COSMO OIL RACING TEAM CERUMO '94全日本F3000選手権第4戦 予選 2列目スタートから連続の表彰台を狙う  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1994年5月21日 鈴鹿サーキット 天気(午前/午後):晴/曇り 気温(午前/午後):21゚C/19゚C 全日本F3000選手権第4戦の予選が5月21日、鈴鹿サーキットで開催された。風の 影響かコース上にホコリが多く、路面温度も予想よりも上がらずに滑りやすい状況だっ た。このコンディションの中、COSMO OIL RACING TEAM CERUMOのドライバー、黒澤琢 弥は予選2回目にベストタイムの1分43秒458を記録し、予選総合4位となった。この 結果、黒澤は22日の決勝レースを2列目のグリッドからスタートすることとなった。 ■予選1回目(9:50~10:50) 路面は滑りやすく、コンディションとしては良くなかった。チームでは予選時間の後 半にアタックする作戦を採った。45分過ぎにコースインした黒澤は、滑りやすい路面 とスローカーに悩まされながらも、最初のアタックで1分45秒794を出し、この時点で 4番手。ピットには戻らずに、そのまま2回目のアタックに入った。ここで1分45秒 302を記録、さらに終了直前に1分45秒096とタイムを更新し、黒澤は3番手で予選1 回目を終えた。 ■予選2回目(14:10~15:10) 午後になると上空は雲が増え、風も強くなり、気温・湿度ともに午前より下がった。 オーバーステアの対策を済まし、10分過ぎに午前に使用したタイヤを履いて、黒澤は 最初のコースイン。リアのサスペンションを微調整し、最初のアタックで午前のタイ ムを上回る1分45秒031を記録。更にサスペンションを煮詰め、タイヤを新しいもの に交換し、終了15分前に最後のタイムアタックを行った。そして終了5分前に1分43 秒458のベストタイムを記録し、この予選2回目の4番手となった。このタイムで、 黒澤は予選総合でも4位となった。 ◆黒澤琢弥選手のコメント 午前は路面が非常に滑りやすく、多少オーバーステアで、アタックの時はスピンしそ うなほどでした。午後の予選もあるので、この時点では無理しませんでした。午後は マシンの対策も済み、自分としてはポールポジションを狙っていただけに、不満足な 結果です。決勝はスタートが重要なポイントとなるので、まずここに集中していきた いと思います。 ◆チーム監督のコメント マシンには、全く問題がありませんでした。路面が滑りやすかったので、午前は少々 オーバーステアの傾向はありました。午後にはこの対策も上手くいき、チームとして もポールポジションを期待していたので、この順位は残念です。マシンは非常にいい 状態に仕上がってきましたので、決勝レースは前戦より更に上を目指してがんばりま す。 ◆予選結果 No.11 黒澤 琢弥 コスモオイル ローラT94 無限 BS 予選1回目:1'45.096(3位) 予選2回目:1'43.458(4位) 予選総合4位 決勝スタート:2列目の4番グリッド