《TOM'S グループAニュース》 8月22日(日) 【1993 All Japan Touring Car Championship Rd.6 : '93 Race de Nippon】 月日 1993/08/22(日) 天候:曇りのち快晴 路面:ドライ 観客:46,500人 サーキット:筑波サーキット ************************************************************************ 36トムスレビン 3クラス 第3位 (予選第2位) 37トムスレビン 3クラス リタイヤ(予選第8位) ☆ 全日本ツーリングカー選手権シリーズ第6戦、「93年レース・ド・ニッポン」 が、22日筑波サーキットにおいて公式スケジュール最終日を迎え、決勝が開催 された。 ・ 水曜日よりサーキット入りしたトヨタチームトムスは、木曜日の占有走行、 金曜日の公開練習とセッティングに務めた。 昨日行なわれた公式予選では36関谷正徳がライバルの 100無限シビックとまっ たく同タイムの1分00秒633 を記録、100 無限シビックのタイムが関谷よりも マークした時間が先だったため、予選は2位に決定したが、第4戦・鈴鹿より 投入した17インチタイヤ+スーパーストラットサスペンションの熟成が、いよ いよ進んだことを周囲に大きくアピールし、宿敵シビック勢に危機感を与えた。 一方、37トムスレビンは、星野薫がタイムアタックしたが、アタック中に遅 い車に阻まれてしまい、1分01秒474 の8位に留まった。 ☆ 本日は首都圏に近いサーキットということもあってか、早朝から多数の観客 が詰めかけ、またようやく夏らしい日差しが照りつけたため、パドックは熱気 に溢れていた。 ・ 12時30分のコースインに先立ち、グループA最後の年ということで、ドライ バー紹介がコース上で約20分に渡って催され、ドライバー一人一人にインタビュー が行なわれた。 この中で関谷は「打倒シビック」を力強く宣言し、観客席は 大いに湧いた。 ・ そして13時01分、25台のマシンが第1コーナーを目指してスタートした。 関谷の言葉通り、36関谷と 100中子修のトップ争いはすさまじかった。 関谷はスタートこそ2位であったが、オープニングラップで1位に躍り出て、 両者一歩も譲らないテール TO ノーズの大バトルが16周に渡って繰り広げられ たのである。 決着は、17周目の第2ヘアピンでついた。 100 が36のインを狙った時、両者が接触、これにより100 は大きく順位を下げ、 次の周ピットインしたため優勝戦線から脱落。 一方関谷は右ドアにダメージ を受けただけで踏みとどまったが、トップを14シビックに譲ることになった。 ・ 同じ頃、混戦模様の3クラスで1台、素晴らしい速さを見せていたのが、37 田中哲也であった。 初のスタートドライバーを務めた田中は、3周目に1台、 9周目に1台とグングン順位を上げ、17周目には4位にポジションアップして いた。 ところが、まさにこれからという19周目、突然スローダウン。 エンジントラブルが起こってしまい、メカニックが見つめるストレートで静か に車を止めた。 ・ その後レースは、上位を走るマシンに次々とトラブルが襲うサバイバルレース となった。 28周目、33シビックが第2ヘアピンで車が横転してしまう大クラッ シュ。 レースは33周から11周ペースカーが入る形で続行された。 36関谷は、62周目にP.H.ラファネルにバトンタッチしたが、83周目、ラファ ネルがエンジントラブルで緊急ピットイン。 幸い、約5分のタイムロスでコー スに復帰したものの、6位に順位を下げた。 しかし、4位の19カローラ、1位の14シビックにトラブルが発生して、4位に なると、レース終盤の 124周目には14に代わりトップを走っていた32シビックが 最終コーナーでタイヤが外れてクラッシュして、3位に再浮上、133周でチェッカー フラッグを受けた。 結局レースは予選1位から8位までの全マシンにトラブルが起こり、予選9位 の 5カローラが1位、予選10位の77シビックフェリオが2位に入った。 -- リザルト省略 -- 提供:(株)TOM'S テクニカルセンター * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *