《全日本F3000》 ☆ CABINリリース 4月10日 ポールで始まったキャビン・デー --------------- 1位:黒澤琢弥 Lola T92/50・DFV 1分14秒854 (コースレコード) 3位:星野一義 Lola T92/50・DFV 1分15秒271 (コースレコード) 8位:服部尚貴 Lola T92/50・Migen 1分16秒170 ---------------------------------- ☆ 公式予選 午後、天候が悪化することが予想されたため、各チーム午前中に2セットの タイヤを用いてタイムアタック。 セッション開始10分過ぎに黒澤が1分17秒 951 を記録してトップに立ち、ペースメーカーとなった。 その後黒澤はベストタイムを更新してトップを守ったが、セッション開始後 40分、アピチェラ選手にトップの座を譲る。 黒澤は逆転を期し、2セット目のタイヤを装着してタイムアタックにかかるが、 1コーナーで姿勢を崩したため走行を一旦中止。 ピットインして再度アタック しなおした。 セッション残り5分となったとき黒澤は1分15秒571 を記録して首位を奪回。 しかし、その後星野が1分15秒271 を記録してこれを逆転した。 この結果、星野が1位、黒澤がアーバイン選手に続く3位、服部はコースの 混雑に紛れて11位で午前中のセッションを終えることとなった。 午後のセッションを前にしてみぞれが降り始め、コースは完全にウェット状態 となった。 しかしマシンが走行するうちにコースは徐々に乾き、セッション 終了直前にスリックタイヤでのアタックが可能なコンディションになった。 そこで黒澤は3セット目のスリックタイヤでタイムアタック、1分14秒854 を 記録して予選首位に立つことに成功する。 セッションは残り1分強のところで赤旗中断となって打ち切られたため、ここで 黒澤の初ポールポジションが決定した。 ☆ キャビン・レーシングドライバーのコメント <黒澤琢弥> 午前中、2セット目のフレッシュタイヤを履いてタイムアタックに掛かった ら、第1コーナーの進入でなぜか左のフロントをロックさせてしまった。 これはうまく立て直したんだけれど、今度はコーナーの立ち上がりで外側に膨 らんでしまった。 なんとかこらえようとして横走りして頑張ったんだけれど、 もう一度ふらついてしまったので、そこでアタックを中断してピットに戻り、 タイヤを左右入れ替えてアタックをやり直した。 でもこの間にタイヤが冷えてしまったらしく、タイムが伸び悩んだのが残念だ。 でも午後はまったく問題なし。 コースの一部には水が残っていたけれど、100Rでスピードに乗せることが できた。 ポールポジション、それも冠レースでのポールはやはりうれしい。 <星野一義> 富士スピードウェイでの決勝レースは、スターティング・ポジションはそれ ほど関係ないんだ。 だから、絶対にチャンスはある。 そのかわり、後ろにいる選手にも油断はできないから、安心はできないよ。 ポールにこだわる気はなかった。 午後のセッションでは、タイミングを狙ってうまくタイムアタックに入れたん だけれど、赤旗で中断されてしまった。 ちゃんとアタックできなかったから、欲求不満は残るね。 でも、ポールは取れなかったけれど、最高速が伸びているので決勝には近頃な かったくらい自信があるよ。 <服部尚貴> タイムアタックの時、遅いクルマに引っかかってしまった。 そのおかげで、 まったくタイムアタックにならなかった。 ピットで、タイムアタックのタイミングを図っていたんだけれど、けっきょく 大混雑の中に入り込んでしまったんだ。 マシンの感触はよかったのに、残念だ。 午後はコースがすいているところを狙って、絶対にタイムアップするつもり だったんだが、また引っかかってしまった。 開幕戦といい、今回といい、なんだか悪い流れに取り込まれてしまったようで すね。 決勝はスタートで前のクルマをかき分けて、できる限り前へ行こうと思って います。 提供:キャビン・レーシングチーム * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *