COSMO OIL RACING TEAM CERUMO '94全日本F3000選手権第9戦 予選 混乱の予選でアンラッキーな7位  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1994年11月12日 富士スピードウェイ 天気(午前/午後):晴/晴 気温(午前/午後):20゚C/20゚C 富士で今季最後のF3000となる全日本F3000選手権第9戦の予選が、富士スピード ウェイで開催された。COSMO OIL RACING TEAM CERUMOのドライバー、黒澤琢弥は、予 選2回目に1分16秒373を記録し、予選総合7位となった。 ■予選1回目(10:10~11:00) 風はひんやりしたものがあるものの、気温は20度と11月とは思えないほどだった。黒 澤は予選25分過ぎに最初のコースイン。フロントタイヤの状況が今一つだったので2 周でピットに戻り、タイヤの左右を入れ替え、サスペンションの微調整を行った。35 分過ぎに再度コースイン。ゆっくりと3周ほど走った後、黒澤は徐々にタイムを上げ、 6周目には1分16秒948、ポジションも4番手となる。黒澤はこの後も周回を続け、1 分16秒634までタイムを上げ、午前の予選を5番手で終えた。 ■予選2回目(14:00~15:10 2回計20分の中断あり) 午前の状況を基にセッティングを変更したので、1回目に使用したタイヤのままで黒 澤はコースオープンと同時に積極的に周回を開始。5周目には1分16秒844とこの時 点でのトップタイムをマークした。ピットに戻ったところで、コース上にストップし たマシンが出たため8分間の予選中断があった。予選が再開するとマシンのコンディ ションを確かめ再度コースに出た。予選残り15分の時点でニュータイヤに履き替えて タイムアタック。しかし、ダンロップコーナーでコースアウトしてしまう。幸いにマ シンにダメージはなくすぐにピットに戻った。その直後に最終コーナーでクラッシュ したマシンがあり、再度の赤旗中断となった。予選再開後の残り時間はわずか10分。 コース上は最後のアタックを行うマシンで混雑した。黒澤もアタックのタイミングに スローカーに引っかかり、思うようにタイムを伸ばせず、1分16秒373と午前のタイ ムをわずかに更新したに留まった。この結果により黒澤は予選総合7位となった。 ◆黒澤琢弥選手のコメント 午前はタイヤがしっくりしなくて、1度ピットに戻りました。マシンはややダウンフォ ースが足りないようでした。午後にはマシンは良くなったのですが、ダンロップコー ナーでオイルに乗ったのか急にテールが滑りコースアウトしてしまいました。マシン にはダメージがなく、予選再開後にアタックしたのですが、ことごとくスローカーに 引っかかり、1周として満足に走れませんでした。富士はこのグリットからでも勝て る可能性があるので、決勝は気分を入れ替えて攻めて行きます。 ◆チーム監督のコメント マシンはいい出来ですので、前回の富士から大きな変更はしていません。今日はツキ のない日だったということです。マシンには問題がないので、決勝ではいい結果を残 せると思います。 ●予選結果 No.11 黒澤 琢弥 コスモオイル ローラT94 無限 BS 予選1回目:1'16.634(5位) 予選2回目:1'16.373(7位) 予選総合7位 決勝スタート:4列目の7番グリッド