COSMO OIL RACING TEAM CERUMO '94全日本F3000選手権第5戦 予選 今季初のフロントロー獲得!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1994年7月30日 スポーツランドSUGO 天気(午前/午後):曇り 気温(午前/午後):26゚C/28゚C 全日本F3000選手権第5戦の予選が7月30日、スポーツランドSUGOで開催された。心 配された天候も好転し、激しい予選が展開された。COSMO OIL RACING TEAM CERUMOのド ライバー、黒澤琢弥は予選1回目に1分8秒989を記録し、この結果で予選総合2位を 獲得した。黒澤は、7月31日の決勝レースを1列目からスタートすることとなった。こ のレースでは前戦で使用した94年型でなく、サスペンションをモディファイした昨年型 のローラT93シャシーを使用した。 ■予選1回目(11:00~12:00) 予選開始前には雨は上がり、コースの一部がウェット。まずレインタイヤでコース イン。そして、徐々に乾いていく路面に合わせ、インターミディエイト、カットス リックへとタイヤを換えて22分過ぎに1分13秒771までタイムを縮めた。この後、黒 澤は状況を見るためピットで待機、終了15分前にスリックタイヤを装着し、本格的 なアタックを行う。このアタックで1分9秒513のトップタイム。一度ピットに戻 り、サスペンションのバランスを調整。この間にトップを奪われるが、予選終了直 前のアタックで1分8秒989を叩きだし、トップを奪還した。 ■予選2回目(15:00~16:00) 午後には青空も見え、雨の心配はなくなった。午前にトップタイムを出した黒澤 は、他チームの状況を見ながらアタックのタイミングを計る。30分過ぎに午前に使 用したタイヤを履きコースインし、1分9秒中盤のタイムを記録。そして、ニュー タイヤを装着し、終了10分前に最後のアタックに入った。その直後に、チーバー選 手が黒澤のタイムを更新しトップに立つ。黒澤も最終コーナーでフロント翼端版が 芝生にはみ出るほどのハードなアタックを行うが、午前に出した自己ベストタイム を更新できなかった。 ◆黒澤琢弥選手のコメント マシンは非常によく仕上がっていました。午前の感じでは、まだ余裕のあるようで タイムアップできると思ったんですが。これはドライバーがまだまだ力不足なんで しょう。しかし、結果的に決勝レースは1列目の外側スタートとなったので、スター トダッシュには有利だと思います。1コーナーに1番に飛び込んで、そのままゴー ルまで行くつもりです。 ◆チーム監督のコメント フロントローからのスタートですので、予選はまずますでしょう。テストで決勝用 のセッティングも上手くいっているので、いい結果が残せると思っています。マシ ンの変更は、6月にここで行ったテストで94年型よりも良いタイムが出せたからで す。94年型も現在改良を加えており、両方のシャシーをテストをしていい方を次戦 に使用する予定です。 ◆予選結果 No.11 黒澤 琢弥 コスモオイル ローラT93 無限 BS 予選1回目:1'08.989(1位) 予選2回目:1'09.125(5位) 予選総合2位 決勝スタート:1列目アウト側