全日本GT選手権

太田哲也選手の容体について



 太田哲也選手の所属しますチーム・フェラーリ・クラブ・オブ・ジャパンより、
太田選手の容体に関するリリースを頂きましたので、転載させていただきます。


            太田哲也選手の容体について

                チーム・フェラーリ・クラブ・オブ・ジャパン
                           チーム監督 兼子 眞

 5月3日、静岡県・富士スピードウェイで開催された全日本GT選手権・第2戦の
多重クラッシュに巻き込まれて負傷した太田選手は、まず富士スピードウェイ内・
医務室にて、気道を確保するための挿管チューブの挿入などの応急手当を受けた
後、事故発生から約1時間経過してからフジ虎ノ門病院へ搬送されました。
 富士スピードウェイ・医務室では「熱傷を負っているが生命に別状はない」との
説明を受けました。しかし、フジ虎ノ門病院の広田副院長によると、運び込まれた
時点で太田選手は重体・危篤であり。さらに72時間の生命維持は保証できるが、そ
の先は非常に危険な状態であり、その後、48時間以内に最悪の事態に陥る可能性が
高いという説明を受けました。
 事故発生から2日後の5月5日の夕刻、再度正式なコメントを土田院長に求めた
ところ、太田選手が生存できる可能性はフジ虎ノ門病院では奇跡が起きるのを待つ
しかないということでした。
 そのコメントに基づき、関係者間の協議で熱傷の専門医がいる東京女子医大へ翌
6日に搬送することを決定致しました。以前にも他の病院に移送することは検討さ
れていたのですが、ゴールデンウィーク中のため交通渋滞が激しく、ヘリコプター
も気圧の変化などが心配されたために、決断出来ない状態でした。
 また、移送にも危険が伴い、60%の確立で最悪の事態に陥ると言われていました
が、救急車にフジ虎ノ門病院の広田副院長が付き添い生命維持の努力をして頂きま
した。また、交通渋滞にも遭遇せず、搬送は無事に成功しました。

 東京女子医大の中沢医師は、(数時間遅れていたら危険だったが)なんとか生命
を維持できる可能性が存在すると判断され、皮膚表面面積を確保するための緊急手
術を施しました。手術は成功しておりますが、依然、重体中です。
 さらに本日(11日現在)重度の肺炎とMRSA(感染症)を併発しており、これから
1週間が大きなヤマとなりますので、無菌の集中治療室で頑張っている太田哲也選
手への応援をよろしくお願いします。


以上

                       リリース転載
                       GTインサイドレポート班
                       古屋 知幸 = QYB04322 =


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