●スティーブ・ミレン、ブッチギリで優勝! フォード・マスタングのシュローダーも牙をむく! 午後2時過ぎに、依然として激しい雨の中、IMSA-GTチャレンジ・イン ・富士の第2ヒートがスタート。第1ヒートで優勝したスティーブ・ミレンがポ ールからスタートし、そのまま2位以下に1分以上の大差をつけて優勝した。 2位には、17番手からスタートしたドロシー・シュローダー(GTS/フォー ド・マスタング)が入った。シュローダーはラップごとに順位を上げ、6周目に は4位、11周目には3位、12周目には2位と順位をあげたが、トップのミレンに は届かなかった。 気温設定、水対策などが十分でなく、第1ヒートではエンジンが完全でなかっ たシュローダーのマスタングだが、「第2ヒートまでにはフィックスできる」と シュローダーが述べていたが、その通りにエンジンも快調に回り、激しい水しぶ きを上げながら、JSSクラスのマシンをゴボウ抜きにしていった。 もう1台のニッサン300ZX(デレミー・ディル)も、最後尾スタートながら、 激しい追い上げを見せたが、途中で電気系トラブルでストップ。オールズモビル ・カトラスもヘアピンでコースアウトしてリタイア。マツダMX-6は雨対策が十分 でなかったのか、エンジンが吹け上がらず、早々にパドックに車を引き上げた。 ボブ・レィツィンガーのニッサン240SXも、やはり電気系トラブルに見回れて いたようだ。 アメリカのドライな気候の中で戦っているアメリカン・ドライバーたちにとっ て、富士特有の雨は、かなりきびしかったようだ。気温も低く、レース後、ドラ イバーたちは、ストーブの前にはりついて談笑している。 ●キャンギャル、ストリッパーにされる? 日本のレーシング文化の華(?)キャンペーンギャルも数人、今日の富士に姿 を見せたが、アメリカ人のメカニックたちは、そのハイレグ・レオタード姿にび っくり。「ストリッパーがいるぞ」と口笛を鳴らしていた。彼らが、今日の鈴鹿 ・日本GPの光景を見たら卒倒したかもしれない(?)。 すがやみつる(SDI00104)/富士スピードウェイ