プレス・リリース 全日本F3000選手権シリーズ第6戦 日本信販スーパーカップRD・2 SUGOインターフォーミュラ 7月28日:スポーツランド菅生 レース レース当日の天候は、晴。総観客数は、徹夜組を含めて4万9100人と、スポー ツランド菅生は満員の人手で賑わった。 まず、チーム・レイトンの関谷正徳と田中実は、午前10時からウォーム・アップ 走行においてフル・タンク・テストを行い、フロント・ローからスタートするロス・ チーバーや服部尚貴とほぼ互角の1分13秒後半という現実的なタイムをマークし、 レースを迎えることとなる。 レースは、気温の最も高くなる時間帯の午後1時49分にスタート。心配された1 コーナーでのクラッシュもなく、26台のマシンは滞りなくバック・ストレートへ消 えていった。この中で、関谷はスタート直後の1コーナーでダニエルソンにパスされ、 6番手から追い上げを始めることになる。また、田中は18番手からポジションから 無難にスタートして追い上げを開始した。 その後、レースはポール・ポジションからスタートしたチーバーと服部を先頭にう まいスタートを決めたトーマス・ダニエルソン、そして片山右京、ミカエル・シュー マッハが続くという形で展開した。その後、シューマッハが片山を1コーナーでパス、 そして、前方を走る服部とダニエルソンを猛追しはじめ、さらにダニエルソンが服部 が1コーナーをパスした間隙を縫って2位に浮上した。この間に、後方では小河等と ジェフ・リースが1コーナーで交錯してポジションを下げ、星野一義も単独スピンで リタイヤという波乱が発生。その頃、エディ・アービンとフォルカ・バイドラーを抑 えて6番手を走行していた関谷のマシンは、徐々にハンドリングが悪化しはじめ、ポ イント・ゲットのための守りのレースを強いられていた。そして、コース・レコード をマークしながらアービンとバイドラーを交わしてきた中谷明彦を抑えきれずに、ポ ジション・ダウンを余儀なくされる。そのころ、田中も12番手まで追い上げてきた ところでマシンがグリップしなくなり、悪化したシャーシ・バランスと格闘しながら ゴールを目指す走りに切り替えていた。 レースはポール・ポジションからスタートしたチーバーが、そのままシューマッハ の追撃をかわして逃げきり、中谷はダニエルソンをもかわして3番手まで浮上してゴー ルを迎えることとなる。 関谷は、完走ペースを守るのが精一杯で11番手まで順位を下げ、田中は12番手 で、そのままゴールとなった。 関谷 正徳 「今回は、狙っていただけに残念な結果に終わってしまった。ハンドリングが乱れる まで、マシンは完全だった。何が悪かったというわけじゃないんだけど。でも、スタッ フのみんなは精一杯僕のリクエストに応えてくれた。とても心強かったよ。次の富士 でがんばるよ。」 田中 実 「セッティングに関しては、もう少し、いじれば良かったかなという気がするけど、 これがレースだからね。しんどいレースだったよ。」 提供:チームレイトン