全日本F3000

F3000:ミリオンカードカップ鈴鹿Rd.1

●F3000第1戦:ミリオンカードカップ鈴鹿ラウンド1・リポート
 F3000の決勝レースのスタートは、カーカッシがスタート直前にエンジン
をストールさせてスタートディレイ。このため周回数は1周減って34周に。カ
ーカッシはエンジンがかからずピットに引き上げられ、そのままリタイア。関谷
とサロの二人がピットスタートとなる。
 スタートはフォーメーションラップからやり直しとなったが、2回目のスター
トはきれいに決まり、チーバー、バイドラーの順で1コーナーへ。星野がジャン
プアップして3位。服部、鈴木、黒沢、マルティーニの順で続く。
 熟成を進めていたレイナード92Dで走るチーバーは、2位以下に1周1秒ず
つ差をつけて独走体制に入る。2位から10位くらいまでは、ほとんど差のない
接近戦。3周目、鈴木が服部を抜いて3位に上がる。
 3周目、高橋がヘアピンでスピン。コースに復帰するが22番手まで順位を落
とす。サロは5周終了時点でピットインして、そのままリタイア。
 トップのチーバーが大きく差をつけて独走する間、2位のバイドラーを3位の
星野が執拗に攻める。11周目の1コーナーで星野が仕掛けるが、バイドラーは
譲らず。しかし、その次の12周目、ヘアピンで星野がインに侵入。バイドラー
烽アこでは譲って星野が2
秒台後半に。
 17周目、8位で走行していた中谷が、前をいくマールティニを抜いて7位に
上がる。ピットスタートの関谷は、いつのまにかスルスルと順位を上げ、22周
目には松本を抜いて15位に浮上。
 一度鈴木に抜かれた服部が、20周を過ぎたあたりから調子を取り戻しはじめ、
24周目あたりから目の前を行く鈴木にチャージをかけはじめる。3位のバイド
ラーから鈴木、服部までは、ずっとダンゴの走行。
 中盤以降もチーバーはペースをゆるめずファステストラップを記録して、26
周終了時には2位星野に26秒898の差をつける。
 3位争いは、4位の鈴木に服部が接近。その後に黒沢、中谷が迫る4位争いが
激しくなってバイドラーを逃がすかたちに。
 26周目終わりのシケインで中谷が黒沢を抜いて6位に上がる。これで5、6
位は服部、中谷のトステムコンビに。4位争いは黒沢が遅れ、鈴木、服部、中谷
の3人がテール・ツー・ノーズ。この3台の前に周回遅れの池谷が出現。池谷は
3人にコースを譲り、3人のバトルは続く。
 30周目に入ったメインストレートで中谷が服部に並び、1コーナーでインか
ら服部をパス。服部もチームメイトにコースを譲る。この直後、130Rから続
くシケイン入り口で中谷が鈴木に襲いかかったが、2台が接触。中谷は壁にぶつ
かり大クラッシュ。車に閉じ込められたまま出られなくなる。鈴木は無傷で脱出
の模様。
 4、5位が消えて服部が4位に。黒沢が5位、マールティニが6位に。
 残り1周となった33周終了時点で、トップのチーバーは2位星野に32秒の
差。3位はバイドラー。
 最終ラップで古谷がクラッシュ。チェッカーを受けたチーバーの前、1コーナ
ーでクロスノフがクラッシュ。スポンジバリアに火がついて黒煙をあげる。
 中谷は、まだ脱出できていないが、生命に別状はないとのこと。骨折くらいの
重傷ではないかと思われる。ヘアピンでクラッシュした古谷も、マシンの横で倒
れているらしい。
 優勝はチーバー。2位星野。3位バイドラー。4位服部。5位黒沢。6位マー
ルティニ。
 これから表彰式。チーバーは子供を抱いて表彰台に上がった。
 クラッシュ関連の情報は、入り次第掲載します。
  すがやみつる(SDI00104)/鈴鹿


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