FUJI 1000km

富士1000km決勝記者会見

決勝レース終了後の記者会見のコメント(要約)

LMGTPクラスウイナー
#23 NISSAN R391
エリック・コマス「レースで勝てる自信はあった。R391はルマン以来素晴ら
しい進化をエンジンでも、クルマでもシャシーでもルマンの時とは比較に
ならないぐらい素晴らしい進化を遂げていた。ルマンでは5位だった予選
が今回は2位だったので、追いつけると考えていた。タイヤも2スティン
トで良いラップタイムで絶対に勝てると思っていた。スタートはウエット
で、タイヤの選択がハードだったので暖まるまでグリップがなく苦労した
けれど、乾いてきてから長いラップを走るので、ソフトよりも展開を考え
れば正しい選択だった」
影山正美「エリックさんの2スティント用のセットだったので、タイムや
ペース配分考えながらガソリンが重かったけど2スティント行くんで、タ
イヤをいたわりつつピットと交信しながら大事に走りました。今回のレー
スはNISMOの社長から『絶対勝て』というプレッシャーがあったけれど、
予備予選が免除になったのであとは、社長が(日産に)プッシュするんじ
ゃないでしょうか」
本山哲「今回取りあえず391のクルマがルマンの本戦よりポテンシャルが
上がったしルマンの時でも接戦だったのが、ストレート速くなったし、決
勝ラップも良かった。結果的には、ペースカーも入って燃費も良かった。
そつなくこなした仕事になってしまったけれど、今回は自信がありました」

#1 TOYOTA GT-One
片山右京「スタートは急に雨が降り出したので気をつけようと思っていた
んですが、ミシュランタイヤは暖まりが良いので前半逃げました。クルマ
はダウンフォースをつけていたので、アンダーステアが出るようになった。
セーブした時にくだらないミスをしてしまった。クルマが低いんで黄旗が
見えなかったんです。また、最後にスタート・フィニッシュラインを間違え
て穴を埋めようと頑張ったんです。フォーミュラニッポンの3倍の距離は、
長いなあって感じましたね。クルマは速いんだけど…。土屋さんや利男さ
んやチームのがんばりをボクが台無しにしたんで申し訳ないです」
鈴木利男「クルマはすごく良かったです。すごく悔しいし日産には楽にさせ
過ぎちゃった。まあ、レースなんで黄旗とかしちゃいけないけど、しょっち
ゅうあること…。3人でまた思う存分走れたんで、ドライバーとしては楽し
めました」
土屋圭市「スタートはボクと利男さんはモニター見てたけど、右京のがんば
りでこのまま行ければなって言う流れはあった。ポルシェやスープラの陰に
なると(黄旗は)見えない。右京の責任ではないしボクが乗っている時もポ
ルシェの陰になると旗を振っていても見えない。もっと高い位置でないと…。
日産の作戦見つつウチも何パターンか2,1スティントにするか動きを見て
いく感じでした。朝のブリーフィングで毎回フレッシュに交換して攻めると
いう作戦だったけど、日産はタイヤ交換しないでそのまま行くんで、30秒や
られたなっていうのが本音。スタートラインのミスしょうがないし、バッテ
リーの電圧が下がって2分チョイのロス。それにしても日産のレース展開に
は素晴らしいものがあったかな」

GTSクラスウイナー
#60 CHRYSLER VIVER GTS-R
岡田秀樹「序盤のウチにライバルと思われるクルマが後退して、もともと自
分たちの範囲でやろうという中でミスなくやって楽が出来た。充分期待に応
えてくれた」
荒聖治「バイパーでは3回目のレースで、クルマも一番まともな、あすごく
良い(苦笑)のに乗せていただいて良いレース展開が出来て良かった。他が
ペナルティで脱落する中で、無理する必要もなく燃費やブレーキをセーブし
ました」

LMGTクラスウイナー
#81 STPアドバンタイサンGT3R
松田秀士「敵があんまり居なくて緊張感もなかった。とにかく燃費良く走る
のがテーマだったんで、50周ノーチャージなど心がけていた。目標タイムも
あったし、その中で燃費良く走るのがテーマだったので、ほとんど完璧なレ
ースだった。来年ルマンに行って美味しいもの食べて、良い結果を残せるよ
うこれから良い夢を見ます」
ドミニク・シュワガー「当然、勝てたのは嬉しいけれど何よりチームのために
よかった。強烈なライバルも居なくて完走を心がけていた。ミスもなく、タ
イヤも良く、ポルシェも完全なサポートをしてくれた。耐久性が切れたエン
ジンを積み換えてのが良かった。ルマンに来年出れる手伝いが出来て良かっ
た」

GT500クラスウイナー
#35 マツモトキヨシ・トムススープラ
山路慎一「路面が濡れていた危ない状況でのスタートだったので、大事に行こ
うとまわりに翻弄されることなくペースを落として、予選から調子が良かった
クルマをあわてずに自分たちのペースを見つければと思っていました。耐久用
のクルマじゃなく、GTのシリーズでもトラブルはあって、不安材料はあった。
パーフェクトでビックリするぐらい完璧なレースでした」
土屋武士「初めてのスープラで、初めてのチームですべて初めてでした。絶対
ミスしないって言い聞かせてセーブしました。プッシュするのは仕事じゃない
のでピエールと山路さんに渡すことを考えました」

GT300クラスウイナー
石原将光「富士で表彰台なんて夢のようで、皆さんにたくさん迷惑をかけてしま
いました。クルマのセッティングは非常に良かった走りやすくして下さいました」
高橋規一「昨日、ミッションがいかれて予選は走れていない。嘆願書でも出せば
というところで出走させていただいて勝ったんで申し訳ない。3人のノーミスで
2人で砂子さんの貯金をつぶして勝たせてもらいました(笑)」
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JCG00146 竹下 恵一郎



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