Formula Nippon

FN:第1戦鈴鹿公式予選 #40伊沢が初ポール獲得!#41塚越が2位につけダンデライアンがフロントロー独占

全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の公式予選が4月14日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、デビュー5年目の#40伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION)が1分39秒583で自身初のポールポジションを獲得した。2番手には#41塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION)がつけ、チームダンディライアンがフロントローを独占した。

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前に行われた二輪の全日本ロード選手権、JSB1000の公式予選が赤旗により大幅に遅延したものの、これを今日最後の走行にまわすことでフォーミュラニッポンの公式予選は予定通り午後2時にノックアウト方式で開始された。

予選Q1
ここでは参加17台中上位13台が次のQ2に進出する。 午前中の雨は完全に上がっていたものの、路面はまだ所々にウェットパッチが残っている状況で、#31中嶋大祐ら数台がウェットタイヤでコースインしたが、大半のドライバーは最初からスリックでタイムアタックに出て行った。 最初にトップに立ったのは#2中嶋一貴。しかしすぐに#40伊沢拓也、#16山本尚貴らがこれを上回り、10分経過時点では#41塚越広大が1分41秒178でトップに。 ここで各車一旦はピットイン。 再びアタックに出て行ったのは残り7分を切ったところだった。 結局、20分の走行を終えてトップに立ったのは#41塚越。2位#2中嶋、3位#1アンドレ・ロッテラーという結果になり、ここで#10金石年弘、#31中嶋大祐、#62嵯峨宏紀、#18折目遼が予選を終えた。

予選Q2
Q2は7分間の走行で上位8台がQ3進出の権利を得る。 慎重に周回を重ねてタイヤに熱を入れる作業を行う#19J.P.オリベイラとは対照的に、#41塚越は2周目でいきなり1分41秒508を叩き出すと次の周には1分40秒004までタイムを削ってきた。 しかしそれを上回ったのが#16山本。チェッカー直後のアタックで1分39秒603でトップに躍り出ると、#2中嶋も1分39秒988でこれに続いた。 結局ここでは2年ぶり参戦の#8ロイック・デュバル、#39国本雄資、#32小暮卓史、#38平手晃平、#3安田裕信の5台が脱落した。

予選Q3
ポールポジションを決める最後のアタックはQ2終了から10分間のインターバルをおいて7分間で行われた。 各車ニュータイヤを装着し、2周のウォームアップの後にアタックに入ろうとしたが、#16山本がS字一つ目の進入で左後輪をアウト側の縁石に載せてスピンアウト、後ろからバリアに突っ込んでコース上に跳ね返されたため、赤旗中断となってしまった。 走行が再開されたのはおよそ8分後の午後3時丁度。残り時間僅か2分30秒。これではアウトラップを含めて2周でチェッカーを受けることとなる。まさに一発勝負だ。 この戦いを制したのは#40伊沢だ。タイムは1分39秒583。チームメイトの#41塚越はセクター1で伊沢と同タイム。セクター2では上回ったものの、結局今一歩及ばず1分39秒681、2番手に終わり、#2中嶋が3番手となった。

伊沢のポール獲得はこれが初めて。フロントローは2009年の開幕戦富士以来だ。 第1戦決勝は明日午後2時30分より43周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum


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