《TOM'S グループAニュース》 9月19日(日) 【1993 All Japan Touring Car Championship Rd.7 : Tokachi 300 km Race 】 月日 1993/09/19(日) 天候:晴れ 路面:ドライ 観客:44,600人 サーキット:十勝インターナッショナルスピードウェイ ************************************************************************ 36トムスレビン 3クラス リタイヤ(予選第1位) 37トムスレビン 3クラス リタイヤ(予選第9位) ☆ 1993年全日本ツーリングカー選手権もいよいよ終盤戦に突入し、チャンピオン 争いも大詰めに入った。 その後半戦、皮切りの舞台は、広大な十勝平野に今年 5月オープンした北海道初の国際格式サーキット、十勝インターナショナルスピー ドウェイである。 道内で初の、本格的モータースポーツイベントとあって、さまざまな付帯イベン トが行なわれたが、とりわけトヨタチームトムスは、来年からグループAカーに 代わって登場するニューツーリングカー「トヨタコロナ」を持ち込み、関谷正徳 のドライブでデモンストレーション走行させるなど大いに注目を集めた。 ・ 昨日行なわれた公式予選は、金曜日までの晴天とはうって変わっての雨の中、 予選第1回目がスタートしたが、徐々に天気が回復することが見込まれていたた め、各チームともタイムアタックを行なわず、午後の予選第2回目に予選用タイ ヤを温存する作戦をとった。 ところが、雨は止んだものの、予想以上にコースコンディションの回復が遅く、 濡れた部分が残ったまま予選用タイヤを使いこなさなければならない、非常に難 しい状況となった。 ギリギリまで機会をうかがっていた36、37のトムスレビンは、終了10分前にタ イムアタックを開始した。 この数少ないチャンスに会心の走りで勝負を決めた のは、36P.H.ラファネルであった。 チェッカーフラッグの出る直前の最後 の1ラップで、宿敵14、100のシビックを抑える2分19秒214 を叩き出して、みご とポールポジションを獲得したのである。 ☆ 本日行なわれた決勝は、朝から晴天に恵まれる爽やかな天候の中で開催された。 23台のマシンは午後1時43分にスタート。 ・ 3クラスは序盤から荒れたレース展開となった。 1周目、ヘアピン手前のコーナーで72BNW-M3がスピン。直後にいた36ラファ ネルはなんとか避けたが、3位にポジションダウンし、また9位からスタートし た37星野薫は、たまたま星野の進路を阻むようにストップしてしまったこのM3 に激突、マシンに大きなダメージを受けてしまった。 なんとかピットにたどりつき、メカニックの応急修理で再びコースに復帰した 星野であったが、前回の第6戦筑波で素晴らしい走りを見せた田中哲也に代わる ことなく、25周目に力尽きた。 ・ この混乱に順位を上げて、トップに来たのは32シビックであったが、14周目に コースアウトしてリタイヤ。 代わってトップとなったのは、後方から追い上げ てきた25カローラであった。 しかし、これも24周目にエンジントラブルでリタ イヤしている。 各車タイヤ交換と給油、ドライバーチェンジを終えた35周目の順位は、1位100 2位36、3位14、4位19、5位5、6位33であったが、その後、14がエンジン不 調で離脱、5もドライブシャフト破損で姿を消した。 ・ 36関谷は2分17秒の安定したペースで走行し、2位をがっちりキープしていた が、終盤の48周目、突然エンジンが悲鳴を上げてしまい、何とも惜しいリタイヤ を余儀なくされた。 -- リザルト省略 -- 提供:(株)TOM'S テクニカルセンター * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *