TEAM LEYTON プレス・リリース 3月24日・日曜日 全日本F3000選手権第2戦/オートポリス 決勝レース:観客数5万3千人 レース当日の今日、オートポリスは昨日までの濃霧や強雨がウソであるかのように 晴れ渡り、絶好のレース日和となった。 しかし、チーム・レイトンの関谷正徳と田中実は、その天候とはうらはらに、ウォー ムアップ走行でのタイムがそれぞれ25番手と20番手と奮わず、16号車クルー、15号車 クルーとも決勝てむけてのセッティングを見直さなければならなかった。 決勝までの4時間のインターバルの間に、チームはドライバーと入念なミーティン グを行い、そこで決定したセッティングの方向性も、レース直前の最終ウォームアッ プ走行で確認したチームだったが、突然16号車の関谷のローラのスターター・モーター の調子がおかしくなり、関谷は全く予想外のピット・スタートを余儀なくされてしま う。 そして、レース・スタート。15号車の田中実は絶妙のスタートを切り、ピット・ス タートの関谷も猛然とした追い上げで1ラップ終了後には、最後尾の館選手の真後ろ にまで迫ったが、レースはスタート失敗で赤旗中断となる。 しかし、2度目のレース・スタートは、予想された混乱もなく、田中は23番手グリッ ドから好スタートを切り、再びピット・スタートとなった関谷も1回目のレース・ス タートに勝るとも劣らない勢いで飛び出した。 ところが、先を走る田中のラルトは右リヤのアップライトに異常が発生して17ラッ プ目にリタイヤを喫し、関谷はトップ・グループと同等のタイムでラップを重ねなが らも、追い抜きの極めて難しいコース・レイアウトに惑わされて、最後尾から15番手 まで順位を上げたところでゴールを迎えた。 関谷正徳: 「ピット・スタートは、ほんとに万事休すだった。2回目のスタートは、グリッドか らできると思ってたけど、うなく行かなかったね。それにしても、ここのコースで最 後尾からじゃ、ちょっと追い上げは難しかったよ。もちろん、全力は尽くして走った。 それは、タイムを見てもらえばわかってもらえるよ。マシンのバランスもよかったか らね。でも、もっと走り込んでローラのデータが欲しいなってところが実感だよ」 田中実: 「1回目のスタートは、狙っていたこともあって、本当に会心のできだった。それだ けに、あの赤旗は悔やまれるよ。マシンも、ウォームアップの時より、レース仕様は かなり進んでいたからね。でも、15ラップ目くらいからリヤがおかしいなと思ってい たら、17ラップ目のストレートでガクーンと壊れてしまった。まだ、マシンの初期ト ラブルが出尽くしてなかったんだね、きっと」 提供:チーム・レイトン