●インターナショナル鈴鹿1000kmレース経過 今年唯一の耐久レースとなった鈴鹿1000kmレースは、午後1時、快晴 の空の下でスタートした。 スタートからトップに立ったのはNo.27・フロムAニッサンR91CK。それにNo. 25・伊太利屋ニッサンR92CPが続く。トップ2台は快調に周回を重ね、4周目 にはN1マシンをラップ遅れにし始める。 オープニングラップでは、ヨーロッパから遠征してきたNo.47・ポルシェが ヘアピン先でクラッシュし、リタイア第1号となった。 6周目にはIMSA-GTUのNo.84・マツダRX-7が、やはりヘアピン先でスローダ ウン。そのままコースサイドにマシンを止めてリタイア。 さらに予選不通過ドライバーがいたために、グリッドの後尾からスタートし、 順調に順位を上げていたIMSA-GTOのNo.11・シボレー・カマロが、スローダウ ンしてピットイン。左リアのアクセル(ドライブシャフト)が壊れており、そ のままリタイアすることになった。 トップ2台のCカーに続き、IMSA-GTPLのアキュラNSX・スパイスが3位を安 定して走行。その後方で、No.2・カルソニック・ニッサン・スカイラインGT-R とNo.48・フォード・マスタングが4位争いとGTクラスのトップ争いを展開。 17周目にマスタングがカルソニック・スカイラインの前に出たが、22周目にカ ルソニック・スカイラインが4位を奪い返す。 トップ5台の順位は、ずっと安定していたが、72周目になって異変が起きた。 No.2・カルソニック・スカイラインが、デグナーでスピン。2回目のドライビ ング中だった影山正彦は再スタートしたが、左前タイヤをバースとさせ、その 周囲のカウルも破損したために、スロー走行でピットイン。マスタングに4位 を奪われることになった。 カルソニック・スカイラインは、タイヤ交換をし、カウルのテーピングを施 してスタートしたが、次の周にはピット前をスロー走行。その次の周になって 再びピットインし、ブレーキのエア抜きをするなど、長時間ピットに留まり、 16位まで順位を落とすことになった。 さらに80周目、No.25・ニッサンR92CPがデグナーでスピン。再スタートして チェックのためにピットインしたが、カウルを開き、ターボのウエストゲート あたりをチェック。これでトップのNo.27・フロムAニッサンに2周遅れとな った。 すがやみつる(SDI00104)/RIJ/鈴鹿