◎全日本F3000最終戦・鈴鹿 服部尚貴、F3000初優勝! 全日本F3000最終戦の決勝レースは、予選2位の服部が1コーナーまでに トップを奪い、そのままブッチギリで最終ラップまで逃げきり優勝を飾った。も ちろん初優勝。 2位以下は大激戦。ストレート重視のチーバーに、黒沢琢弥が何度も何度もア タック。コーナー区間では追いつくもののストレートで離される展開。一歩まち がえば接触しそうな状態で執ように迫る黒沢。攻めて攻めて攻めまくり、ついに 21周目の130Rで黒沢がチーバーをパスして2位に。 その後方では12位スタートの鈴木利男が順位を上げる。9周目には早くも6 位。12周目には5位のマルティニを130Rでパス。その直後のシケインで星 野一義がマルティニに追突しマルティニはスピンアウト。激怒したマルティニは 星野のピットへ抗議に走り、自分のピットに戻るとヘルメットを叩きつけた。星 野は前ウィングを傷め、それを引きずったまま走るが、21周目にスローダウン してピットへ。 このまま鈴木が順位を上げ、2位以上に食い込めば鈴木の逆転チャンピオンだ。 だが、その鈴木に今度はスコットがシケインで追突。鈴木もスピンアウトしてス トップした。スコットは20周目のヘアピンでチームメイトのラッツェンバーガ ーにも接触し、リタイアさせており、鈴木が2人目の被害者。スコットもこの後 にピットイン。フロントを交換する。 服部、黒沢の後方は、チーバー、フレンツェン、ダニエルソンの外国人3人が 激しい3位争い。その後に、周回遅れになった星野がつくかたちで終盤戦にもつ れこむ。30周目、ダニエルソンがフレンツェンをダンロップコーナーでパス。 ダニエルソンはチーバーを攻めたてるが、33周目、2人がS字で接触。ダニ エルソンはコースアウト。チーバーはフレンツェンに抜かれて4位にダウンした。 35周を走りきってチェッカーを受けたのは、服部、黒沢、フレンツェン、チ ーバーの順。クロスノフが5位でフィニッシュしたがペナルティで1分加算の1 0位となった。 鈴木利男がリタイアし、チーバーも4位に終わったため、チャンピオンはマウ ロ・マルティニに決定した。 インタビューなどは夜遅くに掲載します。 RIJ-すがやみつる(FMOTOR4 Group Manager SDI00104)/鈴鹿