JSPC

JSPC-Rd1:鈴鹿500km日産決勝レース情報(1)

◇1号車が1周目に痛恨のスピン
 スタートを前にして天候は、期待していたほど回復してくれなかった。雨が落
ちてくることはなくなったが、依然とコースコンディションはウエット。
 タイヤのチョイスがとてもむずかしい状況の中でNISMOチームは、レイン
タイヤの浅溝を2台とも装着。グリッドに着くマシンの中にはドライ用のスリッ
クタイヤに溝を切ったカットスリックタイヤをフィットしていたものもあったが、
結局、1台を除いてすべてが浅溝レインを選択した。
 1周のローリングの後にスタートが切られてレースが開始された。P.Pの24
号車は、トップで1コーナーに突入して1周目をリード。1号車もファインスタ
ートを切って順位をひとつ上げて3位に浮上した。しかし、なおも果敢な走行を
見せた1号車の星野一義選手は1周目のスプーンコーナーを立ち上がった地点で
スピン。リヤからクラッシュ、右リヤサスペンションとウイングを大破してしま
った。低速走行でやっとピットにたどりついてメカニックが修理作業に入り、右
のリヤサスペンションをアッセンブリー交換、ウイング交換、シフトリンケージ
交換などをわずか38分で行った。この時点でトップからは19周遅れとなってしま
ったがドライバーは星野選手のまま戦列に復帰した。
 7周目にフロム・エーR91CKニッサンにパスされて2位で走行していた24号
車は、18周目を終了してピットイン、タイヤ交換と、ガソリン補給を行った。
 このピットインは、予定していたものより早いラップで行われた。コース状況
がドライになってきて、浅溝レインタイヤでは厳しくなったことを判断、スリッ
クタイヤに交換した。
 24号車の1回目のピットイン後も引き続き長谷見選手がステアリングを握った。
○1回目のピットイン作業
24号車  18周終了時  タイヤ交換  レイン>スリック
              ガソリン補給 52.1リッター
 1号車  1周終了時    右リヤサスペンション交換
             リヤウイング交換
             ブレーキローター交換
             シフトリンケージ交換
             リヤカウル交換
  提供:日産自動車広報部
 (このリリースから、ディスクで提供していただけるようになりました)


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