7月1日午後1時、全日本ツーリングカー選手権第3戦「鈴鹿スーパーツーリン グカー500kmレース」が、1周のローリングの後、35台のマシンが、雨の中、 水しぶきを上げて一斉にスタート。スタート直前、予選2位の#1・リーボック・ スカイラインは、雨足が弱くなったのを見越してタイヤをレインからスリックに交 換するという賭に出た。 しかし、オープニングラップをとったのは星野一義のカルソニック・スカイライ ン。2秒759遅れで長谷見のリーボック・スカイラインが続いた。3位はマルテ ィニのダンロップ・シェラ。その差は早くもトップから7秒906。だが、この3 位につけていたダンロップ・シェラは、スタートでの加速が早すぎたため、30秒 のピットストップのペナルティをとられることになり5周目にピットイン、大きく 順位を落とすことになった。 トップの星野のラップタイムは2分32秒台。シェラのトップが2分38秒台と、 まさにディビジョン1は、スカイライン・クラスとシェラ・クラスに分かれた感じ。 また、この雨が、4WDのスカイラインに、さらに大きなアドバンテージを与える ことになったようだ。 これまでの2戦は300kmのレースだったが、初の500kmレースで、スカ イラインの信頼性も試されることになるだろう。 すがや/鈴鹿