテストも良い経験になっています。うちはルマンまでは何に も出来なかったですから、やっとGTCのための開発が始まったばかりなんです。 明日はこれくらいの温度だったら行けると思います」 46.予選レポート ハッキリしない天気の中で'95GTC第4戦の予選がスタートした。午後にはに わか雨が降るという情報もあったため、ほとんどのチームが午前中の予選を全力で アタックした。中でもライバル達を驚かせたのは、0.ララウリのドライブする#40 タイサンスターカードF40であった。かつてのスポーツカー世界チャンピオンは、 その時点でライバル達に2秒以上差を付ける1分31秒139という驚異的なタイムを 叩きだした。それを現在のGTC最速男であるE.コマスが果敢に追ったが、40台 以上というマシンが一斉にアタックしているために、コースが非常に混雑してお り、渋滞をかき分けてのアタックとなり、コマスをもってしても31秒台入れるのが やっとであった。午後の2回目の予選は雨こそ降らなかったが、混雑した状況は相 変わらずであり、午前中にタイヤを使いきってしまったチームが多かったことも あって、午前中にタイムアップが出来なかったスカイライン勢がアップしたに留 まった。注目されたのは、1分33秒が見えるところまでタイムアップした#88レイ ンXタムラ ディアブロと、33秒宣言まで行ってアタックし1分34秒台を記録して いる#19JUNスカイラインであった。 47.#40 O.ララウリ(予選総合1位) 「メカニックが良い仕事をしてくれたお陰ですべて良い方向に行っている。チーム がうまくセットアップしてくれた。ただパワーはいまひとつだ。70パーセントフル タンクの状態でトライして33~34秒コンスタントで走れた。決勝もこのペースで行 く。50リッター入りで1分32秒600も出ているし。あと、フロントタイヤの磨耗具 合を考えてキャンバー角の調整を指示した。タイヤを持たせるためにね。明日はス タートから飛びだして逃げ切る作戦で行くつもりだ」 GTアソシエイション事務局 インサイドレポート担当 古屋 知幸 = MGG01235=